新しい生物学―生命のナゾはどこまで解けたか 第3版 (ブルーバックス)

  • 講談社
3.29
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本棚登録 : 95
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062572415

作品紹介・あらすじ

動物、植物から細菌まで含む生命共通の原理を追究していちじるしく発展した分子生物学。その最新の成果を踏まえながら、DNA、細胞、個体、生物社会、進化、生態系までを簡潔にわかりやすく解説。

感想・レビュー・書評

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  • ブルーバックスで、改訂3版となった生物学の教科書のような本。3版が99年発行なので、分子生物学等ではやや古さは否めない。

    細胞(脳、神経、免疫の働き)、発生(情報伝達)、遺伝と進化、個体と集団などに分かれて書かれており、詳細な記述は高校等の教科書・参考書のほうがよいと思うが、発見の歴史等を学ぶことで興味がわくと思う。

    生物学全体を網羅したい、全体像をつかみたい人には良い本だと思う。

  • 1999年刊行。生物学の領域は広範だが、その基本構成要素たる細胞(機能面も含むが、光合成が一番興味深い)から、体の仕組み(脳・免疫・神経・筋肉)、分子遺伝学(適者生存ではなく、適者多産(少死))、集団・社会生物学、さらには生命概念まで検討。少し古いかもしれないが、生物学全体を素描するには最適の書の一つと思う。

  • [配架場所]2F展示 [請求記号]408/K-3 [資料番号]2004120744、2006108687

  • 「新しい生物学 第3版 -生命のナゾはどこまで解けたか」野田春彦、日高敏隆、丸山工作
    ブルーバックス・生物学。
    1999年発行の2刷です。
    棚-ubjap

    分子生物学の20世紀の成果について、流し読み。
    生物の知識は中学校止まり(!)な割りに、鈴木光司さん瀬名秀明さんのSFでちょくちょく読むので、改めて勉強になりました。
    酵素とかタンパク質とかDNAとか。
    本筋から脱線するトピックもありつつ、なかなか読みやすくて助かりました。
    あと、素直に「現在でも詳しくは分かっていない」、というところが多くて、そういうのは逆に分かりやすいです。良。(3)

    -----
    @全体として、[分子生物学]に関する本
    @[細胞と遺伝子]について、[ダーウィン、メンデルからワトソンまでの生物学の成果を説明しながら、]詳しく述べている
    @[構成]  細胞の成り立ちを概説し、それを包括する神経や免疫の働きを化学的に解説する。→ 発生、分化、体内の情報伝達について酵素の側面から説明する。 → 発生に先立つ遺伝について、遺伝子の発見・DNAの同定を主軸に、詳説する。 → 個体と集団というテーマで、1)器官の集合としての個体、2)群れとなわばりの動物行動学、3)生態学の先端を紹介。 → 生命の起源について、炭素型生物から地球外生命体へのロマンに軽く触れる。

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