ヨーロッパの世界遺産 1 (講談社+アルファ文庫 E 32-8)

制作 : 講談社 
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062568296

作品紹介・あらすじ

西欧文明の発祥の地としてのイタリア、ギリシア。政治、哲学、文学、美術が今に至るまで影響を与えているギリシア文明の遺産。実践的な技術と現世を楽しむ文化をもって古代世界に君臨したローマ帝国と長い中世の後に古典古代の研究のもと輝かしい人間讃歌の芸術を生んだルネサンスの地、イタリア。舌を巻く人間の叡智の跡を巡る。

感想・レビュー・書評

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  • 私事ですが、今年の目標は世界史の勉強。子供たちのために契約したスタディ・サプリで大学受験用の世界史を勉強しております。村山秀太郎先生、いつもお世話になっています笑

    その講義、政治史だけでなく文化史もあり、面白く視聴しておりますが、今回読んだヨーロッパの世界遺産は、こうした世界史の復習にピッタリであると感じました。

    特に建築関係は重点的に学べます。ローマ皇帝たちの凱旋門(パリやインドだけではないですもんね)の話、バジリカ様式やビザンツ建築など、教科書でも資料集でも出ているのですが、そういうのが絵入り・解説付きで教科書よりも柔らかい?感じで出ています。

    あと、ここは強みだと思いますが、ローマとかピサとかトリノとか、町ごとに歴史も含め章立てしているので、ルネサンス以降のイマイチ整理しづらいイタリア政治史を復習するのにもいいかもしれません。サヴォイア家がイタリア統一するときの首都は、トリノ、フィレンツェ、ローマと遷移していったのだと記憶しています。そういうのも、町ごとに辿って読むことも可能。
    もちろん地図ものっていますので地理も分かりやすい。ついでに言えば写真ばっかですから脳内旅行イマジネーションが爆発して気分はイタリアに浸れます笑 ローマだけでなく、あの町にもこの町にも行きたいってなると思います笑

    本作最後1/6程度ですがギリシアも載っています。ほんのわずかですね。世界史では柱の形状でドーリア式、イオニア式、コリント式とならいましたが、そういうのが良くわかるくらいかな。

    ・・・

    そういえば、この前リバプールの世界遺産指定が取り消されたというニュースを見ました。保存状態が良くないとのことで。でも、それに限らず、古い建築物や自然も意識的に保全しないと劣化して、最悪の場合は瓦解・消滅してしまいます。自分が生きている間にキチンとお金を払って(保全代として)、見て、そして感動して、そうしながらも後世の人たちにも素晴らしい歴史の一部を引き継げたらいいなあと思いました。

  •  イタリアとギリシアにある20弱の世界遺産について、それぞれ地理的、歴史的な説明、関連する人物について、見どころなどを紹介したもの。半分は写真が占めている。
     各遺産については教科書的な説明が大半を占めており、面白味に欠ける。綺麗な写真が多く載っているのが救いで、写真だけ見ると行ってみたい気になる。(11/09/21)

  • 2009/7/19 チェック済み

  • 中世ヨーロッパの建築に興味がある人は読むべしです!写真はすべてカラーでとてもきれい。旅行気分を少しだけ味わえます。

  • オールカラー版に比べて写真の数が増えています。掲載されている世界遺産も増えているので、世界遺産の資料として良い感じ。文庫なのでお値段も懐に優しい(笑)

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著者プロフィール

監修・執筆 深田晶恵
個人のお金の相談を受けるファイナンシャルプランナー。(株)生活設計塾クルー取締役。
金融商品や保険商品の販売をせずに、中立的な立場で退職後の生活設計などの相談を受けている。高齢の夫の両親と同居の経験もあり、高齢者へのアドバイスに定評がある。著書は『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)など多数。

巻頭料理特集 『かんたん! おいしい! 手間いらず 冷凍うどんのすすめ』(上田淳子)
兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究所職員を経て、渡欧。帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。作りやすい家庭料理レシピが好評。『冷凍お届けごはん』『ひとりでできる 子どもキッチン』(以上、講談社)など著書多数。

週末コラム 『健康になる食生活』東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 濱裕宣・赤石定典
健康と栄養のバランスを大事に、日常生活の中で活かせる食事のノウハウの普及を目指している。栄養のプロの知識と科学に基づいたわかりやすい解説に定評がある。

「2022年 『かんたん年金家計ノート 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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