私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ すべて小さく考えよ (講談社+α文庫)

  • 講談社 (2002年11月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784062566773

作品紹介・あらすじ

オリジナル!!
お客さんは無限にいる。要はいかに他店より売るかだ!!

石油も自動車も抜いた売上高世界第1位の小売業ウォルマート。創業者が説く売る哲学、金銭感覚、出店のノウハウ、人事の秘策とは。無敵腐敗の商いのコツ!!

創業以来わずか40年で売上高世界第1位に急成長した、小売業チェーンのウォルマート。創業者サム・ウォルトン亡き後も、その経営哲学・ビジネス戦略は受け継がれ、ついに世界を席巻した。田舎町の商人から巨大企業へと導いたサムの起業理念、不屈のケチ精神、比類なきアイディア、お客や従業員への思い、家族への愛など、身近な人々のエピソードで綴った自伝。ビジネス成功への鍵はここにある!

みんなの感想まとめ

経営哲学やビジネス戦略を深く掘り下げた自伝は、ウォルマート創業者サム・ウォルトンの人生と理念を通じて、顧客第一主義や従業員とのパートナーシップの重要性を強調しています。著者は、自身の経験を基に、経営を...

感想・レビュー・書評

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  • 世界最大の売上を誇るウォルマートの創業者の物語

    そして、チェーンストアのカリスマコンサル、ペガサスクラブの渥美俊一氏と、桜井多恵子氏の訳である。

    アメリカのプラグマティズム:実践主義の申し子と理解する

    気になった言葉は以下の通りです。

    ・すべての努力は客のためであって、企業のためではない。
    ・失敗を恐れず、改善と改革に挑戦し続ける
    ・サム・ウォルトンのすごさは、たった一人の英雄ではなく、人を育てる名人であったということだ

    ・何事もやるなら最善を尽くしなさい
    ・私は競争相手を常に調査していた
    ・小売業に関するあらゆる本を読みあさった
    ・共同経営もリスクが多いのでやめようと妻はいいだした
    ・私を支えてきた教訓をそこで学んだ、それは、「誰からでも学べる」ということだった
    ・つねに規格からはずれた業者や仕入れ先を探し求めてきた
    ・私たちは何でもやった。つねに新しいことを試みていた。
    ・サム・ウォルトンが他の人々と違っている点が二つあった。①毎朝、何かを改善しようと決心して起床すること。②間違いを犯すことを恐れないこと。間違っていたとわかったら、それをあっさり捨てて、すぐに軌道を修正する。
    ・お客は立派な店より安い商品を望んでいることがわかった。

    ・すぐ実行してやりとげよう
    ・広告を出すなら他の店と同じ値段では意味がない
    ・他の店にいって、競争相手を視察しろ。あらゆる競争相手を研究しろ。欠点は探すな。長所を探せ。
    ・怠惰な金持ちにはなるな
    ・事業を拡張するなら、それを管理する技術を学ぶ必要がある。そのためには、つねに的確にデータをつかんでいなければならない。
    ・小売業の成功の秘訣は、「お客が望むものを提供する」ことである。
    ・正面から立ち向かえ。競争はわが社を鍛えてくれる。

    ・小さく考える。

    ・重要な6つの方法
     ① 一店ごとに検討する
     ② 意思疎通こそ組織の生命
     ③ 現場でしかわからない
     ④ 現場に責任と権限をもたせる
     ⑤ 現場から改善策を出させる
     ⑥ 組織をスリムにし、官僚化と闘う

    ・ジョン・D・ロックフェラー・ジュニア
     「すべての権利には責任が、すべての好機、すべての財産には義務が伴うと信じる」

    ・成功のための10カ条

     ① あなたの事業に夢中になりなさい
     ② 利益をすべての従業員と分かちあいなさい
     ③ パートナーたちの意欲を引き出しなさい
     ④ できる限りパートナーたちと情報を共有しなさい
     ⑤ 誰かが会社のためになることをしたら、惜しみなく称賛しなさい
     ⑥ 成功を祝い、失敗の中に、ユーモアを見つけなさい
     ⑦ すべての従業員の意見に耳をかたむけなさい
     ⑧ お客の期待を超えなさい
     ⑨ 競争相手より経費を抑えなさい
     ⑩ 逆流に向かってすすみなさい

