君について行こう(下) (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062562782

感想・レビュー・書評

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  • 「1番の親友が女だったのだから、結婚するしかないと思った」という趣旨のことを筆者は書くが、この本に詰まっていることが愛でなくて他の何が愛だろうか。
    ほんとうに美しい愛情が時折見える素晴らしい描写。5章と6章は涙が出てしまった。
    チアキちゃん、マキオちゃん、と呼び合う二人がなんとも良い。

  • 時間がかかったが、読み終わり。

    打ち上げまでの裏側がよく分かる。

    文字で読んでも打ち上げの瞬間はゾクっとするな。ほんまもんを見てみたい。

  • いただきものの本の山の一冊。
    向井千秋さんが宇宙に行ったとき、私はまだ小学生だった。
    そのとき様々な映像で見ていた宇宙飛行士たちのイメージは、「頭が良くて体力があり真面目な人たち」だったが、この本を読んでもっと身近な、人間味のある人たちだったんだと、昔のイメージが覆った。
    向井千秋さんも面白い女性だったんだなあ。
    2017.1.28

  • 下巻では、そろそろ宇宙に出発するかなーくらいのところ。向井千秋は医者で勤めていたときに、石原裕次郎の主治医だったらしい。白衣を着てたから、裕次郎にはカンフーのねーちゃんと呼ばれていたとのこと。すごい逸話だ。

  • 配置場所:摂枚フマニオ
    請求記号:080||K||***
    資料ID:92031719

  • L-45からスペースシャトル打ち上げの瞬間までの日記風エッセイ。妻・向井千秋さんを送り出す直系家族、配偶者としての心境が、ありのままに書かれていて読んでいて臨場感があった。素晴らしい夫婦だ!

  • 宇宙兄弟の副読本として買った。エピソードや設定のネタ本。本書の向井千秋さんは日本人初の女性宇宙飛行士。ミッションを待つのではなくみずから勝ち取っていて、たいへんな努力をしていることがわかる。自分の中途半端な人生とはまるで重なるところがないが、そんな自分でも宇宙へ行けるように技術の進歩に期待するばかりである。他にも宇宙飛行士やその家族の様子に関する記述は興味深い。著者の向井万起男さんについてはキャラが立ちすぎ。でもちゃんと千秋さんをサポートしていてそこらへんはさすが。
    文中、ネガティブな話がいくつか出てくるが、ちゃんと回収されるところもさすが。

  • 向井千秋さんが宇宙飛行士になって宇宙に行くまで、夫の万起男さんの視点から描かれている。訓練の様子、宇宙飛行士の人となりがわかっておもしろい。そして何よりも、万起男さんと千秋さんの関係がとてもほほえましく、お互いを思いやっている様子が素晴らしい。こんな結婚ができたらいいなあ。。。理想の夫婦像です。

  • 世の中にこんな仕事があるんだと思うだけで、前向きな気持ちになる仕事、宇宙飛行士。

  • 前編よりすこし専門的、そして、笑いあり涙あり。

  • 宇宙飛行士ってどんな人たち?っていう素朴な疑問から。

    訓練訓練って言ってるけど、具体的にはどんな訓練してるの?といった疑問まで、分かりやすく説明してあります。

    まあ基本的には、普通のアメリカ人(向井千秋さんはNASAから宇宙に行ったので)なんですけどね

    これがまたミールとかだと、この本の内容も大幅に変わってたんでしょうね

  • 宇宙飛行士の向井千秋さんの旦那さんのエッセイ。
    上からの流れを受け継ぎ、
    下では実際に宇宙飛行士がどのような訓練をするのかが
    日記のように書かれている。

  • 上に記載の通り

  • この本の何がすごいかって、「チアキちゃんが宇宙に飛び立った」ところでお話が終わっているところ。
    普通そこから先を書くんじゃないの!? (笑)

    まあそこに到達するまでの話、確かに面白かったんだけども。

  • ずっと前からおもしろいとはきいていたのだけれど読みそびれていて、今ごろ読んでみた。ちょっと長いかなーと思わなくもないけれども、全編ユーモアあふれていてほのぼのとした感じで、おもしろかった。宇宙飛行士モノがわりに好きで、「宇宙への帰還」とか「ライトスタッフ」とか読んでいるけれども、そういうのとはまた少し違った臨場感があるというか。実際の訓練の細かい内容とか詳しい話がわかるわけではないけれど、千秋さんからきいておもしろいと思ったことを書いたところに、ワンクッションおいたおもしろさがあるというか。アメリカの宇宙飛行士やその家族との交流もあって、家族を宇宙に送りだす人々の気持ちを思ったり。発射を家族が見守るところはなにか胸にせまるようなものがあった。最初のほう、出会ってから結婚してしばらくのころは特に、万起男さんが自分のことはほとんど書かず、本当に千秋さんのことばかり観察していて書いているのが、なんだか新鮮な感じだった。自分を観察しない、自分を出さないエッセイ、というのが。千秋さんのことを「みなしごひとり旅」(すごく自立していてだれにも頼らず、同時にすごく自由)と評していたり。続編も読みたいと思います!

  • チアキちゃんの訓練の日々から、ついにスペースシャトルが打ちあがった瞬間まで。
    旦那様の愛にほのぼのした、という人もいれば、旦那様のクセのある文体が苦手、という人もいるようで。
    私は、純粋に、宇宙飛行士の訓練内容やスペースシャトル、NASAの内部の様子が「ちょっぴり専門目線(適度に分かりやすい)」で書かれていて、とても興味深かったです。

  • NASAのイメージが全く変わりました。
    すごく良かったです。

  • 宇宙飛行士、そしてその家族が訓練中・飛行中にどんなふうに過ごすかが普通の人にもとてもわかりやすく書いてあります。
    向井万起男さんの宇宙オタクぶりが面白い。

  • こちらは上巻と違って、宇宙飛行士が宇宙飛行がとても身近に感じられるお得なエッセイです。普段聞きもしない宇宙飛行の内情が読んでいて興味深いです。</br>
    なんで宇宙に行くと無重力なのかとか驚きでした!

  • 宇宙飛行士向井千秋さんの、パートナーであり、宇宙オタクを自認する向井万起男さんが独自の視点で打ち上げまでの46日間の行動を記録。へぇ、こんな訓練をするんだと感心。

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著者プロフィール

むかい・まきお 1947年、東京都生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部准教授、病理診断部部長を務めた。
「宇宙飛行士・向井千秋の亭主」であることを潔く自認し、『君について行こう 女房は宇宙をめざした』『続・君について行こう 女房が宇宙を飛んだ』などのエッセイを執筆。2009年、『謎の1セント硬貨 真実は細部に宿る in USA』で第25回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『ハードボイルドに生きるのだ』『渡る世間は「数字」だらけ』『無名の女たち 私の心に響いた24人』『米国の光と影と、どうでもイイ話』など。

「2018年 『人に言いたくなるアメリカと野球の「ちょっとイイ話」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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