黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
制作 : 山田 章博 
  • 講談社
3.89
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本棚登録 : 4661
レビュー : 203
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062555500

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。良かった。

    お馴染みの彼らに初登場も加え、まさに十二国記オールスターズ。
    それぞれ登場人物のキャラが立ってて、しかもみんなとても魅力的。


    ストーリーにおいては後半、三度ほど胸が詰まる思いをした。

    ムネツマ1.
    尚隆が蓬山に向かう李斎に言うセリフ。
    「行ってくるがいい。ほかならぬ戴のことだ、その手で天意を掴んでこい」

    ムネツマ2.
    玉葉が泰麒を蓬莱から連れ戻す筋道を示す場面。

    ムネツマ3.
    戴に戻る泰麒と李斎を送り出す六太。

    みんなカッコよすぎ(涙)。

  • 次作の番外編で長らく止まっている
    気になる ものすごい気になる

    続きはまだかと今も待ち続けている

    ものすごいじらしプレイです..

    • m9tomoさん
      私にこのシリーズを薦めてくれた人も、同じ様に嘆いていました。
      同著者の同人誌?には、文庫版未収録の短編が掲載されているらしいですね。
      私にこのシリーズを薦めてくれた人も、同じ様に嘆いていました。
      同著者の同人誌?には、文庫版未収録の短編が掲載されているらしいですね。
      2011/11/24
  • 2019.02 再読
    分かっていたとはいえ、読むの辛い。これから戴はどうなるんだ、っていうところで10年以上待たされていたファン…続きが読めるってすごく幸せなことだなあ。結局、ここから魔性の子に行くよ〜!読み終わったら、新潮文庫で集め直そうかなと。

  • 景王陽子は諸国の王と麒麟に呼びかけ、ようやくのこと蓬莱に流された泰麒を探し出して連れ戻した。しかし泰麒は角を無くしていた。それは麒麟ではなくなっていることを示す。この世界の条理の一端が解き明かされる。神の世界にもできることとできないことがあるようである。

  • 再読。
    これから起こることのプロローグの様な終わり方で続きが気になる。驍宗様の行方も、阿選が幻術に通ずとはどういう事なのかも、角を失った泰麒の今後も気になることばかり。次に出す新刊は戴の話がいい。
    今回は天の仕組みの不条理に触れていたが、「人は自らを救うしかない」と陽子が言ったように、そこは自分ができる範囲で頑張るしかないと思う。
    今回は最後まで救いがないが、最後の方の泰麒の台詞で幼かった泰麒の成長を感じられてよかった。十二国の世界の人々の国に対する考え方は立派だと思う。

  • 世界の成り立ちに疑問を抱いた景王陽子は、今後、世界を根底からひっくり返すことになるような気がする。待望の書き下ろし長編が刊行されるのは、来年7月頃かな。期待しすぎないで待つことにしよう。それにしても、少女の話は勇気づけられる結末になるのに、少年の話はなんだか救いのなさそうな結末になるのは、なぜかしら。

  •  読み応えのある作品でした。
     陽子が登極してから2年後。慶もだんだんと落ち着いてきました。みんなに支えられながら王様をやってました。
     まだまだ自信なさげな陽子だけど、慶の官の人達がいれば、きっとだんだんと自信もついてくるのかなと思います。
     さて、本編は戴の話。
     ボロボロになった李斉が助けを求めて突然慶の王宮に乗り込んでくる。戴で何があったのか、泰麒がどうなってしまったのかが明らかになる。
     そして恐らく十二国の歴史上で初めて、国同士が協力して泰麒を探す。
     私が好きなシーンは雁王とたぶらかす(そそのかす、かな)陽子。うん、きっと良い王様になるでしょう。この2人のやりとり、また見たいですね。

     <以下引用>
     どうぞ、泰麒が戻ってきますように―李斉はその日、初めて祈った。(下巻p.112)

     今まで祈る、期待することができなかった李斉。風の海~で李斉と泰麒の関係を読んでいたから、とても胸がつまりました。
     どうして、本当にそう思います。驍宗、無事でいて欲しいです。でも、戴の民にとって死んでいたほうがいい、そんな悲しい意見もあります。
     早く続きが読みたいです。

  • 自分の行いは自分に返ってくる、という基本的なこと。自分を救えるのは自分でしかあり得ない…
    誰かを助けたい、と思っても、出来ることには限りがある。しかし他と関わることで己が見え、変化することだってある。
    劇的なカタルシスもなく、冒険するでもなく、魔性の子のこちら側。廉麟が「王のものなんだもの…」と顔を覆う場面に興奮。
    天への言及など、こちらの世界の理を「当たり前」のこととせずに書くつもりなんだ、と驚きと期待。勇者だ。作者の中に「完結」はあり、その布石(意思表示)、ファンとしてそう受け止めちゃう。
    泰麒と李斎はどうなるのか。戴の続きが欲しいです。

  • 未完の大作か。タイキの成長、深化に終盤はひれ伏すばかりだ。誰かに運命を託すのではなく、自分が担う。

  • 泰麒を見つける為に各国の王や麒麟が協力してくれることになる下巻。
    陽子が尚隆に対して強気に出た場面や、強烈すぎる氾王と氾麟に笑いが止まらなかった。氾王+氾麟 VS 祥瓊+尚隆をもっと見てみたい(笑) 陽子が襲われたのを助けた後の景麒との会話や、陽子と浩瀚が話す場面が好き。浩瀚って、官としても人間としてもよく出来た人だなぁ。
    天の理とは何なのか。少しだけ天に近づいたと思ったら、さらに難しくなっていく。読みながら「入れ子のような構造の中、今いる器(世界)より一回り大きな器(世界)を天と呼んでいるだけなのだろうか?その中身は実は同じものなのだろうか?」などと考えたりもした。
    泰麒が戻ってきていよいよ戴国を救うのか!というところで物語は終わってしまうので、続きが気になって仕方がないので、ぜひ続きをお願いします!!!

著者プロフィール

小野 不由美(おの ふゆみ)
1960年生まれ、大分県中津市出身の小説家。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に所属。夫は推理作家の綾辻行人。
1988年、『バースデイ・イブは眠れない』でデビュー。2013年5月、『残穢』で第26回山本周五郎賞を受賞。代表作にテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記シリーズ』、『屍鬼』など。

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