    結論 すべてはお客が決める 店が成功するかどうかは、あなた次第、つまりすべてはお客にかかっている。

    目次

    まえがき
    誰よりも多くの店を視察した経営者

    第1章 1ドルの価値を知る
    第2章 バラエティストアからの出発
    第3章 再起をかけた闘い
    第4章 流れに逆らい、川上を目指す旅
    第5章 家族の絆を育てる
    第6章 優秀な人材を求めて
    第7章 首まで借金につかって
    第8章 次の町、次の店へ
    第9章 よりよいパートナーシップを目指して
    第10章 最大の躓き
    第11章 ウォルマート的社風の創造
    第12章 顧客第一主義
    第13章 競争に立ち向かう
    第14章 勢力の拡大
    第15章 「小さく考える」
    第16章 社会に貢献できること
    第17章 サム流「成功のための10ヶ条」
    第18章 遺したい言葉

    あとがき
    解説

    ISBN:9784062566773
    出版社:講談社
    判型:A6変
    ページ数:416ページ
    定価:940円(本体)
    発行年月日:2002年11月
    発売日:2002年11月25日
    国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN

  • 不可逆的に進行する病と向き合いながら、自身の自伝をまとめたという著者。そのことばやエピソードの一つ一つは示唆的であり、印象的である。

  • サム・ウォルトンはその最晩年に、多発性骨髄腫といふ難病を告げられます。それまで過去を振り返る事に消極的だつたサムは、死期が近付いてゐる事を悟り、本書を執筆したさうです。そして脱稿後まもなく、すべてやりつくしたと言はんばかりに、74年の生涯を終へたのであります。

    サム・ウォルトンはいふまでもなく、売上高に於いて世界最大企業である「ウォルマート」の創業者。小売業に限らず、製造業なんかも含めた全業種の中でトップなのが凄い。ちなみに小売業ナムバア2はフランスの「カルフール」ですが、ダブルスコア以上の差をつけてをります。

    一代でこのガリヴァー企業を作り上げた人の自伝であります。面白くない訳がありません。ビジネス書の枠に嵌らぬ、痛快なる読物となつてゐます。
    それまでの商売の常識を次々と覆してきた人物ですが、一方で、これほど他社店舗を見学した人もゐないでせう。謙虚に、他店の良い面を盗む、つまりマネをすることを躊躇しなかつた人でもあります。

    この店舗見学を、チェーンストアでは「ストア・コンパリゾン」などと称しますが、なかなか虚心に「良い面だけ学び取る」ことが難しいのです。変なプライドがあるのか、その店の悪い面ばかり注目して、「これなら我が店が勝つてゐるな」などと生温い自己満足を得るための店舗見学に堕してしまひがちであります。
    しかしサムは違ひました。創業期は勿論、ナムバアワンになつても、晩年に至るまで店舗見学を続け、ウォルマートの顧客の為になる事なら取り入れてきました。

    同時に、自分の能力の限界も客観的に把握してゐたやうに思ひます。ゆゑに自らの不得手な分野には、積極的にスカウトして人材を次々に我が社へ招聘しました。最終的な判断は自分が下しますが、さういふ優秀な人材の意見に耳を傾け、お山の大将にならなかつたのが良かつたのでせう。
    一時的な成功を手に入れながら、それが長続きせず破綻したりする会社が多いのは、オーナー社長が過去の成功法則に囚はれて、他者の提言を無視する傾向がある点も大きい。

    大きくなつたウォルマート社は、ガリヴァー企業ゆゑの問題も抱へるやうになつたと聞きます。その規模に比して地元への貢献が少ない、時間社員は最低賃金、組合は作らせない.....
    サムの遺志を継いだ現経営陣は、この大きくなり過ぎた小売会社をどう舵取りするのか、まことに興味のあるところであります。

