ファンタジーを読む (講談社+アルファ文庫 F 1-7)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062561716

感想・レビュー・書評

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  • 心理療法士さんがファンタジーの名作たちを読み解いていく本。
    身体と心を繋ぎ止める「たましい」の話、「作り話」じゃない「ファンタジー」の自律性、あたりに主にフォーカスあってます。
    普通に読む時とちょっと違った視点がみえて面白いけど、読み解き理屈付けが平気な人向け。
    読み手さんより書き手さんにおすすめしたいかも。
    性質上、引用されてる本のネタバレありありなので気をつけて!
    以下リスト。
    「マリアンヌの夢」
    「人形の家」
    「はるかな国の兄弟」
    「七つの人形の恋物語」
    「エリコの丘から」
    「トムは真夜中の庭で」
    「床下の小人たち」
    「足音がやってくる」
    「北風のうしろの国」
    「犬のバルボッシュ」
    「ゲド戦記」三部作(影との戦い・こわれた腕環・さいはての島へ)

  • 児童文学について興味がある、いい物語が読みたい・知りたいという人にはお勧めです。
    ただ純粋に読書を楽しみたい、自分が感じたものを大切にしたいという人向けではないかも。

  • 固い感じではなく読書感想のコラムみたいな軽い感じでよみやすい。

  • ファンタジーや児童文学について、心理療法士河合隼雄ならではの視点で読み解いていく。<br>
    たとえば師と弟子の二人旅の物語(ゲド戦記)について、一人の人間の中にいる老人と青年を象徴している、と読み解くのは単純かもしれない。<Br>
    だけど、河合隼雄自身が今までの心理療法士として様々な患者に向き合ってきた経験に基づいて言っている言葉だから、説得力が生まれるんだと思う。

  • ゼミにて

  • 有名な海外ファンタジー小説を題材に、人の心理的な問題を解く鍵を読み解くというもの。心理療法家による著作です。

    …私はもっと素直にストーリーを楽しむ派なので、あまりキャラクターや設定を粉々に分解して分析する読み方は好きではないのです。

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