月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062550727

作品紹介・あらすじ

「私を、異界へ喚んだのは、誰?」海に映る美しい月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。試練に身も心も傷つく陽子を救ったのは、信じることを教えてくれた「ただひとり」の友-楽俊。ひとりぼっちの旅は、ふたりになった。しかし、"なぜ、陽子が異界へ喚ばれたのか?なぜ、命を狙われるのか?"その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる。

感想・レビュー・書評

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  • 上巻を読むといつも下巻まで読まずにはいられなくなります。そのまま一気に読みたくなる物語。
    十二国記にどっぷりハマって行った一冊です。

  • 久方ぶりに読んだけれど、やっぱり面白いし、読む手が止められない。
    一般人が王さまになると聞けば王道ストーリーっぽく思えるが、まったくの逆で。人の顔色を窺ってばかりな内気な主人公・陽子が突然見知らぬ場所に連れてこられるわ、命を狙われるわで、人を全く信じられなくなるところから、周囲には優しい人がそれでもいて、裏切られるかもしれなくても相手を信じない理由にはならないと、王さまへの道を歩もうと始めるお話。

    ネズミな楽俊の人型の姿のギャップが好きです。

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    月の影 影の海 (下) 

    十二国記 エピソード1(下)
    講談社X文庫 ホワイトハート


    著者:小野不由美(おの ふゆみ)
    発行所:株式会社講談社

    イラスト:山田章博

    1992年7月20日 初版発行
    2003年12月5日 第35刷発行

  • めちゃくちゃ面白い!辛かった上巻から一転。楽俊との出会いによって道が開けたことに心底安心した!

    きっとこの旅で楽俊と出会うことができなければ陽子はダメになっていただろう。希望も優しさも思いやりも全て取り戻し、これから良い王になっていくに違いない。

    景麒がもっと上手く説明出来ていれば…とも思うものの、そんな時間がないほどに大変な時だったんだな。序盤の陽子と終盤の陽子はまるで別人。景麒が驚くのも当たり前だ。

    陽子と景麒の物語をもっと読みたいけれど、私の十二国記はまだまだ始まったばかり。次はどの王と麒麟に会えるだろう。

  • 大学生の頃初めて読んだ時はしばらくの間頭の中がこのシリーズで一杯で何度も読み返していた
    山田章博の絵も元々好きだったのでほんともう素晴らしい本に出会えた!という感じだった

    中学生の娘に勧めたらまんまとハマってくれて大変嬉しい。

  •  蒼猿の正体が判明するシーンが大好きです。
    剣と魔法の物語では臆病な自分を律して強力な敵に剣を振るうことで英雄になるような話が多いと思っています。
    陽子の場合は己を律して無闇に人を傷つけないと誓うことで一歩前に進めたのだと思いました。
    外敵を殺めることではなく、傷つけないと誓うことで成長するところが新鮮であると同時にむしろこっちの方が現代社会に生きる私たちにとっては大事な感覚なのではと思いました。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 友達からおすすめされた読んだ。
    日本と中国のような中国でない十二国という国のファンタジー。上巻は日本にいた高校生の陽子が突然、十二国に連れられ妖魔に攻撃され、人に裏切られ生きるか死ぬかを繰り返す、とても暗くて少し辛い物語だった。
    下巻はなぜ陽子が十二国に連れられてきたのか、陽子が1歩幸せに近づいていく様子が面白くどんどん読み進められた。
    シリーズ物なのでどんどん読んでいきたい。

  • 事情も分からず異界に連れてこられ、孤独で厳しい旅を強いられることとなった陽子。 過酷な旅で身も心もボロボロになるが、ある考えに達し、陽子は強くなりたいと願う。 読んだ当時中学生だった私は、陽子のこの考えにとても影響を受けました。 十二国記は私のバイブルです。

  • 約20年振りに再読。
    楽俊の登場に心が踊ってしまった。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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