六十二のソネット (講談社プラスアルファ文庫)

著者 : 谷川俊太郎
  • 講談社 (2001年3月発売)
3.80
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062565011

六十二のソネット (講談社プラスアルファ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 何故か物凄く心に残った詩です。
    そして何故か涙が出て来ました。
    涙の理由は未だに分かりません。
    だからこそ心に残ったのかな。

  • 【本書より】世界が私を愛してくれるので
       (むごい仕方でまた時に
        やさしい仕方で)
       私はいつまでも孤りでいられる

       私に始めてひとりのひとが与えられた時にも
       私はただ世界の物音ばかりを聴いていた
       私には単純な悲しみと喜びだけが明らかだ
       私はいつも世界のものだから

       空に樹にひとに
       私は自らを投げかける
       やがて世界の豊かさそのものとなるために

       ……私はひとを呼ぶ
       すると世界がふり向く
       そして私がいなくなる

    (「六十二のソネット」)

  • 私、この詩集がすっごく好きです。

  • 授業で出会って以来、虜。51番目が一番好きだ。

  • 詩人というひとたちは凄いですね……空間とか、時間とか、感情とか、そういう目に見えない概念を目に見える形にできるので。まあ、それをいうならば、ミュージシャンも、画家も、その他諸々の職業がそうなのですが。

    それはさておき、この方は現代詩人の中でもかなりの有名人ですね。教科書などにガンガン引用されてます。この中の何篇かも引用されてるのではないでしょうか。この作品は彼が二十二歳ごろのもののようです。

    本当に素晴らしいです。リアルさと虚構の間を行ったりきたりしている、ある種の浮遊感みたいなものがあり、またある意味それに共感できたりもします。

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