死者の灯す火 英国妖異譚(5) (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062556620

作品紹介・あらすじ

死者の魂が蘇るという万聖節の宵祭を目前にひかえ、英国の全寮制パブリックスクール、セント・ラファエロでは、ヒュー・アダムスの幽霊が出没すると囁かれていた。亡き友、ヒューが蘇ろうとしているのか?ヒューの死に関わって、ひどく負い目を感じていたユウリは、交霊術で本物の霊を呼び出してしまう。死者が灯したランタンに誘われ、広がる闇に向かっていくユウリは、そこで…。

感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • 医務室にサンルーム、蜂蜜水、アシュレイとベレント(魔法使いの弟子っていうとミッキーを思い出す^^;)、ヒューの幽霊、階代表のセイヤーズ、金平糖、エマーソンはミニチュア版?、白い修道士、妖精王。

    本はアダムスの何と交換した?

  • 2010年1月25日読了

    今回の題材はハロウィン。
    ハロウィンという時期がらなにも起きないわけがなく、とうとうあの方が降臨しますww

    内容的にはひどくユウリがヒューばかりを気にしているので、シモン&アシュレイがかすんで見えるという…(笑)死者には勝てませんからねー、きっとユウリのヒューに対する気持ちに嫉妬しまくりなんだろうなぁ(待て)相変わらずヒューはいい男でしたヽ(^o^)丿 作者も言っているけど、レギュラーの中心になれるはずだったキャラなのでひどく残念です。逆に、彼が亡くなったことで人気が確率したともいえると思うけど…むぅ、複雑。
    ヒューの事件で初めてユウリがきちんと自分の力と向き合うようになったので「もっと早く気付ければ!」というような後悔や罪悪感が出ていてよかったです。今回までの間に色々事件があったけど、ユウリにとってヒューの件は何よりも重要なポイントになってるからなー。

    妖精王の行幸でちらっと出ただけでしたが、妖精王がいかにも…手が早そうな気がしたのは私だけですかね?(笑)今はロビンの恩があるから手を出さないでおいてやる…みたいな?(爆)湖の貴婦人の忠告は正しかったわけですね!(*^∀^*) シモン、頑張れ!

    さて、例のお方は更に調子が悪そうですね。
    今回の首謀者はアシュレイであるわけですが、彼の面白半分に罠に引っ掛かればいいや…という行動の裏に、白の影。あの修道士は何を考えているんでしょうか…。いや、もう既にアシュレイは自我を保ってはいるけど、あの修道士の意識に浸食されてんじゃないかなって心配。あの性格だから素直に助けを求めるわけないし、しかも半分面白がってんだろうな。ま、面白がっている部分も今回では失せ初めていますけど。6巻で本格的にその話に触れるので、彼がどうなるか…楽しみです★少しはしおらしくなるのか、逆手にとってユウリを懐柔するチャンスとするのか…www にしても、本当アシュレイには艶聞が事欠かないんだと思い知らされた巻でした!

    それと、オニール!彼はいい味出してますねww 最初はシモンの信奉者なのかと思ったけど違った(;一_一) 逆にシモンを手にとってユウリの話題で遊んでいるような感じです。シモンの立場からするといい相棒なんじゃないでしょうか!結構な情報通みたいだし、今後も楽しみです。
    マクケヒト先生はあっという間にユウリの拠り所みたいな立場になりましたね~。とはいえ、あの人にも子供っぽい部分があるので中々楽しませてくれます。結構無邪気な人だよね。ドルイドってことでシモンからは警戒されるし、アシュレイからユウリ巡ってライバル視されるし。目をつけられちゃってるけど、本人は飄々としてるので気付いてるのかそうでないのかわかんないよ!(;一_一) かっこいいのにちょっと残念なトコが好きですwww

  • 好きなカバーイラストの一枚。

    唇に蜂蜜!!

  • ハロウウィーンの話。いたずら妖精ロビン登場

  • 今回のテーマはハロウィン。
    そして、死者の帰還。
    めぐりめぐってスタートに戻ってきたかな、というのが受けた印象です。
    巻が進めば進むだけ、主人公の愛され度が上がっていくのが、ある意味面白いです。

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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