風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

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  • 講談社
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本棚登録 : 5105
レビュー : 290
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062551786

作品紹介・あらすじ

景王-陽子は、官吏の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸く知り、己の不甲斐なさに苦悶していた。祥瓊は、父峯王が、簒奪者に弑逆されなければならないほど、国が荒んでいることに気づかなかった自分を恥じていた。鈴は、華軒に轢き殺された友・清秀の命を守れなかった自分に憤り、仇討ちを誓った。-それぞれの苦難を抱えた三人の少女たちの邂逅は、はたして希望の出発となるのか。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は陽子、鈴、祥瓊の女子三人組の物語でした。
    男とはまた違った、たくましさがカッコよかったです。

    3人の接点、3人が出会うまでが長くて、出会ってからは
    話が早く流れていくので、バランスが悪いような気もしました。
    そして専門用語が難しくて、ちょっと大変でした(^^ゞ
    (この点をアニメで補足したかった~)

    革命。明郭の乱。

    ファンタジーよりも政治色が強い巻でした。
    「獣の奏者エリン」で言うなら5巻の内容と似ている雰囲気。

    景麒にまたがる陽子がカッコイイ。
    静かに堪忍袋の緒が切れてしまったところも素敵だし
    勇ましく「伏礼を廃止する初勅シーン」では涙が出てしまいそうに
    なりジーン・・・としました。

    やっと動き出した慶国景王陽子&景麒。
    自信を持って、がんばれ陽子!

    次巻も楽しみです。

    • アセロラさん
      十二国記、アニメ面白いですよ!
      原作は未読ですが、アニメは夢中になって見てました(^^ゞ
      まるで映画のように壮大で。
      陽子の王としての苦悩も...
      十二国記、アニメ面白いですよ!
      原作は未読ですが、アニメは夢中になって見てました(^^ゞ
      まるで映画のように壮大で。
      陽子の王としての苦悩もよく伝わってきますし、景麒と話が通じ合わないところは思わずため息が出ちゃったり(^^;

      去年の夏にBSで再放送した時は、喜々として録画しました(笑)
      考えさせられる深い作品なので、また放送して欲しいですね。
      2013/05/09
    • まっきーさん
      アセロラさんへ

      こんにちはー。
      いつも花丸ありがとうございます。

      わぁー、やっぱりアニメは面白いんですね(o^∀^)
      BSで再放送されて...
      アセロラさんへ

      こんにちはー。
      いつも花丸ありがとうございます。

      わぁー、やっぱりアニメは面白いんですね(o^∀^)
      BSで再放送されていたとは。。。それすら知りませんでした(^^ゞ
      もうレンタルして見るしかないかな・・・(レンタル面倒で・汗)

      景麒、堅物だから原作でも結構陽子と心が通じず、もどかしい!って何度も思いました。

      原作もアニメも、人気があるのにはやはり理由があるんですね^^
      小野さん、すごいなぁ~と思いました♪
      2013/05/10
  • 4.7
    面白かった〜!!
    けっこう厚みのある本でしたが、さらさらと読めました。
    ハラハラする展開でしたが、みんな頼もしくてきっと上手く行くんだろうなと思いながら読んでました。
    とにかく景王がカッコよく、王様らしくなってきたな〜と嬉しく、今後の成長も楽しみにさせる様な展開でした。
    祥瓊も頼もしくなって、楽俊はさすがだなぁって感じ。
    次も読んでいきます。

  • すごく面白かった・・・!一気読み。

    短い在位の王が続き、荒廃した慶国。
    民衆に重税を課して、厳しい刑を科しながら、自らはぶくぶく太る官吏たち。
    現状を諦め、抵抗する気力もそがれ、陰鬱な日々を送る民衆。
    国のことも自分のことも、何も知らなかった――。
    自分の無力さを呪いながらも、陽子は必死に慶国の現実を知ろうとする。

    そして下巻。
    そんな光なき慶国にも、希望を持つ人たちが、寄り集まり、仲間を募り、光になっていく。
    生きるんだ、変えていくんだ、もっといい国にするんだ。
    いつのまにか、3人娘(陽子、祥瓊、鈴)が出会う。
    人々の願い、信じる心、変えようという強い思いが、国の底から変えていくんだな。

    最後は、ハッピーエンドではなく、ハッピーコンティニュー。
    信じることのできる人との出会い、そして陽子を景王と認める人たちからの篤い信頼。
    いよいよ、陽子は信頼できる官をおき、慶国の改革に乗り出す。
    慶国の夜明け。
    最後の采配はお見事だった。そして、初勅も。
    慶はきっと生まれ変われる。

    慶のこれからを見続けたい。



    酔っ払って書いたレビュー。
    後から読み返すと、くさくてこっぱずかしい!!

