- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062558716
作品紹介・あらすじ
琴の名手として名高い琉国公主・綺嬌は、兄王と国の安寧を願い側室として隣国の〓(えん)へ嫁ぐことに。しかし、まだ十八歳の娘を待ち受けていたのは、年の離れた王の暴君な振る舞いと、正妃の嫉妬に悩む日々。そんななか、綺嬌は旅の楽士である玄と出会い、彼の吹く笛の音に心癒される。やがて、互いの奏でる音に想いを寄せ合い、玄は綺嬌を救い出そうとするが…。国を揺るがす過酷な運命が迫り来る二人は、いま!?『雄飛の花嫁』『天の階』『翔佯の花嫁』『鳳挙の花嫁』に続く、中華ファンタジー第5弾。
感想・レビュー・書評
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中華風の世界を舞台に少女が運命に翻弄される中華風恋愛異世界ファンタジー。
琉の姫が隣国へ嫁ぐ話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
琉国公主・綺嬌は、側妃として隣国へ。しかし、年の離れた王の暴君と正妃の嫉妬に悩む。そんな、綺嬌を救い出そうとする男。二人の運命は。
綺嬌がたおやかで、はかなげで、それだけに嫁いでからの日々は本当に重苦しくてつらかったです。
どうしようもない日々の中での二人の交流が、余計にきらめいて見えました。後半の展開はまさにドラマチック。ふたりは添い遂げたと信じたいなぁ。 -
内容は身分違いの恋といったところ。「花嫁シリーズ」と銘打っていろんな時代の話が今まであったけれど、今回は1作目の『雄飛の花嫁』に最も近い時代の話になっている。
最後は完全にハッピーエンドとは言えないので、読後感はあまりすっきりしないかも。 -
気が付いたら一年放置していた花嫁シリーズ。<br>
そこそこ面白かったっす。兄妹ネタ好きやなーこの人とか思いつつ。<br>
後書きの解説は余計な気がした。つか、宦官は中国モノにつきものだと思うけど、まあ、出したくなきゃ出さんでもいいわけで。いちいち説明せんでもいいんちゃうかな。ってか、インドだか中東だかにもいたらしいですが。 -
花嫁シリーズラストです。
シリーズ中一番好きなカップルですね。
でもほんとに絡みが少ないので、ラブラブは期待できません。
キャラ的にもそうでしょうし。
最後に少しでも二人の会話が出てきたらよかったです。
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この作家さんのシリーズでイマイチ消化不良な作品。
むむむ。