水にたゆたふ乙女 英国妖異譚(8) (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062557467

作品紹介・あらすじ

オニールに請われカテリナ女学院で上演される悲劇『ハムレット』に、オフィーリア役で、出演することになったユウリ。顔合わせのため、学院を訪れた日、ユウリはヤナギのそばに立つ朧な影を見てしまう。-オフィーリアが水の中から蘇ると人が死ぬ-。カテリナ女学院にはオフィーリアを演じると、水難に遭うという呪詛がかけられていた。そして、ユウリもまた…。

感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • オフィーリア。オニール夫人。ユマ・コーエン。
    三途の川を歩いて渡る。やなぎの枝。

  • 2010年2月2日読了

    「ようやく隆聖が出てくるー!」とか思って読み終えたんだが、まだ次があったorz くそ、10巻までが遠いぜwww
    しかし、今回も個人的にはうはうは~な感じでしたww アシュレイの件があってからこっち、そういう雰囲気がぷんぷんしていて楽しいったらありゃしない\(^o^)/ 主にシモンの無自覚な嫉妬なんですけどね、面白いのはwww

    今回、アシュレイの出番はほぼオニールに食われている状態なんですけど、アシュレイの行動が濃密過ぎて堪らないんですよ~(*^_^*) あの人、出番少なくても他キャラの口の端に乗ることが多いので"いない"と感じることが少ないんですよねww 出てきたら出てきたで、かなり際どいことしてくれるしさww
    彼の出番を待ち遠しく思っている部分も重なっているのかもしれない。なにせ、彼は卒業してしまうし…部屋もかたずけてしまっているし…(*_*) 彼が舞い戻ってくるのは知っていても、寮にいなくなるのは寂しいでつ!

    そんな中で今回の話を持ち出してきたオニールですが、すっかりユウリの虜になってしまったようで、シモンも気苦労が絶えませんね。オニールがユウリに興味を持っているのは知っていましたけど、それがまさかヒューからの話だとは…\(゜ロ\)(/ロ゜)/ ヒュー、色んなとこでユウリのこと話しすぎでしょうよww それが飛び火して、時間がたって大きな火柱になっちゃってんだから(笑)
    オニール自身は今回のことで、ユウリに手を出したらシモンが黙ってないってのを身に沁みて感じただろうから、下手なちょっかいは出さないでしょう。シモンに発破かけるかもしれないけどねー。だって、シモンが語るユウリとの関係を聞いているオニール、ちょっと複雑そうな雰囲気だったしなwww
    何よりとばっちりを食ったのはマクケヒトかなー。元凶と言っては元凶だけど、彼自身は無理矢理ユウリにやらせたわけじゃないし。マクケヒトが思っている通りに"寄せやすい体質"のユウリに対して"それ"が反応して、救済を求めていってしまうという…なんとも皮肉なことになっちゃうわけですよ。ユウリを"救済者"と言ってるモノがわんさかいるので、結局はユウリの元に否が応でも話が舞い込んじゃうんでしょうね。今回の件でマクケヒトも懲りた…というか、きちんとした自覚をもったんじゃないかな?
    シモンなんかはその状態をきちんと把握しているからこそ、あれだけ怒ったわけだし。アシュレイなんかは知っていて、利用or手に入れようと考えている。そんな中でマクケヒトだけが、まだちょっとだけ半信半疑というか試してみたい気持ちがあったのかなーって思うんだよね(>_<)

    アシュレイとシモンの談笑(と見えただけらしい)もかなりの衝撃でしたが、ユウリが溺れた時のアシュレイの反応にも衝撃だった。お前、いつもシャワー音チェックしてんのかよwwwΣ(´Д`;)
    やっぱり、シモン&アシュレイは同族嫌悪だと思う。今回のことでしみじみ感じた。あの連係プレーの上手さは並はずれていたものwww あ、人工呼吸ポジションがああなのはシモンがむりやり分捕ったからだと信じて疑わry o(´∀`*)o
    だから、ユウリが絡まなければ普通に談義し合えるんだと思うよ。両方とも知識が豊富だから\(^o^)/ でも、周りが聞いたら寒々しいのかもしれないな…(-_-;)

    ユウリの周りに人が集っていくのはいいことだけど、シモンも大変だね★でも、そのシモンのやきもきしている様が楽しいので彼には今後も期待大でつヽ(^o^)丿

  • 水を克服。
    61ページの挿絵がお気に入りvv

  • 女学園の文化祭にオフィーリア役で出場することになったユウリの話。シェークスピア寮のオニール登場

  • 英国妖異譚シリーズの8巻目。今回はユウリが大変な目にあってます。毎回大変なんでしょうが、今回は地味に危険ですよ。私はヒヤヒヤしました。オニールがユウリに急接近してシモンが不機嫌なところも、やっぱりシモン可愛いなぁって思います。アシュレイの出番が前から比べて激減したのでちょっと悲しいです。

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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