対話する人間 (講談社+α文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 108
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062564960

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  • 河合隼雄さんの「対話」に重点を置いた話。何章かにわかれているが、一つ一つの文章が読みやすく、例えもわかりやすい。「うんうん」と思わずうなずいてしまう話が多い。

    第1章 家族と自分(「過保護」が足りない!?
    ぶつかりあって生きていく ほか)
    第2章 悪と個性(「悪の体験」が必要なとき
    「家出」したくなる心理 ほか)
    第3章 病と癒し(「病の意味」を掘りさげる
    無意識に隠された願い ほか)
    第4章 遊びと人生(「やすらぎ」のあるところ
    「アソビ」のある人 ほか)
    第5章 夢と現実(グリム童話の真実
    「遠く」を眺める ほか)

  • 対話することー自己、他者との理解に繋がる。

    二者択一ではなく、多様で曖昧を良しとする筆者の主張に共感。

    便利になればなるほど、心は貧しくなる現代。
    欲は満たされず、何かにすがらなければ生きていけないのか難しい所。
    想像し、何かを創造することで人は新たな道を模索できるのかもしれない。

  • ひさびさ河合隼雄エッセイ。やや時期が早いのか文章が硬いのと、今の自分は無根拠に「増えているようだ」とか言われると拒絶反応を起こしてしまうのはマイナスであった。他は良い。

  • 新聞や雑誌など、いろいろな所で書かれたエッセイやコラムをまとめたもの。

    ほとんどが4ページくらいの短い文章なのだけど、
    中盤に出てくる「働きざかりの落とし穴 中年の発達心理学」は、
    43ページに渡って中年の心理的問題について書かれている。
    具体的な例や心理学の解説がされていてわかり易く参考になった。

  • 心理療法という「対話」のプロである著者の考えが味わえる本。

    戦後、個人主義を取り入れ、日本特有のしがらみを悪として取り去ろうと努めた結果、現代の日本人は孤立しているという。
    そこで、これからは「対話」が大切になってくると。

    この本は、様々な他者との対話はもちろん、自分との対話についても書かれています。

    特に私は、矛盾した自分の性質についての第五章「夢と現実」の中の片子の話が印象的でした。

    対話はすごく心のエネルギーが必要で、それから逃げない、という心構えが大切なのかなと思いました。

  • ベタだけど河合隼雄。
    やはりいいことが書いてある。

  • 人間と人間は対話するものですが、独りだったら? 上手く対話できない人だったら? 
     対話するって難しい

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。メーカー勤務を経て、現在フリーランスの翻訳者。

「2020年 『パリジャンが教える ヒゲの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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