考える血管―細胞の相互作用から見た新しい血管像 (ブルーバックス)
- 講談社 (1997年6月20日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062571760
作品紹介・あらすじ
急速に進展した分子レベル、遺伝子レベルの研究は、従来の血管像をあざやかに描き変えた。全身の細胞と情報をやりとりし、相互に影響をおよぼしあいながら能動的にふるまう、「考える」システムとしての姿が見えてきたのである。収縮しなければならないときは自ら収縮物質を生成する。肝臓などの臓器とは互いの存在に重要な因子を出して支えあう。さらには、がん、高血圧症、心臓疾患など、重い病気に重要な役割を果たすことが判明し、血管への注目度は日々高まっている。ノーベル賞学者が予言した「動脈硬化を進める遺伝子」の発見者が、最新の知見を引っ提げ、知られざる血管の実像をヴィヴィッドに語る。
感想・レビュー・書評
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専門用語以外はとてもわかりやすく、詳しい知識がなくても楽しめた。 こんなに複雑なシステムが体の中で機能していることが信じられない。
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20年近く前の本なので現在の医学的な考えとは結構違いがありますね。
それにしても数式や化学記号が苦手なのがこの本を読んでよくわかった。
そういうのが文章に混ざってくると内容が頭に入ってこなくなってしまいます。 -
いろんな研究が綺麗に一つの理論に収束していく。暫く研究から離れてるけど背中がゾクゾクする快感を感じた。
遺伝子をとってKOして個体を見るというやり方では通用しなかった。局所環境としての血管に注目して、重要な細胞どうしの相互作用に着目したからこそいろいろなことがわかった。逆システム学に通じる考え方。 -
血管を構成する細胞の働きとその遺伝子について。切り口としてはガン・動脈硬化などの医療分野から。科学的な発見のエピソードと科学的な詳解が入り組んでいる構成で難易度は高め。微小世界の物理学、遺伝子、細胞の基本を理解していないと一瞬で置き去りにされる。っていうかされた。とはいえ素人が読んでも理解できる面白いところもあるので、割りきって流し読んでみるのもいいかと。
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血圧が高いと脳卒中になりやすい。心臓病にもなりやすい。気をつけよう。
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