風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062551786

感想・レビュー・書評

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  • 最初はちょっといらいらしながら見てた少女たちが、どんどん成長してかっこよくなるのは読んでて爽快(^^)
    最後の陽子さんは、何回読んでもかっこよすぎです そこだけ何度も読み返してます 笑

  • シリーズ最初に、
    あっけなくスルーされてしまった
    戦いのシーンですが、
    今回は、徐々に始まるところから
    ラストに至るまで、王道的な仕上がりでした

    バルサか?エリンか?
    ……みたいなところもありましたが(^^ゞ

    陽子は、カッコ良かったです
    初勅がいいね
    鈴や祥瓊の啖呵もすごかったよ(^_^;)
    女の子の活躍する話が続いたので
    違う主人公の話を読もうと思う

  • 上巻ではあれほど周囲の見えていなかった鈴や祥瓊の視野が、出会う人々によって拓けていくさまが爽快ですらある。
    化ける、とも言えるだろうか?
    他者に甘え、誰かが助けてくれるのを待っていただけの鈴。
    自身が行っていた「何もしない」という無責任から目を背け、他人を妬むことしかしなかった祥瓊。
    彼女らが、自分たちの至らなさに気づき、その心根を変えていく姿は、本当にあのころの二人とは雲泥の差だ。

    そして陽子。
    根っから真面目っ子だから、自分が王たるに相応しくないと終始思い悩む。自分の不知を知っているということは大事なことだ。
    その自省があるからこそ、陽子の治める慶国はきっと長い治世を迎えるだろうと、読者の私たちは確信にも近い思いを抱けるのだと思う。
    いなぁ…って思う「風の万里黎明の空」編。

    陽子が麒麟に騎乗し、禁軍将軍を問責するクライマックス。
    射抜く瞳の力強さと醸し出す覇気、語気の毅さ。そして景麒のダメ出し。
    此処だけ何度も読み返してしまう。そのたびに鳥肌が立つ。
    陽子がカッコ良すぎる!

    乱を無事に治め後、古来の儀式をすっ飛ばし、街に下りた際に自分自身が出会った信頼に足る人物を召致し、赤子王朝の布陣を敷いた。
    私はその面々を見て何度も頷くのだ。
    そうそう。
    国を動かすのは、老爺などでなく変わることを恐れない若者でなくては、と。

  • めちゃめちゃ読んだ巻。
    陽子がごっついイケメンwで惚れそうになるwww
    麒麟にまたがって空を翔る姿がヤバイ!

  • ラストシーンの爽快さは他に追随を許さない。

  • 「月の影 影の海」の時間軸的な続編。
    陽子が景王として即位してからのお話。泰麒の話や延主従の話も好きだったけれど、十二国記は陽子を主人公として知った話のため、やはり陽子が主体の話の続きは特に楽しい。

    中でも王として完全に舐められていた陽子が、禁軍の前に景麒に乗って現れるシーンが特に好きかもしれない。
    祥瓊と鈴が景王の話をしているときに、黙っていられず自分とカミングアウトするシーンも結構好き。

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    風の万里 黎明の空(下)

    十二国記 エピソード4(下)
    講談社X文庫 ホワイトハート


    著者:小野不由美(おの ふゆみ)
    発行所:株式会社講談社

    イラスト:山田章博

    1994年9月5日 初版発行
    2004年3月17日 第35刷発行

  • 今の世界情勢の中、たまたま読了。
    こんなことが現実に起きていることに愕然とする。
    陽子がいたから良かったものの、実際王師に囲まれ、革命軍は殲滅させられていただろう。
    暴力で、権力で、支配しようとするのは人間の性なんだろうか?
    まさに非道そのもの。
    人道避難路も攻撃されるのは何も物語の中だけではなかったのが読んでいて悲しかった。
    そしてそれを余すことなく描ききった小野不由美さんはさすがと言うべきか。

    景には救いがあって本当に良かった。
    初勅が素晴らしい。

    己という領土を治める唯一無二の君主に。そのためにはまず、他者の前で毅然と首を上げることから始めてほしい。

    命を捨てろとは到底思えないが、どんな状況でも心は腐らせたくないと思った。
    ウクライナの方たちの心が生きていますように。救いの手が届きますように。

  • 初勅とは新王が初めて発布する勅令をいう。 『月の影 影の海』が最初だからか、私はやっぱり陽子が一番好きだし一番思い入れがあります。 だからこのお話がシリーズの中で一番好き。 陽子がどんな初勅を出すのか。 陽子の王としての成長を見届けてください。

  • ようやく月の影影の海の続きのお話を読めた。
    陽子かっこいいなぁ。ぜったい良い王になる。
    この続きが気になるーー!!

    十二国記ってストーリーとしても面白いし、人生の指針になるような刺さる言葉も多くてこれから何回も読み直したいって思う。素晴らしい本に出会えて幸せ。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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