    ところで、チェーンストアに身を置く人にとつては、本書の監訳に名を連ねる二人にも注目であります。渥美俊一氏は、日本リテイリングセンター(JRC)といふコンサルティング会社を立ち上げ、日本のチェーンストアを指導してきた人。この世界では、神様みたいな人です。桜井多恵子氏は、そのJRCのチーフコンサルタントで、講演や著書ではその毒舌ぶりが評判(?)の先生。監訳にこの二人の名があるだけで、「これは買ひだな」と存じます。
    デハデハ。

    http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-754.html

  • 本書は、いまや世界最大の企業となったウォルマートの創業者、サム・ウォルトンによる自伝です。自伝なのでもちろん自身の幼少期の体験なども書かれてはいますが、読み進めるにつれて、どうもこれはウォルマートを引き継ぐ経営陣と従業員に向けて書かれたものではないか、という気がしました。つまりウォルマートの変えてはならない基本理念、つまり顧客第一主義、従業員とのパートナーシップ関係、などを強調している一方で、そのほかの点はどんどん変革せよ、現状に満足するな、ルールは破れ、ということを強調されています。日本語版の副題にもなっていますが(原題には含まれていない)、「小さく考えよ」というのはつまり1店舗で経営していたときの経営原則、つまり顧客の求める以上のモノ・体験を提供せよ、ということで大企業の視点で考えるのではなく、常に基本に帰れということを戒めています。

     本書を読むと、米国の経営者といっても様々で、サム・ウォルトンなどはむしろ典型的な昔の日本人経営者に近い印象を受けました。従業員を大事にして、地域の発展も視野に入れ、顧客第一主義、ということで、あらためて日本企業はこういった価値観の大事さを見直すべきではないかと思います。サム・ウォルトンに対して親近感がわく、とても興味深い本でした。

  • ウォルマートを一代にして作ったサム・ウォルトンの自伝。家族や古参幹部たちが当時を振り返りながら合いの手を入れる形式。1号店を出したのが40代というのが驚き。

  • 「ウォルマート」創業者サム・ウォルトンによる自伝、そしてウォルマートの驚異的な成長の軌跡が書かれた本です。
    小売業に従事する人はもちろん、他の業種にも、ここに書かれている基本原則は役立つと思います。
    また、「どんな仕事をする場合でも、楽しくやる(「口笛を吹きながら働く」式の哲学)」「コミュニケーションを大切にする姿勢」「つねに変化する必要があるという強い意志」など、自分自身「こうありたい」と思っていることを、実現している人の姿が本書にはありました。

    そして、「競合他社を知ること」の重要性についても気づきがありました。今まで、競合他社のことは「気にはしていた」が徹底研究するまでは至っていなかった、と。
    ウォルトン氏のように、”あらゆる競争相手を研究し” ”長所を探”して、良い部分を取り入れていきたいと思います。

    何よりも、一番大切にしたいことは「顧客起点」の考え方です。自分でも常にそこに立ち返れるようにしたいと思います。

  • 驚異的な成長を見せるウォルマートの創業者、サム・ウォルトン氏によるウォルマートの物語。
    マーケティングのヒントにも経営戦略のヒントにもなるとは思うが、企業の成功は結局、経営者の熱い想いと個性が成功のカギなのだろうかと思わせる本。

    彼の成功の鍵は以下にあったのではいだろうか?
    ◆自分のやりたいこと、目指すところをが明確
    ◆謙虚さと頑固さ
    ◆行動力/実行力
    ◆変化をいとわないマインド
    ◆アソシエーツ(従業員)への愛情

    彼の創業経営者としての資質がウォルマートの様々な施策の根底にあり成功につながったのだと思う。

    J.ウェルチ氏やC.ゴーン氏、J.イメルト氏ほどに名前は聞かないような気がするが、サム・ウォルトンは偉大な経営者だと思う。

  • ▶図書館にあり。
    ●2026年5月5日、図書館で借りて読んでる「良い戦略、悪い戦略」の38ページで、ウォルマートの創業者サム・ウォルトンの例を挙げていた。サム・ウォルトン関連の本を探してレビューの高いものを2冊チェックした。

  • エピソードトークで内容がほとんど埋め尽くされているような構成。

  • アメリカの話のせいか、ダイエーの話に比べるとピンとこないところもありましたが、低価格のために、あらゆる面で工夫していたのはわかりました。

    自家用の飛行機で、出店予定の現地を上空から視察するエピソードにインパクトがありました。

  • 『ニューリテール進化論』みたいに企業の成長には歴史のタイミングが大事なんだな。1960年代のアメリカと同じ状況の、流通業とその物流が未整備の国(例えばアジアやアフリカ圏)ならここの本に書いてあることがウォルマートよりさらに速いスピードで実現しそう。
    タイミングをとらえてやるべきことをできるかどうかが分かれ目なんだろうな。

