私という他人―多重人格の精神病理 (講談社プラスアルファ文庫)

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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (487ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062561457

作品紹介・あらすじ

自分の中に自分の知らない「私」がいる…「私は誰なのか」…もの静かな若い女性が偏頭痛が治らないといって精神科を訪れた。面接を重ねる精神科医の前で、彼女は突如、まったく別人格をもつ"もう一人の女"に変わった。この多重人格症患者の発病から治癒にいたるまでの凄絶な「心の病」との闘いの全記録を主治医が克明に描きだす。人が内面にもつ謎、心のからくりに鋭く迫る快著。

感想・レビュー・書評

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  • 人格ってのは、人そのものだと思っていたが、ちょっと修正しないといけないようだ。ホワイト、ブラック、ジェーンは消滅したのか統合されたのか、個性的で魅力的な3つの人格が消滅したのなら寂しさを感じる。
    70年代の同名テレビドラマでは三田佳子さんがイブを演じていた。人格交代の瞬間の演技はぼんやりとしか覚えていないが、気味が悪く怖かったことだけは鮮明に覚えている。

  •  名前だけは何処かで知っていて、卒論を書くために読み込むこととなり、その際にしっかりと向き合った一作。ていうか買わなきゃいけない。小さいので大きいのはないのだろうか…←
     多重人格――現在では“解離性同一性障害”と呼ぶことが正しいとされていますが――の患者と向き合い、その際に感じた情動や客観的な場面やそういうものがつらつらと述べられています。
     “なぜそうなったのか”もそうだけれども、“どうやってなおすべきか”といったことが事細かに記された一作。
     “統合”は“なおす”と同意義なのか違うのか。必要だからこそその人格は現れているわけで、決して“イラナイ”わけではなく…だが…そう感じながらぱらぱらとめくった。未だに解離性同一性障害は未知数な症状であるといわれているけれども…。

  • キイスの「五番目のサリー」に書名が載っていたので読んでみました。 事実は小説より奇なりというか、むしろフィクションであって欲しかった…。

  • 実に10年以上前に読み始めた本だ。最初みつけたのは小学生の時だった。まー当時からこーいうのに興味があったのね。しかしさすがの私も小学生では難しかったみたい。一生懸命読み進めて挫折したとこまで今回は一息に読めちゃったもんね。実話というところがすごい。確かにこれは小説ではなく論文でもないけどみせるものがある。私の生まれる前の事例?ストレスって大変。精神障害ってちっとも隠すべき病気じゃない。むしろ患者は繊細な被害者だ。それにしても心理学って科学っていうには曖昧で頼りない学問ね。これなら宗教の方がよっぽど科学的だわ。こーコロコロ説が、いわゆる真実が変わったりあちこちにあったりしたらたまらん。イヴ・ブラックの楽天的で憎めないとこが好き。'90

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