青葉さんの感想
2017年9月16日
老年に入った精神科医が今までに見てきた患者さんを思い出して、こんな人がいたよ、こんな思い出があったよと語るエッセイ本。コインランドリー待ちの間にさらりと読めた。 1995年発行の本で、この人の感性がそのまま現代に通じてるとは思わないし同意しかねる部分も大分あるけど、この人の文章と感性が好きだなあと思えた。患者さんのために一生懸命で優しくて、己の仕事にプライドを持っていることが分かるから、かな。
1930年高知県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。1966年より1年間、南カリフォルニア大学精神科招聘教授、ロサンゼルス自殺予防センター特別招聘研究員を務める。東京慈恵会医科大学教授を経て、浜松医科大学教授、同大名誉教授となる。 森田療法の権威。 「2005年 『精神科医の綴る幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」