騒音文化論: なぜ日本の街はこんなにうるさいのか (講談社+アルファ文庫 B 33-1)

著者 :
  • 講談社
3.54
  • (2)
  • (3)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 36
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062565110

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「うるさい日本の私」以来、
    やはり
    中嶋義道さんの発言には
    耳を傾けてしまう

    「文化騒音」
    全く言いえて妙である
    あれも
    これも
    それも
    いったいこの国は
    どうなってしまっているのだ

    そう感じている人は
    間違いなく いる
    悪戦苦闘している人は
    間違いなく いる

  • 中島義道の抗議は理詰めで徹底している、てのは、いろいろ資料を用意してしかるところに提出しているってことなんだけど、本書の総ページ343のうち、60が資料集だからね。当人が苛まれていることに、どれだけ熱意を?もって研究しているかがよくわかるのですが、その結果生まれた「日本人のからだ」という表現はユニークだね。この言葉がタイトルの「文化論」を形成していくわけですが。以前ウクライナ人にインタビューしたとき「日本は駅や街で情報・騒音が多すぎだろ」と言われたことがありますが、日本人がウクライナ行って「静かだね」と言わないような気もしていて、やはり著者の指摘は的確なのか、といま思ったところ。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1946年生まれ. 東京大学法学部卒. 同大学院人文科学研究科修士課程修了. ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士). 電気通信大学教授を経て, 現在は哲学塾主宰. 著書に, 『時間を哲学する──過去はどこへ行ったのか』(講談社現代新書),『哲学の教科書』(講談社学術文庫), 『時間論』(ちくま学芸文庫), 『死を哲学する』(岩波書店), 『過酷なるニーチェ』(河出文庫), 『生き生きした過去──大森荘蔵の時間論, その批判的解説』(河出書房新社), 『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)『時間と死──不在と無のあいだで』(ぷねうま舎), 『明るく死ぬための哲学』(文藝春秋), 『晩年のカント』(講談社), 『てってい的にキルケゴール その一 絶望ってなんだ』, 『てってい的にキルケゴール その二 私が私であることの深淵に絶望』(ぷねうま舎)など.

「2023年 『その3 本気で、つまずくということ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中島義道の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×