違いを見ぬく統計学―実験計画と分散分析入門 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 119
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062570138

作品紹介・あらすじ

数ある中から1番おいしい水を選ぶには、どうすればよいか?選ぶ対象が多いと試飲する手間も人数も馬鹿にならないし、試飲者各人の好みや体調、飲む順番など、さまざまな要因が重なり合って結果に影響するからだ。このようなとき、最小の手間と費用で最良の結果を簡単に選ぶ方法があればベストだ。それが統計学の一手法である実験計画法と分散分析である。豊富な具体例を使って、この手法を平易に解説しよう。


数ある中から1番おいしい水を選ぶには、どうすればよいか?おいしい水がブームになって、たくさんのミネラルウォーターが市販されているが、どれが1番おいしいかを確実に選ぶとなると簡単ではない。選ぶ対象が多いと試飲する手間も人数も馬鹿にならないし、試飲者各人の好みや体調、飲む順番など、さまざまな要因が重なり合って結果に影響するからだ。このようなとき、最小の手間と費用で最良の結果を簡単に選ぶ方法があればベストだ。それが統計学の一手法である実験計画法と分散分析である。豊富な具体例を使って、この手法を平易に解説しよう。

感想・レビュー・書評

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  • 分散分析や、ブロック因子などの考え方が分かりやすく書いてある。だけど、もっともっと分かりやすくできるんじゃないかって、最初のおじさんと姪の会話は分かりやすいんだけど、本編はそれよりかもっと難しい。

  • 公平性は測れるか という難しい問題に挑戦している。
    本書をちょっと読んだだけでは、原因と結果の関係が分かる方法までは理解できなかった。

    実験計画と分散分析を勉強しはじめるきっかけにはなる。

  • 分散分析の際に必要となる、主効果、交互作用など、基本的な用語を押さえているため、読むと分散分析の結果の見方が分かりやすくなると思います。

    序盤から式がちらほら出てくるので、気が滅入ってしまう方もいるかもしれませんが、式には少し目を通すくらいで、頑張って文章だけ追っかけても良いかもしれません。

    自分の研究として分散分析の実験を考えている場合、この本は入門書として、さらに詳しい本や関係領域の本を読まなければいけないと思います。
    まだ研究をしないという人なら、他の人の研究結果を読み解く上で必要な知識までは理解しやすくなっているので、一読して損はありません。


    [ 目次 ]
    第1章 騒音を予測する―線形モデルと回帰分析
    第2章 違いを見ぬく―1因子実験と仮説検定
    第3章 公平性は測れるか?―多重比較と変量モデル
    第4章 組み合わせの妙趣を取り出す―2因子実験と交互作用
    第5章 重なる要因を解きほぐす―3因子実験と階層実験
    第6章 市販の水はおいしいか?―一部実施法と直交実験
    第7章 フロリダへはハロウィンに―標本内実験と分割実験
    第8章 特性値に影響したのは何か?―共分散分析

  • 例があってわかりやすい。
    事前にそれなりの知識が必要。

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著者プロフィール

早大

「2022年 『統計学入門 II』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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