実践・森田療法 (健康ライブラリー)

著者 : 北西憲二

• 講談社 (1998年12月10日発売)

作品紹介・あらすじ

どうしたら人は苦悩の性質を知り、悩みを活かすことができるのか。対人恐怖、過食症、不安神経症、不潔恐怖、うつ病…。つらい苦しみや悩み、不安、恐怖からあなたを解放する治療の実際を紹介。新しい視点から森田療法を見直し、応用している著者の提言、苦悩にとらわれやすい人に、確かな生の手ごたえをつかむ法を伝授。

感想・レビュー・書評

[seinimentaiさんの感想 · 2020年5月5日]

現代的な森田療法の入門書。興味が持てれば追加でほかの本も読んだほうがよい。

[8898totoさんの感想 · 2009年12月28日]

不安神経症などは排除する物じゃなく「受け入れる」をテーマに色んな症状の治療法を具体的に取上げられていて良かったです。
あとがきの森田氏の生い立ちから森田療法が確立されるまでの経緯も興味深かったです。
すらすら、読みやすいです♪

[鬼塚哲典さんの感想 · 2009年11月16日]

和田秀樹氏推薦

[リボーンさんの感想 · 2009年2月21日]

初心者におススメの一冊です。

[king1984さんの感想 · 2007年4月18日]

あるがままを受け入れろ！恐怖突入！実際にやってみてそのしんどさに気がつく。

[comoさんの感想 · 2007年4月18日]

感情の法則

　?感情はそのまま放任しあるいは自然発動のままに従えば、その経過は山形の曲線をなし、ついに消失する。
　?感情はその衝動を満足すれば、消失する。
ただし、安易な衝動の発散による感情の消失は結果として悪循環を招きやすくなります。
　?感情はその感覚に慣れるに従い、その鋭さを失い、しだいに感じなくなってくる。
　?感情はその刺激が継続しておこるときと、注意をそれに集中するときにますます強くなる。
　?感情は新しい経験によって、それを体得し、その反復によってそれを養成する。

著者プロフィール

1946年生まれ。埼玉県出身。
［現職］森田研究所所長［専門］精神療法学（特に森田療法），比較文化精神医学
［著書］『森田療法の研究』(共編)金剛出版，1989。『「くよくよするな」といわれても』法研，1998。『実践　森田療法』講談社，1998。

「1999年 『癒しを生きた人々』 で使われていた紹介文から引用しています。」