ローラ、叫んでごらん フライパンで焼かれた少女の物語 (講談社+α文庫)
- 講談社 (2000年2月23日発売)
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感想 : 29件
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784062564113
みんなの感想まとめ
悲しみと希望が交錯する物語で、読者は登場人物たちの苦悩や成長に共感しながら、強いメッセージを受け取ります。異国のシスターたちが子どもたちのために尽力する姿は、読者にとって身近な現実を反映しており、特に...
感想・レビュー・書評
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悲しい。でも希望を持つことができる本。
外国の、それもシスターという世間一般からは少しはずれた、遠い国のお話、というような感覚で読んでしまいそうな本ですが、
個人的に、職場の環境とかなり近いものがあり、共感の連続でした(カトリック系の養護施設で働いています)。
この本の中のようなことが、現実で、日本で起きているということ。少しでも知ってもらえればなと思いました。
また、文中の筆者やシスターのように、子どものために尽力しようと決意を新たにするきっかけにもなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
367-Da-
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フライパンで焼かれた児童虐待の話を他でも読んだことあるような気がするんだけど、これでは無いらしい。
宗教と密接に絡んだ救済や赦しの物語だと思った。あんまり精神科医的なものは感じなかった。 -
知ろうとしなければ知りえないことだらけだ。
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タイトルの通りの本
世の中には色んな境遇の人がいるけど、立ち直れるってのは本当にすごいと思う -
…ちょっと解釈は主観的過ぎな感じが。
でもローラの為にしてあげた事やその意味はよくわかるな(>_<) -
作者のダンブロジオと神に仕えるシスター達の人間性に触れながら、ローラが少しずつ少女らしさを取り戻してゆく過程が詳細に描かれており、事実に裏打ちされた壮絶なストーリーの展開が読者の心を揺さぶる。ひとりの少女をフライパンで焼くという非人間的所業に立ち向かう人達の人間力が、この物語を深く厚みのある作品に仕上げている。とにかく衝撃の冒頭から感動のクライマックスまで一気に涙、涙のうちに読み終えてしまった。
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・「両親にフライパンで焼かれた」という店に衝撃を受け好奇心を刺激されて古本で手に取る。言葉を喋れず鼻水を垂らすだけだったローラの成長と周囲の人達の善意の記録であり、まさに人間誠意の記録。一気に読んだ。
・著者のダンブロジオ自信も障害者学級から誠意ある教師に救い出されていたという点が象徴的で、読んでいる最中に何度も頭を過ぎった。 -
ローラの自伝ではなく、精神科医から目線で書かれた本です。
ローラが1歳の時、泣き声がうるさいとの理由から生きたままフライパンで焼かれました・・・。
生きる、生きていく、人間って・・・考えさせれられます。 -
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再読日:2012年1月2日-4日
精神を病んだ両親からフライパンで丸焦げにされた赤ん坊ローラ。
大学時代にtitleと表紙の雰囲気に惹かれて購入しました。
今回読んで印象的だったのは、
ローラを献身的に支えていたSisterと精神科医です。
大学時代に読んだ時はローラの境遇と痛ましい姿が強烈だっただけに、
今回は支えた人達が印象強かったです。
特にSisterマーガレットとポーレット、クランシー夫人。
一番の問題は子を顧みない両親にあるのですが、
彼女達が居るからこそ、子供達が過ごせるんだと感じました。
Sisterや施設の子達皆がローラを全力で支えている姿に感銘しました。
「隣人を愛しなさい」等、キリスト教聖書の数節が所々頭に浮かびました。 -
さて、またまた古本屋で100円。前から気にはなっておりましたが、なかなか読めず。今回購入してすぐに読んでしまいました。
