悪魔祓い (講談社プラスアルファ文庫)

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本棚登録 : 27
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062564571

感想・レビュー・書評

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  • 09095

  • まず表紙のインパクトがすごい。古本屋で見つけたのだが、タイトルを見て棚から引っ張り出したらあの顔が出てきたのでとても驚いた。内容的にはスリランカの悪魔祓いを通して、現代の『癒し』について書かれている。
    『癒し』という題材であるためか、心理学の本にも近いものであり、哲学的なものでもあり、自己啓発本にも近いように思われた。非常に独特で、冒頭部分からスリランカの悪魔祓いの様子などが書かれているので、特に何も考えずにただ読むだけでもなかなか興味深い。

  • 今はやりの「癒し」という言葉が、作者の造語であるということを知って読んだ本。先月あたりの日経夕刊に、作者自身がコラムを寄せており、今安易に「癒し」という言葉が使われることへの戸惑いというか、警鐘というかが述べられていたと思う(記憶)。関係性やイメージの力で人が癒されていく過程をスリランカの悪魔祓いを通し見出してきた作者にとって、現在の「癒し」ブームは違和感のあるものなのでしょう。簡単に使ってはいけないと思いつつ、この本に「癒され」た感じ。

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著者プロフィール

上田紀行
1958年東京都生まれ。文化人類学者、医学博士。東京工業大学教授、リベラルアーツ研究教育院長。東京大学大学院博士課程修了。86年よりスリランカで「悪魔祓い」のフィールドワークを行い、その後「癒し」の観点を最も早くから提示し、現代社会の諸問題について提言を続けている。
日本仏教の再生に向けての運動にも取り組み、2005年にはスタンフォード大学仏教学研究所フェローとして講義を行う他、ダライ・ラマ14世との対談も出版する。著書に『生きる意味』『スリランカの悪魔祓い』『ダライ・ラマとの対話』『人間らしさ』など。

「2019年 『立て直す力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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