沈黙の古代遺跡 マヤ・インカ文明の謎 (講談社プラスアルファ文庫)

制作 : クォーク編集部 
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062564519

感想・レビュー・書評

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  • メキシコから南アメリカについての
    古代文明は、特徴的な発展をしている。
    確かに、モンゴロイドであるが、
    そのモンゴロイドが、独自の発展をしているので、
    おもしろい。
    この本の中には、植物の話があまり出ていないので、残念である。

    ナスカの地上絵の謎;ペルー
    ナスカ人が、紀元前2世紀から紀元6世紀までのうちに書いた。
    「一体、いつ、だれが、どういう目的で」
    祈り・・・
    天文学として・・・

    ナスカ Nazca
    巨大な地上絵で知られる、ペルー南西部の都市。首都リマから400kmほど南に位置する。市の北側約20kmのナスカ川とパルパ川沿いの台地上の砂漠にのこる地上絵は、幾何学図形やサル、トリ、クジラなどの動物をえがき、全部で100ほどある。大きなものは幅100mにもなり、なかには滑走路のような直線が数キロメートルにわたりのびているものもある。地上からは全体をとらえることができず、飛行機の操縦士が上空でこれを発見したといわれる。
    地上絵がつくられた年代ははっきりしないが、近くでみつかった土器片から紀元前後ごろと推定される。これほど大きな絵をどのようにえがいたかは現在も明らかではないが、台地にひいた線自体は、黒色の砂漠に広がる石をとりのぞき、白い砂地を露出させたものであろう。
    地上絵があらわすものが何かについても所説あり、天上の星座を地上に再現したとも、暦や農業カレンダーと関係があるとも、宗教的な行事の巡礼地ともいわれるが、その意味はまだ解明されていない。年降水量が10mm以下という乾燥した気候が、地上絵を今日までのこすことになったといわれる。
    → プレ・コロンビアン美術の「ナスカ文化」

    ○2から3万年前に、ベーリング海峡を渡る。
    原始的な石器で、マンモスを追っていた。
    ○紀元前6000年頃には、初期の農耕がはじまる。
    ○紀元前4000年頃には、トウモロコシを栽培する人が現れた。
    ○紀元前2000年頃、神の概念を持ち、神殿を設け、土器や石彫を始める。

    古代アンデス文明(インカ帝国へ)
    1 文明の発祥地はどこなのか?

    ○南米の南端 チエラ・デル・フェゴ 
    紀元前9000年頃の遺跡が見つかっている。
    ○定住生活を紀元前2000年頃から始める。
    コトシュの神
    ジャガー神  紀元前1800年頃
    ナスカ
    モチェ 紀元前後から800年間
    巨大ピラミッド 「太陽のワカ」;ジャガー神
    高度な土器の文化 

    シカン;生死を司る全能神
    金細工 ロロ神殿 逆ピラミッド
    1050年に滅ぶ
    チムー
         
    2 2000年前の脳外科手術はどうやって行われたか

    ○アンデス人の戦いは、棍棒で殴り合った。
    脳内出血を防ぐため
    コカ、止血効果のある生薬、冷涼な乾燥地帯

    3 黄金文明の冶金技術は、・・

    ○アンデス文明は、鉄を持たなかった。
    紀元前16世紀には、ペルー中部で、金の薄板が作られていた。

    4 強固な石組建築はどのように行われたのか

    ○チャビン・デ・ワンタル  

    チャビン・デ・ワンタル Chavín de Huántar
    ペルー北部アンデス山中の標高約3200mの谷間にある神殿遺跡。アンデス文明の形成期にあたる前900~前200年ごろにさかえたチャビン文化の代表遺跡である。力強い曲線をもちいてジャガー、コンドル、ワシ、ヘビを擬人化するモチーフなど独特な様式をもつ石彫や土器が神殿内で発見された。
    主神殿はジャガーが伏す形になっており、内部には数々の小部屋と複雑な地下通路がはりめぐらされ、怪奇な人物像や動物像の浅浮彫で装飾されている。チャビンの主神といわれるランソンの彫像が中央の回廊にたつ。同じ様式の建物や土器などの遺物がペルー北部の他の多くの遺跡で発見されており、チャビン・デ・ワンタルはその地域一帯で信仰された、宗教祭祀(さいし)の中心であったことがわかる。
    → プレ・コロンビアン美術

    5 インカ帝国には、文字がなかったのか?

