大空のサムライ(上) 死闘の果てに悔いなし (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
4.08
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本棚登録 : 976
レビュー : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062565134

作品紹介・あらすじ

世界でもっとも速く強かった、撃墜王坂井三郎と戦友たちの迫真の記録。知られざる坂井三郎出撃記録や写真、用語解説等も新たに付け加えた決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 戦争で飛行機に乗って戦い、最後まで生き抜いた著者の記録。描写が詳しく書かれていて、飛行機に乗って闘う様子がよくわかる。よくぞここまで記憶していたなと思った。きっと、しっかりメモをとったり、入念な調査をされたのだと思う。

    印象に残ったのは、不時着の技術指導。事故に直面したとき大切なのは、まず落ち着くこと。しまった、しまったと自分の不運を嘆き、心を乱すより、落ち着いて対処を考え、もっともよいと思ったことを断行すること。これは、飛行機だからこそスピードが求められるが、日常全てにおいていえることだと思った。

    そして、人間の運命はどう転ぶかわからないということ。著者は、日本に帰りたかったが、選ばれなかった。落胆するが、帰国を命ぜられた者は、ミッドウェーの海が待っていた。

    戦争のひどさも改めて感じた。みな、自分の命の大切さに気づくことなく、国のために投げ打っている。落下傘を持たずに飛び立つなんて、信じられない。こうした教育は、もう起こってほしくないと感じた。

  • 零戦のエンジン音が聞こえてきそうな本です。
    彼らの息遣いまで聞こえてくるよう。

    笹井中尉、素敵(笑)

    山口中尉の最期には、私も悔しくなった。
    体は元気。でも飛行機だけがもう飛べない。
    目の前にいるのに、助けられない。
    生と死の境界線が実に怖い。

    …読書感想って苦手orz

  • 零戦パイロット、撃墜王と呼ばれた坂井三郎さんの自伝。
    「戦いに出ることは死ぬことと決めかかっていた日本人の〈思想〉」と書いてあるように、当時の日本人の考え方がよく分かる。
    もちろん、戦争を美化するわけではないけれども、この時代の日本男児の精神力は素晴らしいものがあると思う。坂井さんだけでなく、これに書かれているすべての戦闘機乗りから、今の日本人が学ぶべきことは多いと思う。
    下巻を早く読みたい。
    子供に読ませたい一冊。

  • こんな実体験が歴史の教科書にあれば、もっと自分たちは歴史に興味を持ったかもしれないと思いました。
    零戦に乗り、明日は生きられないと思いながら、仲間の死を受け入れながら戦い続ける実体験談。
    本当にこんなゲームみたいな戦争があったなんて、信じれません。
    この時代の並みじゃない精神力、当時の人は超人ですね。
    事実だった事をありのまま読める今の日本に感謝しながら下巻へ。

  • 戦争を美化するわけではもちろんない!
    戦争の愚かしさや人の命の大切さがわかる本である。

    そしてそれ以上に、坂井さんの精神力の強さに強く惹かれる。
    ストレス社会だ、うつだと、なんだかんだと病んでいる現代社会である。
    それを乗り越えるためにも、強い精神を持つことが大切なんじゃないかな。

    いまどき流行らないだろう精神論。
    しかし、今の現代に足りないのはこれかもしれない。
    読後に強く生きたい!と、心から思った。

  • 驚くほど読みやすい。

    戦争の話だが特に暗くもなく、当時の学校やら基地の状況が、
    目に見えるような感じで淡々と書かれている。
    自分史の読み物としては逸品ではなかろか。

    下巻が楽しみ。

  • 撃墜王、サムライ坂井三郎氏の回想録。行間からは五感にリアルに伝わる過酷さ。戦闘機乗りは視力が命、15キロ先の蟻ほどの敵をいち早く見つけ、優位な体制から一撃を加える。視力2.5は努力の賜物、皆様も過酷さ、悲哀、儚さを五感で感じ取って欲しい良書だ。

  • 前半は飛行機乗りになるための坂井氏の奮闘が書かれている。飛行機乗りになるための地道な努力や初飛行の臨場感、空をかける爽快感がよく伝わってきて、初めて空に憧れる気持ちが分かった気がする。
    後半になるにつれ段々と戦争の悲惨さが浮き彫りになってきたが、まだ序章といったところか。
    今まで零戦には悲しいイメージしかなかったが、上手くは言えないけれど誇りを持って零戦に乗っていた彼らに対して、ただ悲しい可哀想とだけで片づけるのも違う気がした

  • 10.6.14
    ■こんにちは、鮒谷です。


     昨日は終日、読書デー。

     
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    ■「大空のサムライ」は、2000年に亡くなられましたが、

     先の大戦で200回以上の空戦を経験、敵機64機を撃墜した
     エース(撃墜王)として有名な坂井三郎さんが書かれ、

     世界的ベストセラーとなった本です。



    ■「自伝好き」の私としては、命のかかった極限状態の中、

     長い間、勝ち抜いてきた経験談から導き出される、
     人生全般にとって有用、有益な教訓はないものか、

     という視点も一つ持ちながら、読みました。

     この本を読んで感じたことについては、
     また日を(稿を)改めてご紹介いたいと思います。

  • ★今、目の前で見てきたかのような精緻な描写。素晴らしい記憶力だ。表現力も高く映画を見ているよう。

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