図南の翼 十二国記 (講談社X文庫)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 講談社
4.09
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本棚登録 : 5486
レビュー : 477
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062552295

感想・レビュー・書評

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  • いつまで経っても王が現れないことに業を煮やし、昇山する12歳の少女の物語。
    最初のうちはワガママに見える珠晶だけれど、彼女の言動は筋が通っていてかっこいい。年相応の幼さはあるものの、常に考え続け、自分の間違いは認めて反省し、正しさを学んでゆくその姿には感服する。大人に対する珠晶の言葉は耳に痛い。
    頑丘と珠晶のやり取りも楽しいし、利広のキャラがツボだった。そして、なんと言っても更夜。黄海で崇められる存在になっていることに驚きつつ、彼の居場所があることに安堵し、穏やかに微笑むその姿にとても嬉しくなった。

  • この後の作品で、いきなり高飛車な王として出てくる珠晶(しゅしょう)が主人公。
    シリーズの中でもかなり好きな感じ。
    わかりやすい話だけど、珠晶の覚悟に感動しちゃいました。
    麒麟との出会いシーンの決め台詞、かっこいい!
    詳しい紹介はこちら→http://monogatarigatari.blog.fc2.com/blog-entry-71.html

  • シリーズの中で一番のお気に入り(^^)
    珠晶のファンです こういう気合の入った子大好き(´◡`๑)

  • 再読。
    読み返しても、珠晶が珠晶でなんか嬉しかった(^_^)
    強気の姿勢の中でも、子供らしい戸惑いと、賢さの達観と自分の考えに偏りがちな甘さと。
    そんなさまざまが角度によって違う光を放つ宝石のような印象。
    最後の最後に吐いた本音は、本当に珠晶らしい(^_^)

    対する頑丘のキャラもすごくらしくて好ましかった。
    こうした王の治世を見る度に、いつかは滅びる王朝だということが何か信じられないけど、飽いてしまう、倦んでしまうということは、そういうことなんだろうな
    だからこそ、生きているものなのだろうし。
    そう考えるとそうなることが出来ない麒麟という生き物は、かなり辛いのではなかろうか。

    昇山の最初から最後を見て、それでもまだいい方だと知れば、王になるために昇山するものがあれほどいることの方が驚きです。
    それだけ国が荒れるということなのだろうけど…。
    その事実だけですごいと思える。
    珠晶の言うように一概には責められないなぁ。

  • 今まで読んだシリーズの中で一番好き。今後の展開も気になる。どっかでまたでてくるかな。

  • 12歳の女の子。
    珠晶が昇山し供王になるまでのお話。

    冒険メインで昇山にはどんな危険がつきまとうのか黄朱とは、黄海の秘密など今までとは違う面を知ることができる。
    わくわく面白かった。

    人は嘆くばかりで自分から行動を起こそうとしない。
    貧しい、恵まれない人に遠慮しながらの生活は嫌。と
    みんなが満足いく生活ができれば珠晶は気がねなく贅沢三昧できると、小さな珠晶が率先して動くのに心を動かされた。

    わがままな子供に見えるが、筋がしっかり通った人を思いやれる優しい子だ。
    なにより人を理解しようと努力をする。これが一番重要なことじゃないかと思う。
    供王になった珠晶がどう国を立て直していくか見てみたい。

    犬狼真君(天仙)は更夜と名乗った。六太の友達の更夜なのか?と嬉しくなった。

  • 荒れ始めた国で、王になるべく、12歳の少女が厳しい道を進もうとするんだけど……この少女の理屈がなかなかに筋が通っていて(最後の本音も含めて)、でもやっぱり幼い部分は幼くて…そのへんの描き方がとてもうまいと思った。
    十二国記シリーズで一番楽しく読めたかも。

    • jsukihonさん
      本棚をレビューからのぞかせて頂きました(^。^)

      好きな感じがにているな…(^O^☆♪と思いました。
      …新しい本と出会いたい時参考にさせて...
      本棚をレビューからのぞかせて頂きました(^。^)

      好きな感じがにているな…(^O^☆♪と思いました。
      …新しい本と出会いたい時参考にさせて下さい(^人^)
      2012/06/30
  • こんなに魅力的な主人公は初めて見た。

    小野不由美先生の十二国記シリーズの番外編


    最初は単に無鉄砲なだけのお嬢様に見えますが、彼女の信念の軸を恐ろしく強い。旅の中で少しずつ見せる彼女の考えには大人の我々ですら関心してしまいます。そして、自分が12のちっぽけな少女で有ることも忘れない。身の程はわきまえる。

    多くの人と運、何もかもを巻き込んで動くその強さは正しく王の器。彼女が王でなくて誰が王といえよう。そのカリスマ性は本当に尊い。

    本当に、空前絶後のキャラクターです。どうすればこれほどまでに魅力的なキャラクターが生まれるのでしょう。奇跡

  • 12国のシリーズ、恭の珠晶という女の子お話。
    聡明で気の強い珠晶がとても好き!そして珠晶の啖呵や言い分がまたかっこいいのです。まっすぐ、正しく、思うままに生きて行こうとしている気がします。
    12国シリーズの中で一番好きかもしれない。

  • 十二国記の中で何度も読み返したくなるのはこの本

    聡明な少女のサクセスストーリー
    彼女が悔いたり悩んだりしているシーンでさえ示唆的で共感できる
    周りの人もいい人ばかり

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著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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