うおつか流台所リストラ術: ひとりひとつき9000円 (講談社+アルファ文庫 C 49-1)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062565592

作品紹介・あらすじ

目からウロコとはこのこと!これまでいろ〜んな台所の知恵はあったけど、皆、お説教臭い、面倒臭い、キマジメすぎる。でもうおつか流は、簡単!いい加減!変!鍋は上下段でイッペンに使う…鍋の二段活用。皮も骨も芯も使ってゴミも出ない。前の晩にチョチョイとつけとくから、ホンの少しでダシが効く。…とまあ今どきの食事情を大笑いしつつ、仁ちゃんが赤貧とともにひねり出したヘンチクリンなのに大真っ当な節約術の数々を発表した名著、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 役に立つ知識を楽しく学ばせてもらいました。
    とてもすべては真似する気になれませんでしたが、乾物使いは実践してすごく役にたっているし、うどん作りも簡単で結構美味しく出来ます。
    少しずつ実践してものにしていきたいです。

  • 筆者が心の底から節約を楽しんでいる姿が楽しかったです。中にはここまでマネできない(^^;)と思う節約術もありましたが、「安い」と思って買っているものの中にも、まだまだ考えればこっちの方がお得!というものもあるなぁと改めて考えさせられました。ただ安いのではなく、無駄をしない、健康的な料理スタイルに学ぶことは多いと思います。

  • 11月11日読了。独自の清貧啓蒙活動を続ける魚柄氏による、食材・ガス・台所スペースの無駄をなくしつつ、安価に・健康的に・楽しみながら食生活を送るための極意。精神論ではなく「出来合いの加工品は買わず、自作する」「味の濃いものは野菜・乾物を混ぜて味を分散する」「煮物は火にかけ続けるのではなく、火からおろして保温調理する」「食材は無駄に捨てず、骨・皮にいたるまでみじんにし・炙り・ダシをとり徹底利用する」などのきわめて具体的なコツが多く収められているのが特徴。料理屋の息子として生まれ自活してきた著者の経歴に負うところが大きいようだが、友人を家に招待するときにも「わざわざそのために食材を買い足すことはない」というその徹底振り(かつ、必ず客を満足させるという)には感心するやら呆れるやら、うらやましいやら。

  • 魚柄さんのホームパーティーにお呼ばれしたい。その時までに芸を磨いておこう。

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著者プロフィール

1956年、福岡県生まれ。食文化研究家。著書に『国民食の履歴書――カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが』『刺し身とジンギスカン――捏造と熱望の日本食』『台所に敗戦はなかった――戦前・戦後をつなぐ日本食』『昭和珍道具図鑑――便利生活への欲望』(いずれも青弓社)、『食育のウソとホント――捏造される「和食の伝統」』『食のリテラシー』(ともにこぶし書房)、『食べかた上手だった日本人――よみがえる昭和モダン時代の知恵』『食ベ物の声を聴け!』(ともに岩波書店)、『冷蔵庫で食品を腐らす日本人――日本の食文化激変の50年史』(朝日新聞社)など。

「2023年 『幻の麺料理 再現100品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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