- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062554169
作品紹介・あらすじ
「…教えてくれ。わたしは…誰だ」。恋しい人と瓜二つの男は、美しい眉を歪めてそう言った。「お前は、知っているのではないか。わたしが何者か…本当の名を、何といったのか…」。その、切れ長の目も。唇も。なにもかもがあの人と、寸毫も変わらないのに。あまりの切なさに少年の瞳から涙が落ちる。安部晴明は、果して天本なのか。違うのなら彼はどこに!?時空の悪戯によって引き裂かれたまま、決戦の時が訪れる!亡き恋人を想う、その心が悪か。罪か。百鬼妖魔を討ち破る!ネオ・オカルト・ノヴェル。
感想・レビュー・書評
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まさかの平安へトリップ?
天本さんが敏生を忘れるなんて!!
思わずうるうる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
7巻目の下。
晴明による魂寄せの儀式が行われることになった。
それを機に道満の企みを防ぐための敏生たちの反撃が始まる。
敏生、カメハメ波を撃つ。
この上下巻でいちばん可哀相なのは、やっぱり小一郎ですね。
(2006年11月11日読了) -
タイムスリップその1
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「…教えてくれ。わたしは…誰だ」。恋しい人と瓜二つの男は、美しい眉を歪めてそう言った。「お前は、知っているのではないか。わたしが何者か…本当の名を、何といったのか…」。その、切れ長の目も。唇も。なにもかもがあの人と、寸毫も変わらないのに。あまりの切なさに少年の瞳から涙が落ちる。安部晴明は、果して天本なのか。違うのなら彼はどこに!?時空の悪戯によって引き裂かれたまま、決戦の時が訪れる!亡き恋人を想う、その心が悪か。罪か。百鬼妖魔を討ち破る!ネオ・オカルト・ノヴェル。<br>
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物語のラストで幸せすぎて泣けてしまったこの1冊。
平安時代に飛ばされた敏生、天本さん、河合さんの3人。はぐれていた河合さんに再会し、小一郎とも再会した敏生は、記憶を無くし、安倍晴明の蘇りとされていた天本さんとも無事に再会した。そこで元佑さんと晴明に平安時代に来た理由を話し、仕事を進めていくことに…。
今までも奇談シリーズは、読み終えた後の満足感や達成感、それに暖かさや優しさなどを感じることが出来ましたが、今回は本当に心からそういうものを感じられました。
ラストの元佑さんと紅葉さんの会話や、記憶が戻った天本さんの小一郎への労い。敏生への想いを話すシーンなど、本当に優しくて暖かくて切なくて。とても愛しい1冊です。