風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
- 講談社 (1994年9月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062551786
感想・レビュー・書評
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どの女の子も成長した。自分を見つめて、ひとのために生き、感謝することが、生きる喜びにつながるという事か。
たくさんの人は死ぬけれど、勧善懲悪の物語になっているから安心して読める。 -
『月の影〜』の続編。
慶の王となった陽子と、昔昔に海客として流れてきて辛酸をなめてきた鈴と、芳の王女として何不自由のない生活を送ってきたが父王を暗殺され、1人の貧しい民として生きなければいけなくなった祥瓊。3人の女の子の物語。
ともかく鈴と祥瓊が大変な苦労をしてはいるんだけど、不満たらたらで甘えた性格なの。それがいろいろ経験したり、出会いがあったりして、少しずつ成長していく。そこがおもしろかったかな。陽子のその後を知ることができたし。 -
陽子、鈴、祥瓊の成長ぶりが素晴らしい!
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2012/4/9読了。
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とにかく祥瓊が大好きだ。
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三人の娘の心の成長を読むのが楽しい。本当に誰もが心の弱さにはまり込んでしまうと、この作品を読むたびに共感する。そして終わりに近づくにつれて強く優しくなる彼女たちが美しいなと思う。十二国記シリーズを読むと心の動き方に魅力を感じてしまうと同時に、自分は全うに生きれてるだろうかと振り返る。ただ面白いだけでなく教養もあるので何度でも読みたくなる。
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(1999.02.14読了)(1998.12.21購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
景王―陽子は、官吏の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸く知り、己の不甲斐なさに苦悶していた。祥瓊は、父峯王が、簒奪者に弑逆されなければならないほど、国が荒んでいることに気づかなかった自分を恥じていた。鈴は、華軒に轢き殺された友・清秀の命を守れなかった自分に憤り、仇討ちを誓った。―それぞれの苦難を抱えた三人の少女たちの邂逅は、はたして希望の出発となるのか。
☆関連図書(既読)
「魔性の子」小野不由美著、新潮文庫、1991.09.25
「月の影 影の海(上)」小野不由美著、講談社X文庫、1992.06.20
「月の影 影の海(下)」小野不由美著、講談社X文庫、1992.07.20
「風の海 迷宮の岸(上)」小野不由美著、講談社X文庫、1993.03.20
「風の海 迷宮の岸(下)」小野不由美著、講談社X文庫、1993.04.20
「東の海神 西の滄海」小野不由美著、講談社X文庫、1994.06.05
「風の万里 黎明の空(上)」小野不由美著、講談社X文庫、1994.08.05