黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 講談社
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  • 本棚登録 :4680
  • レビュー :209
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062555463

作品紹介・あらすじ

登極から半年、疾風の勢いで戴国を整える泰王驍宗は、反乱鎮圧に赴き、未だ戻らず。そして、弑逆の知らせに衝撃を受けた台輔泰麒は、忽然と姿を消した!虚海のなかに孤立し、冬には極寒の地となる戴はいま、王と麒麟を失くし、災厄と妖魔が蹂躙する処。人は身も心も凍てついていく。もはや、自らを救うことも叶わぬ国と民-。将軍李斎は景王陽子に会うため、天を翔る!待望のシリーズ、満を持して登場。

感想・レビュー・書評

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  • 十二国記シリーズ9

  • 王が玉座に就けば、民は妖魔からも天災からも救われる──であったはずが、泰王驍宗が地方での乱を治めるべく王都を空け、姿をくらまし、泰麒も、ほぼ時を同じくして行方知れずとなる。

    国の拠り所となるべき二つの柱が一気になくなった。
    王・麒麟がともに王都不在ではあるが、蓬山に泰果は未だ生らず、白雉は二声を上げてはいない。
    玉座を空けているから。
    偽王が立ったから。
    だから国が荒れるのだろうか?
    だとしたら、王は玉座に座っていれば、それだけでいいということなのか。
    天の意は、私たちには図りかねるところがありすぎる。

    戴麒は蓬莱へ飛ばされていた。
    これは「魔性の子」と対をなす物語でもある。
    蓬莱へ戻った彼が受ける仕打ち。
    拠り所であるはずの家族ですら、どこか冷たい印象をぬぐえない。

    一条の光も見えない戴国。
    下巻で完結するとは思えない(というかもう何度再読したか判らないぐらい読んでいるので知っているのだ)けれど、
    どうか、あの純粋でやさしい泰麒に笑顔が戻りますようにと祈らずにはいられない。

  • 感想は下巻で。

  • 2018/01/11

  • この話は、「魔性の子」を読んでいないとおもしろさが半減すること間違いなしだが、新潮文庫版が出た今となっては無用の心配か。泰麒を救出できたのは延王尚隆の采配のおかげなのに、周りから言いたい放題言われてお気の毒。

  •  読み応えのある作品でした。
     陽子が登極してから2年後。慶もだんだんと落ち着いてきました。みんなに支えられながら王様をやってました。
     まだまだ自信なさげな陽子だけど、慶の官の人達がいれば、きっとだんだんと自信もついてくるのかなと思います。
     さて、本編は戴の話。
     ボロボロになった李斉が助けを求めて突然慶の王宮に乗り込んでくる。戴で何があったのか、泰麒がどうなってしまったのかが明らかになる。
     そして恐らく十二国の歴史上で初めて、国同士が協力して泰麒を探す。
     私が好きなシーンは雁王とたぶらかす(そそのかす、かな)陽子。うん、きっと良い王様になるでしょう。この2人のやりとり、また見たいですね。

     <以下引用>
     どうぞ、泰麒が戻ってきますように―李斉はその日、初めて祈った。(下巻p.112)

     今まで祈る、期待することができなかった李斉。風の海~で李斉と泰麒の関係を読んでいたから、とても胸がつまりました。
     どうして、本当にそう思います。驍宗、無事でいて欲しいです。でも、戴の民にとって死んでいたほうがいい、そんな悲しい意見もあります。
     早く続きが読みたいです。

  • 政治の世界は見えないことが多い。

  • タイキが王を選んだ後の話

  • その後の戴の話。

    泰麒が突然蝕により姿を消す。
    一体何者の謀反によるものか!?

  • 泰麒!泰麒めっちゃかわいい!なのにかなしい!なんであんなかわいそうなのかわいい…ってなりました。いろんな人の思惑が交錯する回で、続きが楽しみです。みんなそれぞれの考えがあって、それぞれの意思をもって動いていて、視点の切り替えが忙しいけどでもそれでそれで?って思わせるのはすごいです。そして陽子が頼もしくなってきていて、ほんとがんばれ!ってなります。かっこよくなってる!

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