「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」 (講談社+α文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062566421

作品紹介・あらすじ

大きな仕事を成すためには、“この人のいうことなら、この人のためなら”という“なら”の気持ち、すなわち「人望」を得る必要がある。「人望力」を手に入れるにはどうすればいいのか。歴史に残る大人物たちの実例に学び、「人望力」の5つの極意を身につける!! ※本書は1997年大和書房から刊行された『「人望力」の条件――人が集まる五つの要諦』を改題、再編集したものです。

感想・レビュー・書評

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  • 「この人の言うことなら」「この人のためなら」と思わせること、すなわち「人望」のある人とはどういうものなのか?歴史上の人物のエピソードを紐解くことで、それが浮かび上がってくる。
    童門さんの筆力か、ひとつひとつの話が実に活き活きと描かれていて、読み物としてもおもしろい。
    同氏の他の著作「泣ける戦国ばなし(WAVE出版)」「上杉鷹山の経営学(PHP文庫)」「小説 上杉鷹山(集英社文庫)」などもおすすめ。
    ※個人的に上杉鷹山が大好きなので、偏り恐縮です。

  • この人ならという気持ちをもたせる偉人のインプットは出来ても、中々アウトプットとして行動を、どうしたら自然とできるか改めて考えるきっかけとなりました。
    歴代の偉人が数多く登場しますが、一人一人深掘りして読んでみたいと思いました。

  • 童門流の歴史的人物評。当然のように、信長、秀吉、家康の評も出ているが、童門流だけあって、あまり知られてない人物にも深い洞察があり、楽しめる。

  • 歴史上の名君を取り上げて、人心を掴むにはどのような心構えが必要かを考えさせられた。
    この手の本を読むとストーリーと行動を真似しがちであるけれど、本当は一本筋の通った信念が大切なのだと思う。
    思考が行動となり、習慣がその人の人となりを形作るとすれば、それは尚更のこと。
    歴史上の名君の逸話が多数盛り込まれており、自分自身ならどうするのかを考えるには事欠きません。

  • 大きな仕事を成すためには、“この人のいうことなら、この人のためなら”という“なら”の気持ち、すなわち「人望」を得る必要がある。「人望力」を手に入れるにはどうすればいいのか? 「人望力」の5つの極意について、歴史に残る人物たちの実例を交え説く。

    第1章 人間通―人を見きわめる、人を動かす
    第2章 世間通―情報に通じる、時代を読む
    第3章 経済通―無駄を省く、生きた金を使う
    第4章 影響力―個性を見抜く、人を育てる
    第5章 人間力―自分を育てる、人間の器を大きくする

  • 大きな仕事を成すためには、能力だけではなく、いかに自分の周囲に人が集まるかが重要となる。すなわち、“この人のいうことなら、この人のためなら”という“なら”の気持ちをもたせることである。これが「人望」である。いま、戦国時代の危機(これまでの価値観の破壊)と幕末開国時代の危機(国際化への外圧)が、同時に日本を襲っている状況だ。そんな時代だからこそ、歴史に残る大人物たちの実例に学び、「人望力」の五つの極意を身につける。

  • 人望力がつくかは微妙だが、歴史上のエピソードをかいつまんで知るにはいい本。
    風度についてさりげなく話しても嫌味にならない人になりたいわ(^_^;)

  • 歴史作家童門冬二の
    人を惹きつける人、人望力の条件とは何ぞや?というのを
    歴史上の人物を例えにして書いてある本。
    読んだら意外とサッパリしてて、もうちょっと書いて欲しいかったなぁ〜というのが本音だけど。
    よく知られている豊臣秀吉や徳川家康ももちろん
    様々な歴史上の人物も出てくるわけで。
    普段なかなか本を読まないけど、という人には勧めれる。
    特にサラリーマンには。
    こういう時にはこうした、あぁいう時にはあぁした
    とか読んでいて、あぁ成る程なと。
    思うこともチラホラ。

  • 「人望」とは「この人なら」と思わせる事であり、その人から発散されるオーラである。
    人望力の条件として、「人間通」、「世間通」、「経済通」、「影響力」、「人間力」の5条件に分け、歴史的人物のエピソードを紹介し、解説している。
    とくに足りない部分として印象的だったのが、世間通であるという事。すなわち、情報力。リーダーの条件として、1、先見性 2、情報力 3、判断力 4、決断力 5、行動力 6、体力 と上げられているが、最も重要なのは、「情報力」である。なぜなら、これらすべての基となるのが情報であり、「ものごとのすべては情報によってスタートするからである」
    事を成す為には、能力だけではなく、「人」が重要なキーポイントとなる。いかに自分の周囲に人が集まるか。すなわち、「人望」をつける為のヒントが書かれた1冊。

  • 「人望力」の条件。それは5つの条件であった。 1.人間通 2.世間通 3.経済通 4.影響力 5.人間力 様々な観点から、上に立つ人間の然るべき姿、心得を歴史上の有名人物を参考に書いてある。
    読んだ前と読んだ後では、だいぶ仕事に対する意識が変ってくると思う。
    また、歴史上の立役者のエピソードも多く書かれ、飽きずに読み通すことが出来る。
    かなりお薦め。

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著者プロフィール

歴史作家。東京都知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。退職後作家活動に専念。人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『上杉鷹山』『小説徳川吉宗』など著書は300冊を優に越える。

「2023年 『マジメと非マジメの間で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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