図南の翼 十二国記 (講談社X文庫)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 講談社
4.09
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本棚登録 : 5486
レビュー : 477
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062552295

作品紹介・あらすじ

恭国は、先王が斃れてから27年。王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。首都連檣に住む珠晶は、豪商の父をもち、不自由のない生活と充分な教育を受けて育った。しかし、その暮らしぶりとは裏腹に、日ごとに混迷の様相を呈していく国を憂う少女は、王を選ぶ麒麟に天意を諮るため、ついに蓬山をめざす。珠晶、12歳の決断。「恭国を統べるのは、あたししかいない」。

感想・レビュー・書評

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  • 珠晶が本当に本当に賢くていい子なんだよな…

    誰しも知らないことはあるし、正しくものを見れていないときもあるし、失敗することもある。

    そこからどうするかっていう点に人間性が見えるなぁと思いながら読みました…

    何度読んでもおもしろい。

    立場とか考え方とか様々違う人々をまとめながら先へ進んでゆける珠晶の強さが羨ましい。

    テキトーに生きている自分が恥ずかしくなってしまうね…

  • 2018.10.1(月)¥250(-15%引き)+税。
    2019.4.1(月)。

  • 大好きな十二国記シリーズの中でも図南の翼は最高に面白いと思いました!この話読む前は、供王が良い王なのは分かるけどちょっとキツすぎてアレだな...と思ってたけど、これ読んで良い意味でイメージが変わった!はじめから王の器というよりは、素質を持ってた珠晶が蓬山を目指していく途中、人が死んだり選択を迫られたりする中でどんどん王の器に近づいてる感じがした。最後の平手打ちのシーン清々しくて大好き(笑)

  • 物事の見方・考え方がうまくかみ合わないところから、どんどん変化していく様が気になって一気に読んでしまいました。
    誰かに不満をもったり怒りを覚えたとき、では自分はどうなのか?と考えることが出来る人物になりたい。
    そして行動をおこせるように(もちろん、無謀な行動ではなく)。

  • 再読
    十二国記が改めて少女向けライトノベルだったことを思い出させてくれる一作
    でも講談社文庫に移籍するのだった
    でも3冊しかでなくて新潮社に取られるのだった
    それはともかく
    ご都合主義についてもやもやさせる引きなつくりではある

  • 恭国の豪商の娘である珠晶は世の中に憤っていた。王がいなくなって二十七年。妖魔が街まで出てきて人を襲う。自分の家はお金があるので守りも堅固にし警備の者も多いので安心だが、家の外は違う。王になるか判断してもらうために昇山したらと父に言っても、私は商人だから、といってその気も無い。二十七年の間王となる人が出てここなかった。それなら私が王になってみてもいい。そう珠晶は決意し、妖獣にまたがって家を飛び出した。

  • 殊晶の言葉は少女のかしましさもありながら、でもまっすぐで物事の根幹を指していて、今でも心に残っている言葉がいくつもあります。
    終盤で、王の責務が果たせるのか?と問いかけられた珠晶が「そんなこと、あたしにできるはず、ないじゃない!」と反発するところが好きです。
    ではなぜ昇山するのか?と問うと、「義務だと思ったからよ!」と答える。
    なにもせずに諦めて受け入れるんじゃなくて、自分の責務を果たそうとするところがとても好ましいです。
    ほんの少ししか登場シーンのない、風の万里の台詞に彼女の生き方が現れています。「私が恵まれた暮らしをしてるのは、重い責任を担ってるから」
    この言葉は、人生の価値観が変わるくらい、感銘を受けました。

    十二国は本当に素晴らしい。人生の教訓です。

  • 再読。
    シリーズ第五段。十二国記シリーズの中で一番好き。
    人外の地を行く厳しい旅だが、勝ち気で前向きな朱晶の性格のおかげで明るくスカッとした話になっている。
    「王を守るために誰かを犠牲にするのは正しいのか」黄海を渡る旅の様々な場面で問いかけらる。朱晶は迷い時に時に憤りながらも自分で考え、誰もが予想しない常識を越えた行動をもってその問に答える。恭麒には生まれた時に迎えに来いと言ったけれど、朱晶には間違いなく必要な旅路だっただろう。
    朱晶は魅力的なキャラクターだが、人に手を挙げてしまうのはどうかと思う。

  • 面白い。

    貧富や生まれ、身分の差を前面にだしているが、あまり重くならずに楽しめる。
    主人公が昇山を目指した想いが熱い。

  • 今はあんな「王」然としてる珠晶にもこんな時代が・・・いやちゃんといつもの珠晶してたけど・・・。
    やっぱり恭主従たらふく読みたいですね・・・。
    頑丘と利広という下僕も・・・。
    そしてラストの奏主従めっちゃ穏やかで・・・十二国記なのに・・・平和・・・(驚)

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著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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