- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062545587
作品紹介・あらすじ
第一線で活躍する作家が手がけた古典現代語訳の決定版シリーズ!読みつがれてきた魅力。あなたのそばに古典を。
感想・レビュー・書評
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昔、ひたすらワクワク読んだな〜
房八一家のいろいろは何回読んでも
そんなんあるかい!と笑うけど… -
先日馬琴が主人公の舞台を見て、人形劇でしか見てないので、一度読んでみようと思ったが、いきなりの古典は大変なので、まずは抄訳版と思って読んでみた。良かったんだけど、話がホンの出だししかカバーしてないんだ。続きが欲しかった・・・ しかし、懐かしいわ、新八犬伝が。
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すっごく面白かった!!!
「"伏"を読む前に!」
と思って手に取った 作品だったが
本当に手にとってよかったと思っている。
最初の伏姫の物語は有り得ないことの連続に圧倒されながらあっという間に終わってしまった。
その後始まる八犬士の物語は偶然のような
必然の出来事が積み重なり綴られていく…。
全て書いてあると思っていたら書いてなかった…!それが残念でした。
なのでサラッと導入部だけ読みたい人にはおすすめかも…。でもしっかり読みたい人にはおすすめしないです。 -
『南総里見八犬伝』は江戸時代に曲亭馬琴が失明しながらも28年かかって書き上げた大作です。巻数は第9輯、冊数は71冊(ふつう5冊から7冊で1巻となり発売されます)にも及びます。この本では前半は原作通り訳され、後半は"そののちのあらすじ"という形でまとめられています。
古文が苦手な為、現代語訳された古典文学ですらなかなか読む気になれなかった私がこの本を手にした理由はやはりこれが栗本さんの編訳によるものだからです。読んでみると昔の話なのに全然古臭くないし、ありきたりでもない。それどころか面白かったです。そしてこの本には物語の面白さだけではなく、勧善懲悪の教訓もありました。
登場人物は、脇キャラである小文吾の妹婿である房八がお気に入りです。最初は嫌いだったんだけど、途中から一転。彼の優しさがとても深くて驚きました。八犬士は八犬士で個性豊かで好きだったし、運命に導かれた数々の巡り合わせには惹かれるものがありました。ただそれでも多少物語がだらだらしていると感じることもありました。