風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 講談社
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本棚登録 : 4870
レビュー : 291
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062551144

感想・レビュー・書評

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  • 上巻は泰麒が蓬山に戻ってきてこちらでの生活に慣れるまでの話。どちらかと言えば、長いプロローグといった感じ。よくよく考えると泰麒の話は先に新潮文庫で出た『魔性の子』で読んでいたのだ。だからこそ、この薄幸の少年がこの時期がより愛おしく思えるのだと思う。この後の苦難を知っているから・・・。この巻での彼は女仙から愛され大事にされ今までの生活から解放される喜ばしい状況なのだが、人として育ってきた彼にはやはり母親が恋しかったり故郷を離れて寂しい気持ちの方が強い。こちらに戻れてよかったねと言えない物悲しさがある。

  • 景麒・・・。

    そして泰麒は10歳前後らしいのですが、挿絵みる限り、6-8歳にしか思えない。聡いのだけれども。

  • 泰麒の愛らしさに再びトリコになった一週間でした。

    行き帰りの電車で本を開くのが楽しみなくらい。「あー早く泰麒に会いたい!」って感じ。

  • 蓬莱で生まれた泰国の麒麟、泰麒の話。
    景麒が子供相手にちょっと慌てたり優しかったりするのが、見ていて楽しい。

  • 下巻まで読了。
    生きるべき世界から引き離され、不自然な環境で育った麒麟の苦悩が可愛らしくも不憫でした。当たり前にわかるはずのことが分からないのは大変なマイナスだったろうな。
    続きが気になります。

  • 完結(上下巻)

  • 十二国のひとつ、泰という国の麒麟のお話。泰麒という子どもの麒麟が、泰の新王になるべき人物に出会い、麒麟として生まれた自分の使命に悩みながらもその人物を王として認めるまでの物語です。
    泰麒が幼い子どもだということは、この物語の中でとても重要なポイントだと感じました。子どもだから悩むし、迷うし、右も左もわからないし、とても素直で無邪気。彼の目を通してみると、十二国の世界がまたぐっと近くなるし、麒麟の責任の重大さもよくわかります。
    『魔性の子』とリンクしてるそうなので、こっちも読みたい。

  • 上下巻

    泰麒がプレッシャーに押しつぶされそうだったところがとてもリアル。
    王がいい人。

  • 蝕により、麒麟として孵るはずだった泰果が流されてから十年後、ようやく探し出された泰麒が蓬山に戻ってきた。だが蓬莱で人の子として育てられてきた少年は、麒麟として本来備わっているはずの術を、何一つ身につけてはいなかった。


    今回は、戴国の麒麟の話です。麒麟や女怪の出生や、蓬山での生活などが語られています。泰麒がまだ10歳と幼いことや、彼の性格によるところは大きいですが、なんだか麒麟と言う生き物がとても切なく感じられます。
    泰果だからでしょうか、蓬莱で生活していたとき人と上手く馴染めないものを感じていて、だからでしょうか、自分の出生をすんなりと受け入れてしまえるのは。女仙達がとても良くしてくれているのに麒麟として何もできないことや、家を恋しく思うのすら申し訳なく思ってしまう。そして失望させるのを恐れているのでしょうね。
    泰麒は歯がゆいくらい本当に素直で優しい子です。そんな泰麒と不器用な景麒の交流は、微笑ましくもありますが・・・ああ、麒麟って本当に切ない。
    (下)ではいよいよ王選びに入っていくわけですが、転変も出来なければ麒麟の本能と言うべきものを無くしているような泰麒に、はたして王を選ぶことが出来るのか?せめてもう少し大きくなるのを待ってまらえないかとおもうくらいです。

  • 泰麒の話。かわいらしすぎる。

    王と出会ってからのいろいろと葛藤するシーンがぐっときます。下巻かな?

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著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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