東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 講談社
3.99
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本棚登録 : 5047
レビュー : 345
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062551687

感想・レビュー・書評

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  • 単純に延王と延麒の掛け合いが軽やかでいい。
    アクが強い、官吏たちもいい味が出ている作品。
    この緩やかさがあるからこそ、「破格」と呼ばれる時間を生きていくことが出来るのだろう。



    自分はこうだから、相手もこうだと思い込み行動する。
    本当にそうなのか、理解しようと目を凝らして考え動くことが必要ではないのか?
    上辺だけに頼っていないのか。

    この作品を読んで、そう思う。

  • 唯一CDドラマ化になるだけあって、
    尚隆がかっこいいです。
    「小松尚隆と」・・・シビレます(^^♪
    それにしても、王と麒麟、
    出会ってから理解し合えるまで、ン十年とは。
    早期の失道があるのも、なるほど~ですな。

  • 延王の話、500年続く王朝の始まりの話。

  • シリーズの中では「月の影 影の海」の次に好きな作品と記憶していたが、こんなに血生臭い話だったっけ。それでも「百ですますと、見栄を張った」(67ページ)だけのことはあるか。二章の初め(50ページ)にある「すでに陽が落ちて、雲海は暗い。東のほうから細い三日月が昇ろうとしていた。」という一節は、ちょっと興醒め。異世界とはいえ、日没後に東から三日月ねえ。

  •  止まります。十二国記の再読。面白いです。
     今回は雁が舞台です。
     500年前の雁は本当にひどい状態で、そこから500年大国になりました。尚隆は王の中の王だと思います。こんな王様、国民は幸せだろうな。
     でも、官の人達の我慢のおかげでもあるのでしょう(笑)

     亡くしてしまった命、私も読んでいてともて悲しかったですが、そのことに尚隆はとても怒っていました。でも麒麟は慈悲の生物。それは性格とかそういうものではない。
     そう思うと塙麟さんにさせたことは、本当に非道でした。

     <以下引用>
     「国が滅んでもいいだと?死んでもいいだとぬかずのだぞ、俺の国民が!民がそう言えば、俺は何のためにあればいいのだ!?」
     「民のいない王に何の意味がある。国を頼むと民から託されているからこそ、俺は王でいられるのだぞ!その民が国など滅んでいいという。では、俺は何のためにここにおるのだ!」(p.274)

     今回の物語は尚隆の国・国民に対する想いを良く知ることができました。きっとこれからもっともっと良い国になっていくのでしょうね。
     約束、果たせる日がくるといいですね。

  • 人間の深さ。浅い人も深い人も。

  • 延王、延麒の出会い含む延の物語。

    延王、延麒のコンビが、何故だか自分には一番しっくりくる。
    このいい加減さが、とても良い加減(*^-^*)

    力が入りすぎていなくて、正義感が先走り過ぎていなくて、
    ちょうど良い。ぶっきらぼうだが不器用な優しさが見え隠れする
    二人の物語がとても心地よい。

  • 最後に尚隆が更夜に投げかける言葉が素敵。


    【176】

  • 十二国記シリーズ。延王、延麒の始まりの話。
    大国、延がどの様に波乱を乗り越えて今に至るのか…延国の優秀な部下も要テェック!

  • 面白かった…のだけど、手放しではそういえない作品。軽いセリフまわしに反して地の文が中国の歴史もの風で、少々陰鬱である。この作者はホラー要素が多いからなのか。
    そして物語は正道とは何か、を常に理に問うては答えているような重さがある。十二国記の 他の作品をアニメで見たことがあり、その時もそのような話であったと思う。そこがテーマなのか。理屈も古代中国の逸話のような論法で、そこに今風のキャラがいてとまどつた。慣れれば良いのか。
    慣れれば中毒になるのやも。

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著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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