お役人さま!―都庁出入り業者の30年間の悪夢 (講談社プラスアルファ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062561815

感想・レビュー・書評

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  • 10年ほど前に出版された(地方)官僚の特徴を記した本です。著者の30年間に及ぶ経験と観察に裏打ちされたデータブックとして読むと非常に興味深いものがあります。

    適用される規範が異なるキャリアとノンキャリアと出入り業者、合理的な目的を喪失しているにもかかわらず盲目的に続く制度、「役得」を当然とする官僚・・・そのようなデータがたっぷりです。

    本書の長所は・・・
    ①前述したとおり、著者が30年にわたって経験・観察してきた末のデータのため、この傾向が一過性でないことがわかる。

    ②水道局、下水道局の工事契約といった比較的単純な事実関係の話が多いため、事実関係を整理しやすく、法則性も導きやすい。

    ことになると思います。


    そして、本書が示すもっとも重要な事実は①談合という違法行為をなくしては(中小規模の)公共事業は成り立たず、②官僚が出世するには(違法行為も含め)お役所の掟を守らなければならず、できなければ、排斥される、ということです。

    この本が出てから10年が経ちましたが、役所は変わったのでしょうか?

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