イタリア 小さなまちの底力 (講談社+α文庫)

  • 講談社 (2006年1月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784062569941

みんなの感想まとめ

地域の力を活かしたイタリアの小都市の魅力が描かれています。特に「保存は革命である」というスローガンのもと、歴史的価値を持つ建物の修復や再生が、質の高い生活環境を生み出す様子が詳述されています。イタリア...

感想・レビュー・書評

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  • ボローニャのスローガン 「保存は革命である」
    質的充実への道

    その土地の個性、歴史や文化の蓄積にこだわり、
    人間の感性にぴったり合った質の高い生活環境をつくる。
     
    「保存」conservazioneから生活できる「修復再生」restauro
    ricupero

    restauro
    「老朽化し、機能が低下した建物を修復し、
    本来の建築的な特徴、歴史的な価値を保存しながら、
    現代のニースにあわせて機能を再生する仕事」
     
    イタリアの豊かさは、どこからきているのか?
    それは、ライフスタイルにあると思う。

    ヒューマンスケールの町

    世界遺産の街 トスカーナ ピエンツァ
    ヴェネト アゾーラ
    非機能的都市 ヴェネチュア
    過去と現在を共存させる

    産地 distretto industriale

    コンバーター
    マーケティングと商品企画機能を担いながら、
    製造の各工程の下請け企業を組織する。
    そして、中小企業がネットワークを形成して、
    消費者のニーズに応えられる
    多品種で少量の生産を実現する。

    古いオリジナルなものが、美しく、
    希少性があるばかりか、
    さまざまな歴史の想像力を働かせてくれるから、
    価値があると考える。

  • なかなか、中身も厚くじっくり読むことができた。
    やはり日本人とイタリア人では住むという考え一つとっても大違いで、陽気さや人懐っこさをふんだんに公共性を発揮できるシステムが整っているようだ。
    住むということは、ある意味で人生哲学がそこに反映される。自分らしい住まいを演出するそのセンスは脱帽だ。

    ただ、何より自分たちのことを誇りに思っていてそれを見せる余裕に溢れていることこそがイタリア人のイタリア人たる所以なのだなと感じた。

  • 陣内先生の行き先はグー

  • 2009/7/19 チェック済み

  • イタリアの魅力を実生活や身近な出来事のみで論ずる本は多い中、これは都市を取り上げており、感情論に終始しないのがいい。パッセジャータの効能を知った感動は大きかった。

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著者プロフィール

1947年福岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了・工学博士。法政大学名誉教授。専門はイタリア建築史・都市史。
主な著書に、『イタリア都市再生の論理』(鹿島出版会、1978)、『東京の空間人類学』(筑摩書房、1985)、『ヴェネツィア―都市のコンテクストを読む』(鹿島出版会、1986)、『都市を読む*イタリア』(法政大学出版局、1988)、『都市のルネサンス【増補新装版】―イタリア社会の底力』(古小烏舎、2021年)、『トスカーナ・オルチャ渓谷のテリトーリオ―都市と田園の風景を読む』古小烏舎、2022)他多数。

「2025年 『地中海都市の空間人類学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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