- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062556651
作品紹介・あらすじ
-ほんの一泊の小旅行だった。絵の師匠と、ちょっと出雲に出かけただけだったのだ。今夜はもう天本に会える。一晩離れていただけで恋しくてたまらない天本に、今夜はもう会える。そう信じて疑わなかった。ところが-敏生が戻ってみると、我が家は無人だった。その異様な雰囲気に敏生は戦慄した。式神の気配すら感じられない。天本は、いったいどこに消えてしまったのか。愛しい人を捜して、敏生の戦いが始まる。
感想・レビュー・書評
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天本は何処に…。
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―ほんの一泊の小旅行だった。絵の師匠と、ちょっと出雲に出かけただけだったのだ。今夜はもう天本に会える。一晩離れていただけで恋しくてたまらない天本に、今夜はもう会える。そう信じて疑わなかった。ところが―敏生が戻ってみると、我が家は無人だった。その異様な雰囲気に敏生は戦慄した。式神の気配すら感じられない。天本は、いったいどこに消えてしまったのか。愛しい人を捜して、敏生の戦いが始まる。<br>
<div class="booklog-all" style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog-img" style="float:left; margin-right:15px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062556650/crazymoon0b-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4062556650.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a><br></div><div class="booklog-data" style="float:left; width:300px;"><div class="booklog-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062556650/crazymoon0b-22" target="_blank">琴歌奇談</a></div><div class="booklog-pub">椹野 道流 / 講談社(2003/04)</div><div class="booklog-info" style="margin-top:10px;">Amazonランキング:103,036位<br>Amazonおすすめ度:<img src="http://booklog.jp/img/4.gif"><br><div class="booklog-review" style="margin-top:6px; padding-left:3px;"><img src="http://booklog.jp/img/4.gif" align="absmiddle">オススメです<br></div></div><div class="booklog-link" style="margin-top:10px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062556650/crazymoon0b-22" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a><br><a href="http://booklog.jp/crazymoon/asin/4062556650" target="_blank">Booklogでレビューを見る</a> by <a href="http://booklog.jp" target="_blank">Booklog</a><br></div></div><br style="clear:left"></div> -
優しくて切ない愛しさを感じられるこの1冊。
今回の仕事の依頼は、とある旅館の一室で夜中に鳴る音と、それと共に姿を現す女性の謎を解くこと。絵の師匠について松江に向かった敏生。しかし、旅行を終えて帰ってきてみれば家はもぬけの殻で。突然姿を消した天本さんと小一郎を探すべく、敏生と龍村さんは手掛りを求めて早川さんがいる札幌へ…。
新キャラ・司野のおかげで新たな能力の使い方を知った敏生が、一人の寂しさに耐えながら必死で頑張る健気な姿に心打たれるとともに、天本さんへの想いの強さを改めて感じました。
今回に限っては敏生に頑張ってもらうしかない状況だった天本さんの敏生への想いも、小一郎の敏生に対する想いも、暖かかったです。
夜中に現れる女性の想い人への気持ちも優しくて、全体を通して愛しさを感じられる1冊でした。