バイリンガルの科学―どうすればなれるのか? (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 19
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062570114

作品紹介・あらすじ

海外帰国子女はみんな英語ができて、発音もすばらしいのだろうか?国内だけで勉強したのでは、バイリンガルになれないのだろうか?私たちが知らず知らずのうちに受け入れているバイリンガルにまつわる「常識」の洗いなおし、外国語を身につけるための条件を科学的に考えなおす作業をした本書の結論は、バイリンガルになりたいという希望を持っているあなたを、きっと勇気づけるに違いない。

感想・レビュー・書評

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  • 「ヨーロッパ言語の項で、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語等は、単語のスペルが多少違っても語源が同じためにお互いに理解しやすいことを書きましたが、イタリア語とスペイン語が話せればバイリンガルと言えるとすると、東京語と地方の方言でも立派なバイリンガルと言えましょう。」(p.37)かつてほとんどの日本人が共有していたバイリンガリティーが失われてきている。そのことと日本の衰退との関係は?
    「孤立はこれらの社会を萎縮するに任せ、かつては彼らのためにもっとましな生活の秘密を啓示してくれていた環境の影響下で習得したところの諸習慣にいつまでも隷属したまま残るに任せておいた。」
    ブラーシュが『人文地理学原理』(上巻、p.111)で逆説的に述べているように、他文明・文化との交流こそがある文明・文化の発展の重要な要因の一つなのである。日本文明・文化は他文明・文化との交流という「有効な換気法」( ブラーシュ、『人文地理学原理』、岩波文庫、p.111)を今また必要としているのである。そのために必要なことは、日本社会の中に多言語状況をつくりだすことによって、日本社会におけるバイリンガリズムを復興することではなかろうか。

  • £1.50 書き込み有り

  • 子供をバイリンガルで育てるって生半可な努力じゃできないのかもと思ってたけど、やっぱり・・・
    中途半端にならないよう気をつけましょう。

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著者プロフィール

小野博(おの・ひろし)
写真家。1971年岡山県生まれ。2002年からオランダ、アムステルダム在住。多摩美術大学美術学部彫刻科卒業。サンドベルグ・インスティテュート ファインアート科課程修了。1999年コニカ写真奨励賞を受賞、50ヶ国を巡り「地球の線」を制作。また、2003年「旅――『ここではないどこか』を生きるための10のレッスン」(東京国立近代美術館)に出展。2008年 個展「大切なことは小さな声で語られる」(大原美術館)。著書に『ライン・オン・ジ・アース』(エディマン、2007)、『世界は小さな祝祭であふれている』(モ・クシュラ、2012)がある。


「2017年 『日本の本日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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