幼児虐待に善悪の理論が入る余地はないと思います。が、この内容は、ただの虐待されて施設に預けられた女の子の話には終わりません。
母親と父親の精神状態から入り込んでいます。そして、最終的にこの子ローラが自立し看護士として歩んでいくまで、どれだけ多くの慈愛に満ちた生活を提供してきたかという点が大きく関与しています。彼女を取り巻くさまざまな人の手助けがなかったらこの子はすでにこの世にはいないのかもしれません。それは、彼女が救急で運ばれた瞬間から動き始めた彼女の人生。
はたしてここに登場する人たちのような愛は、私にはできるのだろうか。100%できなくても、私にもできたことがあったかしら。と愛についていろいろ考えさせられます。
『みんな君が大事なんだ』
といった精神科医ダンブロジオ氏。
『それが愛というものなの?』
ときいた、ローラ。
最後に彼女がダンブロジオ氏やシスターたちと"さよなら"する最後の最後に"愛"とはなにかを自分で理解しようと努力したと感じます。
ここには時折その両親の精神分析の内容がでてきます。彼らを、どうこういう必要性はまったくなく、正常な人間にはとても理解できないことなので、ここはダンブロジオ氏の言葉のみをうけとめるように読みました。
女は、時として恐気、狂気になる瞬間があります。それをきちんと理解しておくことが幼児虐待を防ぐ第一歩だと、河合隼雄氏は断言しております。ここでは母親よりも父親の精神分裂が原因ということがネックになっております。
愛ってなんだろう。男女の愛だけに偏りがちな愛について、もう一度考えてみるのもいいかもしれません。 -
泣き声がうるさい、そういって両親は1歳のローラをフライパンで焼いた。一命をとりとめた幼子は知的障害児として施設に送られるが、他者への恐怖と絶望から言葉を発することができなかった。12歳のローラが臨床精神科医の著者とめぐりあったとき、運命は新たなる道を辿りはじめた…。幼児虐待社会への痛切な告発であり、人間の誠意と愛の感動の記録でもあるヒューマン・ドキュメントのベストセラー、待望の新訳文庫化。
こんなことが現実に起こりえるなんて…そう思いながらも家族関係や人間関係がどんどん希薄になっている今、決して稀有な出来事ではなくなってきているんだろうな。。。と感じさせられた。
フライパンで焼かれたことによる身体的な障害だけでなく、心の傷は私には計り知れない。14歳までローラは話すことができなかったのだ!
献身的なシスター、温かい精神科医(著者)に支えられ、励まされ保母としての道を歩みだすローラの姿を追いつづけた1冊。
人間の愛情は人をどん底から救いだす力がある。
決して諦めず、休むことなくローラに立ち向かったシスターと著者の忍耐強さ、メンタルの強さ、包み込まれるような温かさ、優しさは現代社会を生きる私たちにとって励みになるものではないだろうか。 -
ローラという少女は1歳半の時泣き声がうるさいと言われ両親にフライパンで焼かれると言う虐待をうけ背骨は曲がり、顔には傷跡があり、そしてまったく言葉を話さない少女になってしまいました。
しかし精神科の先生に出会い、だんだんと変わっていき14歳になった時やっと言葉を話せるようになりました。そして彼女は最後には、自分の夢を語り前向きに生きていくというお話でした。
とても悲惨な話のなかでも夢のある前向きで感動する話でした。 -
是非読んで欲しい一冊
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感想思いつかない・・
気の毒といえばそうかもしれないけど、あえて本になったのがフライパンで焼かれたという部分がショッキングだったというだけなら、なんかかわいそう。 -
親にフライパンで焼かれるって・・・悲しすぎる。
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ローラが障害から立ち直っていく軌跡は困難を窮めます。
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もう何年も前に、書店で頼んで購入。
フライパンで焼かれた、とすごく衝撃的な話なんだけど
その後の少女の再生は人の愛情によるもの。
重い話だけど、実話。 -
マジでフライパンで焼かれたんですよ、彼女...。こんな事あっていいんでしょうか〜?親の立場になった方には、冷静になってもらいたいものです。二度とこんな悲劇が起こらないように...。
