黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 講談社
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本棚登録 : 4661
レビュー : 203
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062555500

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    これから起こることのプロローグの様な終わり方で続きが気になる。驍宗様の行方も、阿選が幻術に通ずとはどういう事なのかも、角を失った泰麒の今後も気になることばかり。次に出す新刊は戴の話がいい。
    今回は天の仕組みの不条理に触れていたが、「人は自らを救うしかない」と陽子が言ったように、そこは自分ができる範囲で頑張るしかないと思う。
    今回は最後まで救いがないが、最後の方の泰麒の台詞で幼かった泰麒の成長を感じられてよかった。十二国の世界の人々の国に対する考え方は立派だと思う。

  • 2018/01/14

  • 世界の成り立ちに疑問を抱いた景王陽子は、今後、世界を根底からひっくり返すことになるような気がする。待望の書き下ろし長編が刊行されるのは、来年7月頃かな。期待しすぎないで待つことにしよう。それにしても、少女の話は勇気づけられる結末になるのに、少年の話はなんだか救いのなさそうな結末になるのは、なぜかしら。

  •  読み応えのある作品でした。
     陽子が登極してから2年後。慶もだんだんと落ち着いてきました。みんなに支えられながら王様をやってました。
     まだまだ自信なさげな陽子だけど、慶の官の人達がいれば、きっとだんだんと自信もついてくるのかなと思います。
     さて、本編は戴の話。
     ボロボロになった李斉が助けを求めて突然慶の王宮に乗り込んでくる。戴で何があったのか、泰麒がどうなってしまったのかが明らかになる。
     そして恐らく十二国の歴史上で初めて、国同士が協力して泰麒を探す。
     私が好きなシーンは雁王とたぶらかす(そそのかす、かな)陽子。うん、きっと良い王様になるでしょう。この2人のやりとり、また見たいですね。

     <以下引用>
     どうぞ、泰麒が戻ってきますように―李斉はその日、初めて祈った。(下巻p.112)

     今まで祈る、期待することができなかった李斉。風の海~で李斉と泰麒の関係を読んでいたから、とても胸がつまりました。
     どうして、本当にそう思います。驍宗、無事でいて欲しいです。でも、戴の民にとって死んでいたほうがいい、そんな悲しい意見もあります。
     早く続きが読みたいです。

  • 再読‥のはずが
    全く覚えてなかった(・・;)

    世界の仕組みに対する不信感とか
    どこまでなら許されるかとか
    そういうのをはかりながらの
    泰麒連れ去り大作戦。

    うーん、
    泰どうなるのか‥(>_<)

  • 謝らせて許すのと、謝らせずになかったことにするのは違う。確かに。

  • 基本的に戴国の話だが、舞台が慶なので話に入りやすい。
    あらゆる登場人物を巻き込んでの大騒動。
    これまでのシリーズの中では、一番大きな話になるのではないだろうか。

    しかし、これだけのシリーズで何を読んでも面白いと思わせるのは凄い。
    どの本も引き込まれ方が半端ない。

    会社の方にお借りした続きの話があと2冊・・・。
    冊数が減っていくことが寂しくて仕方ない。
    続きが刊行されないだろうか・・・。私が読み終わるより早く・・・。
    一刻も早く・・・。

  • 読み進めながら
    何度も
    立ち止まって
    自問自答してみたり
    沈思黙考してみたり
    瞑想してみたり
    それは それは
    いろんな読み方をさせてもらえる
    ところが
    このシリーズのお楽しみ

    素敵な時間を
    持たせてもらえました

  • 陽子が本当につよくなっていることにぐっときたし、泰麒もちゃんと大人になっていることがさみしくもありでも嬉しくもある。他国との関わり合いがぐっとあついお話で、でも全部が全部よかったね!って言えないとこがやっぱり国とかの難しいところなのかな、と思ったり。人は自分の気持ちでしか他人の気持ちを推し量れない、みたいなことが何度か出てて、そうなんだけどわかってー!って気持ちが抑えられない。李斎と泰麒に幸あれ!

  • 自分の行いは自分に返ってくる、という基本的なこと。自分を救えるのは自分でしかあり得ない…
    誰かを助けたい、と思っても、出来ることには限りがある。しかし他と関わることで己が見え、変化することだってある。
    劇的なカタルシスもなく、冒険するでもなく、魔性の子のこちら側。廉麟が「王のものなんだもの…」と顔を覆う場面に興奮。
    天への言及など、こちらの世界の理を「当たり前」のこととせずに書くつもりなんだ、と驚きと期待。勇者だ。作者の中に「完結」はあり、その布石(意思表示)、ファンとしてそう受け止めちゃう。
    泰麒と李斎はどうなるのか。戴の続きが欲しいです。

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著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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