脳ミソを哲学する (講談社+α文庫)

  • 講談社 (2000年6月23日発売)
3.13
  • (1)
  • (2)
  • (11)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 62
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784062564441

みんなの感想まとめ

科学と数学の柔らかな側面を探求する本で、SF作家によるインタビュー形式が特徴的です。数学に対する理解が変わる視点を提供し、小学校や中学校での数学と高校の数学の違いについて考察しています。著者の森毅氏は...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読書録「脳ミソを哲学する」4

    著者 筒井康隆
    出版 講談社

    p160より引用
    “森 ところがね、それを採点する側から言
    うとアホらしくてしゃあないわけです。こん
    なしょうもないとこ場合分けしよって、場合
    分けしよったヤツは点を厳しくしたいなと、
    こいう気分がある。だって、これもやりまし
    た、これもとすべての場合を尽くすというの
    は官僚っぽいでしょ。美学的に感じ悪いです
    よね。”

    目次より抜粋引用
    “村上陽一郎さんと「哲学する科学者待望論」
    のはなし
     養老孟司さんと「脳ミソを哲学する」はな

     中村桂子さんと「生命の歴史を読み解く」
    はなし
     日高敏隆さんと「動物たちの言いぶん」の
    はなし
     森毅さんと「頭のなかの回路」のはなし”

     日本を代表するSF作家と、科学界の著名人
    たちとの対談集。同社刊行作文庫版。
     科学史家から科学評論家まで、出版当時の
    先端科学について比較的わかりやすい語り口
    で記されています。

     上記の引用は、数学者・森毅氏との対談で
    の森氏の言葉。
    四色問題や大学入試に対する、コンピュータ
    を使った総当たり的なやり方について、だと
    思います。“四色問題のアッペルとハーケン
    の証明は美しくない”というのは、「容疑者
    X」で書かれていた記憶がありますが、現実に
    もそう考える数学者がいるようですね。
     20年以上前の出版なので、科学的証明も変
    化しているでしょうが、変化したところを比
    べて読むのもまた面白いでしょう。

    ーーーーー

  • SF作家がインタビューするということで、
    科学科学していない柔らかな内容で
    楽しみ読んでいただけるのではないでしょうか。

    小学校、中学校の数学と、高校の数学では意味が違うとのこと
    でも、残念ながら大学受験までの数学、つまり高校の数学も同じなのではないかと思うのです。
    少なくとも私の受けてきた勉強は。

    小学校中学校では解き方が分かる問題を解く数学なのにたいして
    高校では解き方が分からない問題を解くのが数学なのだと。

    なるほどなんだけど、大学受験の採点はそのようにされていたのだろうか。
    森毅さんはやはり面白いです。

    数学苦手は人は森毅さんの本など読めばいいのじゃないかと思います。


    後は、話はおもしろくなかったけど(笑)
    なるほどと思ったのが
    「大雑把にみると見えてくるものがある」ってことですね、
    理論物理学、佐藤文隆さん
    高エネルギーで細かく見ていくと1点に見えてしまうが
    それでは全体像が見えないって話。

    イカの話も面白い
    イカ学者、奥谷喬司
    もチェックしとこう。

  • ・5/5 読了.こういう企画本があったのは以外だった.おなじみ養老孟司や立花隆の他に、イカの話など面白いものがあって結構楽しめた.

  • 09172

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

筒井康隆の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×