バイ菌だって役に立つ―清潔好き日本人の勘違い (講談社プラスアルファ文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062566476

作品紹介・あらすじ

「気味がわるい」と嫌われる回虫やバイ菌。でも、こういった「生き物」は、古来よりヒトと共生してきた。1950年代の回虫感染率は60パーセント台だったが、いまでは0.2パーセント。この回虫感染率の低下に反比例して、アトピー性疾患や、アレルギー性疾患患者が増加した。バイ菌を排除する日本人の行きすぎた清潔志向が、健康に影響を与えているのだ。

感想・レビュー・書評

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  • 「バイ菌だって役に立つ」4

    著者 藤田紘一郎
    出版 講談社+α文庫

    p172より引用
    “つまり、あくまでも腸内細菌の間の「バランス」が必要だ、
    ということだ。”

    寄生虫学者である著者による、
    寄生虫や細菌との付き合い方を記した一冊。
    寄生虫の基礎知識から行き過ぎた清潔による害まで、
    時に面白く時に鋭い言葉で書かれています。

    上記の引用は、
    Oー157についての項の中の一文。
    善玉腸内細菌はヨーグルト等でよく知られて、
    よく摂取されていますが、
    悪玉菌も少しは無いと腸がうまく働かないというのは面白いです。
    細菌も元気でやっていくには、
    程よい緊張感が必要であるということでしょうか。
    p69に掲載されている江戸時代の絵の中の人物達、
    すごくいい表情で実に楽しそうです。
    昔はお尻からサナダムシが出てくる事は日常茶飯事で、
    笑い事だったのかも知れません。

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著者プロフィール

藤田紘一郎(ふじた こういちろう)
1939年、中国東北部(旧満州)に生まれる。東京医科歯科大学医学部卒業、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。医学博士。テキサス大学留学後、金沢医科大学教授、長崎大学医学部教授、東京医科歯科大学大学院教授などを経て、現在は東京医科歯科大学名誉教授。
専門は寄生虫学と熱帯医学、感染免疫学。1983年に寄生虫体内のアレルゲン発見で小泉賞を受賞。2000年にヒトATLウイルス伝染経路などで日本文化振興会社会文化賞および国際文化栄誉賞を受賞。
主な著書に『脳はバカ、腸はかしこい』(三笠書房知的生きかた文庫)、『「腸にいいこと」だけをやりなさい!』(毎日新聞出版)、『免疫力』『アレルギーと腸内細菌』(ともにワニブックスPLUS新書)、『こころをよむ 腸内細菌のチカラ』(NHK出版)など多数。"

「2021年 『子どもの幸せは腸が7割 3才までで決まる!最強の腸内環境のつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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