風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 講談社
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本棚登録 : 4870
レビュー : 291
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062551144

感想・レビュー・書評

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  • 忘れられていれば悲しい。忘れずにいて、いなくなったことを喜ばれていれば、なお悲しい。いなくなったことを悲しんでいてくれれば、いっそう悲しかった。

  • 時間軸としては前作よりも少し前のお話。
    陽子同様、胎果として生まれ育った泰麒が奇跡的に蓬山に帰還したものの、幼さも加えて十二国の世界を何も知らず、理解もできない状態。
    というのが話の主軸なのだけれど、この、何もわからない幼子に女仙が色々と説明をする、というのが、この世界をより詳しく読者に説明することに繋がっている。
    前作では、追ってから逃げ、必死に諦めないでいようとする陽子の強さを描いていたけれど、ところどころ楽俊などが口をはさむものの、あまりこの独特の世界観を深く詳しく説明する感じではなかった。それが今回は、泰麒が疑問に思ったことを女仙が説明していくことで、世界の成り立ちから国の在り方など、基本的な世界観を知ることができるのだと思う。
    十二国の世界をより深く楽しむ為に、とてもいいストーリーの進め方だと思う。

    泰麒がとても可愛らしく、無事に王を選定できるのかと下巻が気になる。

  • 泰麒が愛おしいすぎて!

  • 幾度目かの再読。
    始まりの一文が好き。

    あの柔い存在に絆されない者がいるのだろうか、いや居まいといつも思ってしまいます。

    下巻も楽しみ。

  • 泰麒は蓬莱で十年過ごした少年。ようやく見つけ出されてこの蓬山にやってきた。まだまだ麒麟の自覚も無く、転変の仕方も分からない。玄君の手回しで、ようやく景麒と近付きになれて自分が麒麟であることを納得し少し安心した様子だ。しかしこれから王となる人物を選ばなければならない。それが不安な泰麒である。

  • 泰麒が可愛い。
    女仙たちが愛しく思っている様子も、ほのぼのとする。

  • 再読。感想は下巻で。

  • 正論で諭しても通じない言葉と態度は常にある、どんなにその人のことを思っていたとしても、誤解を生む事は常だ。
    そんなことを思わせてくれる、景麒と泰麒・景麒と景王との人間関係を描いている。

    十二国記の世界観や人間観が初めて出てくる作品。

  • 泰麒が可愛い、他の話と違って争いも少ない

  • この作品と「魔性の子」と、どちらを先に読むかで、妖魔に対する印象がだいぶ違うような気がする。

著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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