  • もうたくさんの方々が素敵な評や感想をあげてらっしゃるので自分は一言だけ。

    陽子、かっこいい!

  • 同い年くらいの女の子3人。

    ストーリーの大筋は陽子が景麒に王に任命されてから、国を治めるために盧におりてからのあれこれ。
    信じていい良心を持つ官は誰で、私欲を肥やしてる悪官は誰なのか。

    海客で苦しんでる鈴のストーリーと、父の芳王を殺されて恨みを買ってる祥けいのストーリーが交差する下巻です。

    十二国記の世界観や独特の言葉、ルール、上下関係がなかなか頭に入らないので、描写でイメージするのが難しい。アニメになってるのを見たいような見たくないような。
    陽子には長く国を治める王になってほしいなと思う。

  • っおもしろかったぁー。こんな話が書けるなんて天才だ。連日の夜更かしで眠いはずなのに、読み終えてしまったら気が立ってしまってさらに寝れない。

  • 上巻とは
    うってかわって

    大ファタジーの要素たっぷり

    どうなっていくのだろう
    小野不由美さんの
    ストーリーテラーとしての筆力が
    全開ですね

    気持ち良く
    最後まで
    引っ張っていかれてしまいました

    あとがき に
    物語の中で「死んで」いく幾多のひとたちに
    弔意を添えておられる
    その姿勢がすてきですね

  • 闘いを経て、慶王陽子が王として成長し、国を導く「道」を見つけるまでの話。
    終章で、陽子が自分の意思で官を整理し初勅を出したとき、まるで自分が慶国の民かのように希望を感じました。

    ラストシーン。自分が治める慶国の民に「己という領土を治める唯一無二の君主に」なって欲しいという慶王の言葉に、大変に心を打たれた。

    自分がどう生きるかを考えさせられてしまうほどの、深い物語です。


    小野さんはこれをいくつのときに書いたのだろう。凄すぎる。

  • 桓魋の到着シーンかっこよすぎる…と思ったらその後陽子の更にかっこよすぎる姿がバンバン出てきて痺れた…
    景麒到着からの禁軍にズバーン!!!と言うシーンで涙が…"勅命をもって命ずる"…!!!!
    そして遠甫ーー!そんな気がしてたけどやっぱりーー!!!うおーーー!!!

    上巻辛かった(内容、量というか読み進まなさ共に)分、最後の感動や実感がすごくて、やはり小野主上。
    ぽかーんと、余韻。。

  • 十二国記で一番好きなお話。
    鈴に対する説教、お前だよ、そこのお前、と言われているようで読むたび心にグサグサ刺さる。十二国記はこういうところ容赦ないのだけど、そこで終わらずに泥臭く這い上がる様を描いてくれるから、刺された私も頑張りたいって思う。
    三人の女の子の運命が絡み合って、もつれあって反乱の戦いになだれ込んでいくのが面白すぎる、反乱軍のメンツもみんないいんだよな~!
    陽子のカッコよさはもがいてもがいてつかみ取っていくもので、禁軍に対峙するところ、朝議で堂々と初勅を宣言する様を読むといろんなことが思い出されてもう胸がいっぱい。

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著者プロフィール

大分県生まれ。1988年作家デビュー。「悪霊」シリーズで人気を得る。91年『魔性の子』に続き、92年『月の影 影の海』を発表、「十二国記」シリーズとなる。『東亰異聞』『屍鬼』『黒祠の島』は、それぞれ伝奇、ホラー、ミステリとして高い評価を受けている。「悪霊」シリーズを大幅リライトし「ゴーストハント」として2010年~11年刊行。『残穢』は第26回山本周五郎賞を受賞。『鬼談百景』『営繕かるかや怪異譚』『営繕かるかや怪異譚その弐』など。2019年、十二国記最新刊『白銀の墟 玄の月』を刊行し話題に。

「2021年 『ゴーストハント7 扉を開けて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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