片翼で飛ぶ鳥 -神話の子供たち- (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社
3.41
  • (6)
  • (7)
  • (26)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 90
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062557764

作品紹介・あらすじ

「腕などなくとも、おまえが美しいことに変わりはない」エリアスたちからはぐれてしまったサラを助けてくれたのは、草原で暮らすラコタ一族の戦士ホークアイとその妹ティティだった。素朴で率直な一族と触れ合い、ホークアイの情熱に少しずつ心を開いていくサラ。だが、草原にもシティの魔の手が迫っていた!シティとDエリア、ふたつに引き裂かれた世界の愛と憎しみの物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【3】読んでいく程に、このシリーズに感動。サラに言うルアンの人生観・生死観には感心して深い溜息物です。果たせるかどうかも分からないサラを守るという使命感のために、長い時をかけてあらゆる努力を行動に移しているエリアスがとてもカッコイイ。何だかんだ言っても愛想尽かさず冷静に見るディン、誠実で直球を投げてくるホークアイ、純真で可愛いティティ、こういう人たちに出会って心の檻を開け放っていくサラの変化は気持ちいいです。

  • ついにシティを出て、汚染されたといわれている地域:Dエリアに足を踏み入れたサラ(サスラ)。そこで出会ったDエリアの民(原住民)と、Dエリアに起こっている現実を目の当たりにしながら、自身の甘えをサラが認識し、克服していく。 

    エリアスとだけでなく、脇を固めるディンやルアンとも少しずつ、春になって氷が溶け出すように心を解いていくサラ。奥に潜んでいるだろう大きな問題(世界が混沌としている根元)にむけて、サラが成長していくための話。

    先住民族との関係性など、歴史を踏まえてストーリーが描かれているので飽きないし、サラと一緒に、読んでいると悩むことができる。悩み、考える。

    たぶん、相性なんだとおもうけど、押しつけがましさを感じることなく、素直に、私の世界での諸問題に、思いをはせることができるのが、本シリーズの魅力。

  • 神話シリーズ3作目。サラ編の続き。
    とにかくインディアンがすごく自然ですばらしい。
    生活もそうだけど、気持ちが凄く自然だなぁと。
    ラコタ族の皆さんのおかげでサラも少し成長してるし。

  • 題名の意味が分かったときの感動は大きかった。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

榎田尤利(えだ ゆうり)
東京都出身の小説家。 一般小説を書く時は「榎田ユウリ」名義、BL小説を書く時は「榎田尤利」名義と使い分けている。
2000年『夏の塩』でデビュー。榎田尤利名義では「魚住くん」シリーズ、「交渉人」シリーズが代表作。
榎田ユウリ名義では、2007年から始まる「宮廷神官物語」シリーズ、「カブキブ!」シリーズ、「妖琦庵夜話 」シリーズ、「死神」シリーズなどが代表作となる。

榎田尤利の作品

ツイートする
×