黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 講談社
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本棚登録 : 4820
レビュー : 218
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062555463

感想・レビュー・書評

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  • 十二国記シリーズ9

  • 戴国の王驍宗は地方の反乱の征伐に出かけて行った。その隙に麒麟である泰麒を害しようとしたものがいた。そして鳴蝕が起こり、泰麒は蓬莱に流されてしまった。王と麒麟が居ない戴国は荒廃し妖魔が蔓延る国となった。そんな戴国から慶国へ王を頼って妖獣に乗って飛んできた将軍がいた。李斎である。彼女は偽王からの追及を逃れ、ようやく慶国にたどり着き、景王陽子に面会を求めた。

  • この話は、「魔性の子」を読んでいないとおもしろさが半減すること間違いなしだが、新潮文庫版が出た今となっては無用の心配か。泰麒を救出できたのは延王尚隆の采配のおかげなのに、周りから言いたい放題言われてお気の毒。

  •  読み応えのある作品でした。
     陽子が登極してから2年後。慶もだんだんと落ち着いてきました。みんなに支えられながら王様をやってました。
     まだまだ自信なさげな陽子だけど、慶の官の人達がいれば、きっとだんだんと自信もついてくるのかなと思います。
     さて、本編は戴の話。
     ボロボロになった李斉が助けを求めて突然慶の王宮に乗り込んでくる。戴で何があったのか、泰麒がどうなってしまったのかが明らかになる。
     そして恐らく十二国の歴史上で初めて、国同士が協力して泰麒を探す。
     私が好きなシーンは雁王とたぶらかす(そそのかす、かな)陽子。うん、きっと良い王様になるでしょう。この2人のやりとり、また見たいですね。

     <以下引用>
     どうぞ、泰麒が戻ってきますように―李斉はその日、初めて祈った。(下巻p.112)

     今まで祈る、期待することができなかった李斉。風の海~で李斉と泰麒の関係を読んでいたから、とても胸がつまりました。
     どうして、本当にそう思います。驍宗、無事でいて欲しいです。でも、戴の民にとって死んでいたほうがいい、そんな悲しい意見もあります。
     早く続きが読みたいです。

  • タイキの続編。物事を長い目で見る必要性。そんなにうまく事は運ばないのだ。

  • いよいよ戴国の謎に迫る上巻。なんだか謎が深まっているような気もするよ。
    他の作品の登場人物が続々と出てきて楽しい。慶国はまだまだ大変なようだけど、馴染みのある官たちに囲まれた王宮の雰囲気は温かく、より王さまらしくなっている陽子を微笑ましく思う。
    戴国はどこへ向かっていくのか。あの李斎の痛ましい姿、回想から語られる戴国の悲惨な現状。上巻はとにかく回想や重い話が多くて気が滅入るのだけれど、もどかしさを感じながらも読まずにはいられない。

  • 面白かった。政変のあった国の様子がありありと描かれている。リアリティがある。でも俺なら、順序立てて書くと思う。別に時折回想する形にしなくても支障はないはず。あとから布石を回収するように進めたいならまだしも。最初から、李斎の苦難に焦点を当てた書き方で良かったんじゃないかと思う

  • 表紙、挿絵が変わったので買い直して読み直しました。

  • アニメを途中までみてから魔性の子に続いて読んだ。

    慶王になってからここに至るまでの陽子の話が飛んでしまったが、陽子や成長が見られる回。

  • こんなにも麒麟に求められているものが重いとは。

著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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