格闘技「奥義」の科学 わざの真髄 (ブルーバックス)

  • 講談社 (1995年8月10日発売)
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感想 : 11
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  • 本 ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062570831

作品紹介・あらすじ

いかなる格闘技でも、超一流の域に達した人は、常人にはうかがい知ることのできない「奥義」を身につけている。わずかに触れただけで相手を吹っ飛ばしたり、3枚重ねの真ん中のレンガだけ割ったり、2倍も体重のある相手の突進を受け止めたり……。しかし、たとえ神秘的に見える「奥義」も、実は力学的に高度な合理性にもとづいたわざであることを、本書は明らかにする。


中国拳法から空手、相撲、グレーシー柔術まで……
秘められた破壊力、無駄のない美しさ。いかなる格闘技でも、超一流の域に達した人は、常人にはうかがい知ることのできない「奥義」を身につけている。わずかに触れただけで相手を吹っ飛ばしたり、3枚重ねの真ん中のレンガだけ割ったり、2倍も体重のある相手の突進を受け止めたり……。しかし、たとえ神秘的に見える「奥義」も、実は力学的に高度な合理性にもとづいたわざであることを、本書は明らかにする。「奥義」とは、命をかけた真剣勝負とたゆまぬ日々の鍛練から、物理法則をも極めてしまった先人たちの知恵の結集なのである。

感想・レビュー・書評

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  • 武道や格闘技の熟練者の格闘技術はなぜ一般人のそれと比べて著しく違うのか?
    その謎を物理学を駆使して客観的に深堀した本。

    眉唾話や武勇伝のような話に流れず、終始一貫して物理学的なメカニズムを解き明かしているのが良かった。

    1990年代の格闘技盛んな時期に書かれただけあり、多様な格闘技・武道が登場する。
    個人的には少林寺拳法にスポットが当てられる機会が多くて嬉しかった。
    後は相撲推しなのか、相撲に関する技術に紙面の多くを割いていた。

    技術の内容も打突に限らず、投げ、押し、受けと多岐に渡っていた。
    本書は科学的で良いとはいえ、やはり面授面受の武道の世界。
    実際の武道の修練の中で何かを掴んだ人が、再発見のために読むには良いだろうが、素人が本書を読んで実践しようとしてもおそらくはうまくいかないだろうとも思った。

    個人的には下半身を使って撃て言われる根拠が、全身の運動量を動かすという理論に得心がいった。

  • 789-Y
    閲覧新書

  • やはり力士が最強!

  • フォトリーディング。速読用の本と判断。
    相撲が強いのではなく力士が最強、という説明あり納得。

    高速リーディングで読了。

  • 打撃、組技等の格闘技を、簡単な力学から解説する。
    とってもいい本なのだけど、自分の手から気が出てるとか、その辺がサクッと入ってるのが気になる。

  • [ 内容 ]
    神秘的に見える「奥義」も、実は力学的に高度な合理性にもとづいたわざであることを、本書は明らかにする。

    [ 目次 ]
    第1章 突きと蹴りの奥義
    第2章 投げの奥義
    第3章 あたりの奥義
    第4章 押しと突っ張りの奥義
    第5章 デモンストレーションの奥義
    第6章 受けの奥義
    第7章 組み手の奥義
    終章 最強格闘技は存在するか?

    [ POP ]


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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 格闘技の奥義を科学的に分析。
    最強の格闘技は…?という感じの考察も。

  • 理系ショウリンジャー必読。

    徹底して理系的に考えたい人は是非。

    文系の人にはオススメできませんが。

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