  • 資本論が理論的で資本主義批判の資本主義入門書ならこの本は経験論的で資本主義の強者による資本主義入門書である
    資本論を勉強したあとにこれを読むとああ資本論は学生までの社会に出ない連中の足掻きに過ぎないのかと涙が出る
    これを読み資本主義をサバイブする

  • ジェフベゾスのオススメ本に入っていたので読んだが、Amazonはウォルマートの影響を本当に受けてることが改めて分かる。高度に細分化されてしまうと分からなくなるが、良い商品を安い価格で仕入れ、安い価格で売ることが小売業の根本。

  • ビジネスは競争である。商売が安泰なのは顧客が満足している間だけである。

    リテイルとはディテールだ。小売業とは細密な作業をすることだ。

    お客の立場で考え、細かいことまで想像をめぐらせる必要がある。

    なんとしてもそれを、達成したいという情熱さえあれば、成功は何度でも起こり得る。必要なのは学び絶えず疑問を抱く姿勢とそれを実行する意欲だけである。

    ウォルマートの彼の考え方が分かるのと、ウォルマートの辿ってきた歴史が面白かったです。

    上にあげた、抜粋した文章も、興味深くて、心に残ったのでメモしました。

  • 2022/10/03
    2022年24冊目。
    ウォルマートの創業からの軌跡を辿れる一冊。一読の価値あり。

  • 小売業の経営者(経営層)にとってとても参考になる本だと思う。
    小売業でも経営層でもないため、読んだ内容を仕事に直接活かすことは難しそうだが、伝記的な読み物としては非常に面白かった。

    とにかく安く仕入れたり、薄利多売のビジネスモデルを提唱したり、小売でうまくいってる企業のやり方はウォルマートがルーツなのではないかと感じた。

    日系の小売業とこの本に記載されていたウォルマートのやり方で異なる点は成果を出した社員への正当な評価ができているか否かだと思った。

  • 1970年前後、大手小売企業の店舗数や物流センターに足下にも及ばなかった。
    大手は粗利率をキープすることにこだわり、ウォルマートの徹底的なコストカットによる低価格製品に負けた。イノベーションのジレンマ的な感じ。

    Kマートと地域で競合になった時、相手店舗に視察に行き電話で価格の推移を伝え、自社の方が安く価格を設定する荒技でKマートに対抗した話が面白い。

    イノベーションのジレンマの本には、Kマートがイノベーションのジレンマの成功例として紹介されている。バラエティストアをたたみ粗利率が低くなるディスカウントストアに主軸を置き、破壊的イノベーションに対抗した。バラエティストアはディスカウントストアに代替された。

  • パートナーシップ 経費コントロールと顧客価値 仕組みの構築

  • 戦国時代の武将物語に通じるところがある。
    スーパーマーケット黎明期に町の個人商店同士の戦いから群雄割拠の大型チェーン店同士の競争になる一番面白い所で卓越した経営手腕を発揮した。
    この本を読むとウォルマートが大きくなるのも納得がいく。
    社長がこれだけ一生懸命やる会社も少ないだろう。

  •  世界最大の売上を誇るウォルマートの創業者の自伝。周囲の人の言葉も交えつつ、創業から発展の経緯と成功の秘訣について述べている。
     一代で世界最大の売上にするというのは本当にすさまじい。この人のすごいところは、シンプルないくつかの原理原則に基づいて、徹底的にやり抜くところだと感じた。経費削減しかり、他社ベンチマークしかり。テクニック的な部分はほとんど見受けられず、強いて言えば商品の選定眼と人を巻き込むことに優れていた人物と見えた。
     海外のビジネス書らしく遠回りな表現も多いが、読み応えのある内容だった。少し古い本だが、今読んでも大いに参考にできる。
     以下、備忘録。
    ・可能な限りコストを削る(仕入、土地建物、経費)。商品を安く売ることを徹底
    ・他店の現場を周り、徹底的に研究する。やったことの大半は他社の模倣
    ・絶えず新しいことに挑戦し、実験し、事業を拡大する
    ・お客様を大切にするためには、お客様に接する従業員を大切に。従業員のがんばりに報酬で報いる
    ・会社が成長すると不要・重複業務が出てくる。絶えずこの問題を考えるのが経営陣の責任

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