    ○首都 クスコ 1533年 ピサロの入城
    クスコから逃れて、マチュ・ピチュ
    ○キープ 縄を結んだ記録方式
    ○チャスキ 昔の飛脚
    キート(エクアドル)→クスコ 2800キロ 10日間で
    ○貨幣制度がなかった。

    インカ Inca
    15~16世紀初期に南アメリカのペルー南部高原のクスコを中心にアンデス一帯に大帝国をきずいたケチュア語を話す先住民族(ケチュア)。インカはケチュア語では太陽の子すなわち王の意味だが、南アメリカを征服したスペイン人は王だけでなく帝国や帝国をささえた民族集団もインカとよんだ。→ アメリカ先住民

  • 「沈黙の古代遺跡マヤ・インカ文明の謎」4

    監修 増田義郎
    編  クォーク編集部
    出版 講談社

    p117より引用
    “瞬く間に栄華を極めたシカン文化は、滅ぶのもまた早かった。


     考古学者である著者監修による、中南米に栄えた文明について
    まとめた一冊。同社の過去の複数の著作を再編集したもの。
     ナスカの地上絵についてから縄文人の航海についてまで、多数
    の写真や再現イラストと共に書かれています。

     上記の引用は、インカ帝国の一文化についての一文。
    何事も急激に変化するのには、大きなリスクが付きまとうものな
    のかもしれません。
     最新の遺伝学などを駆使することで、古代の人々の交流の可能
    性が高くなる所などは、何とも言えず胸が高鳴ります。

    ーーーーー

  • 「interesting」に「分かりやすい」!

    インカ、マヤ、アンデス、それぞれの文明の概要や謎に、
    ポイントを絞って分かりやすく迫った学術エンターティメント。
    (たぶんこれ、雑誌で特集したものを文庫用に整理した記事なんだろうな。)

    ナスカの地上絵、幻の黄金郷シカン、マヤの暦や絵文書、
    オルメカの巨石人頭、アンデスの脳外科手術、マチュピチュ、
    インカの情報ハイウェイ、失われたジャガー人間信仰、
    等々、キーワードだけでも興味をそそられまくるラインナップ。

    果てはイースター島のモアイと南米の関係や、縄文人とアンデス文明とのつながりまで、
    人類学や考古学や地理学などあらゆるジャンルをいい意味で雑多に混ぜ合わせて検証してくれている。
    ひとつひとつのトピックはそこまで深くないものの、その分、
    変に頭を悩ませず、楽しく興味津々の状態で次から次へと読み進めていくことができるのが何よりの魅力。
    でもって、何気に凄いのが、合間にちょこちょこ掲載されているちょっとした地図や資料。
    情報を分かりやすく図やデータでまとめて表してくれて、
    それを1つ見ただけで10のことまで合点がいくようなスマートな出来。
    ページの最初についている、年代ごとの文明や遺跡が記されたインカの地図も、
    「そうそう!こういうのが見たかったの!」と、
    一気に頭の中を整理できるスグレモノ。
    (欲を言えばもっと大きなカラー図版とかで見たいのだけどね。)

    きっかけ、としてはとても魅力的な1冊です。
    ここから先に広がる世界を、もっと探求してみたくなる。

    あと、この本を読んでいてつくづく、
    「全ての学問はリンクするんだなぁ」ということを実感せずにはいられなかった。
    例えば、マヤの暦や独自の天文学について見識を深めたかったら、
    数学の知識がどうしても必要になる。
    現地人のルーツを探ろうと思ったら、
    地殻変動や海流など自然科学の知識だって必要になる。
    そういうふうに、多角的に検討できて初めて、
    ひとつの文明がのっそりとその真実の姿を表しだす。
    ひとつだけ、じゃ駄目なんだな。
    そのひとつ、を確かなものにするためには、
    その周辺の基盤をしっかり固めないといけない。

  • ナスカ展に行ったとき購入。
    遺跡の写真とか復元予想図とかが2ページに1枚の割合紹介してあってとっつきやすかった。
    真心丹精こもってるな〜って感じの親切本。

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