おはよう寄生虫さん: 世にも不思議な生きものの話 (講談社+アルファ文庫 G 17-1)
- 講談社 (1996年10月1日発売)
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感想 : 10件
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- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062561631
感想・レビュー・書評
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めくるめくる、寄生虫ワールド。 いやはや、モクズガニはちゃんと加熱してたべないとダメとか、言われていましたが、加熱するってことは大事ですね。そして、昔に比べて今の衛生状態のよさもうかがえます。
クジラや海産物につく寄生虫(コペ)などの部分は海好きとしては、勉強になりました。ほかのお話も寄生虫に詳しくなくても、面白く読めます。
また、目黒の博物館に行きたくなる一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目黒寄生虫館の創始者であり93歳でお亡くなりになった館長
亀谷 了さんの寄生虫エッセイ。
聡明であり温かで年下の研究者にも
慕われたお人柄がうかがえる。
寄生虫に関するお話はもちろんのこと
あとがきの締めのセリフに至るまで、とてもステキでしたわ。 -
犬猫の遺体の解剖結果、どの臓器にどんな寄生虫がどれだけ見つかったかで生前の行いがわかるというエピソードがこの先生ならではの視点で面白かった。しっかり夜見回りの任に着いている犬の心臓から見つかったフィラリアは勲章なんだな