脳ミソを哲学する (講談社プラスアルファ文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 45
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062564441

作品紹介・あらすじ

解剖のこと、天気のこと、数学のこと、チョウのこと、イカのこと…考えれば、みなすべて深遠な哲学に到達する。SF界の巨匠が、専門用語ではない開かれた言葉によって、科学の第一線で活躍する人たちに「最先端のいま」を鋭く問い、学問の真髄を追究し、科学の面白さと奥深さを知る。

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「脳ミソを哲学する」4

    著者 筒井康隆
    出版 講談社

    p160より引用
    “森 ところがね、それを採点する側から言
    うとアホらしくてしゃあないわけです。こん
    なしょうもないとこ場合分けしよって、場合
    分けしよったヤツは点を厳しくしたいなと、
    こいう気分がある。だって、これもやりまし
    た、これもとすべての場合を尽くすというの
    は官僚っぽいでしょ。美学的に感じ悪いです
    よね。”

    目次より抜粋引用
    “村上陽一郎さんと「哲学する科学者待望論」
    のはなし
     養老孟司さんと「脳ミソを哲学する」はな

     中村桂子さんと「生命の歴史を読み解く」
    はなし
     日高敏隆さんと「動物たちの言いぶん」の
    はなし
     森毅さんと「頭のなかの回路」のはなし”

     日本を代表するSF作家と、科学界の著名人
    たちとの対談集。同社刊行作文庫版。
     科学史家から科学評論家まで、出版当時の
    先端科学について比較的わかりやすい語り口
    で記されています。

     上記の引用は、数学者・森毅氏との対談で
    の森氏の言葉。
    四色問題や大学入試に対する、コンピュータ
    を使った総当たり的なやり方について、だと
    思います。“四色問題のアッペルとハーケン
    の証明は美しくない”というのは、「容疑者
    X」で書かれていた記憶がありますが、現実に
    もそう考える数学者がいるようですね。
     20年以上前の出版なので、科学的証明も変
    化しているでしょうが、変化したところを比
    べて読むのもまた面白いでしょう。

    ーーーーー

  • SF作家がインタビューするということで、
    科学科学していない柔らかな内容で
    楽しみ読んでいただけるのではないでしょうか。

    小学校、中学校の数学と、高校の数学では意味が違うとのこと
    でも、残念ながら大学受験までの数学、つまり高校の数学も同じなのではないかと思うのです。
    少なくとも私の受けてきた勉強は。

    小学校中学校では解き方が分かる問題を解く数学なのにたいして
    高校では解き方が分からない問題を解くのが数学なのだと。

    なるほどなんだけど、大学受験の採点はそのようにされていたのだろうか。
    森毅さんはやはり面白いです。

    数学苦手は人は森毅さんの本など読めばいいのじゃないかと思います。


    後は、話はおもしろくなかったけど(笑)
    なるほどと思ったのが
    「大雑把にみると見えてくるものがある」ってことですね、
    理論物理学、佐藤文隆さん
    高エネルギーで細かく見ていくと1点に見えてしまうが
    それでは全体像が見えないって話。

    イカの話も面白い
    イカ学者、奥谷喬司
    もチェックしとこう。

  • ・5/5 読了.こういう企画本があったのは以外だった.おなじみ養老孟司や立花隆の他に、イカの話など面白いものがあって結構楽しめた.

  • 09172

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著者プロフィール

1934年、大阪市生まれ。65年、第1作品集『東海道戦争』刊行。『虚人たち』で泉鏡花文学賞、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、『朝のガスパール』で日本SF大賞、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2021年 『あるいは酒でいっぱいの海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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