「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
3.47
  • (51)
  • (114)
  • (213)
  • (14)
  • (8)
本棚登録 : 1427
レビュー : 115
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062572453

作品紹介・あらすじ

マニュアルはなぜ分かりにくいのか?右か左か迷わせる交通標識。庶民には理解不能な法律条文。初心者にはチンプンカンプンのマニュアル。何が言いたいのか分からない上司の話…。世の中にあふれる「分かりにくい表現」の犯人をつきとめ、すっと分かってもらえる「情報発信のルール」を考える。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小生の関心の一つの、文章術に関連して買った一冊。

    小生の悩みの一つに、考えてることが伝わりにくいということがある。
    そのため、分かりにくい理由を腑分けしていくためにこの本を参考としたが、これは文章ではなくて表現についての本であった。
    実例が写真で載っているのだが、NHKのテキストや道路標識などのレイアウトについてが問題となっていて、ビシバシ喝を入れていく。
    分かりにくくしている原因を明らかにして、解決策となるルールを提示していく。

    小生が参考になったのは、読み手のレベルを低く想定して書こうというもの。
    これは実は暗い体験がある。難しい専門用語、と言っても高校生でも知っていそうな平易なモノだが、を会話に使いまくっていた時、「生意気だ」と酷くバッシングを受けたのでした。極めつけは『難しい言葉を振りかざすのは、弱い自分を隠すために武装してるだけのバカ』『知識は語るものではなく人助けをするためのもの』などなど述べたてて非難されることとなりました。
    小生としましては、医者など目上の人から敢えて易しい言葉に直して説明されてるときに、「この程度のことは知ってるよ。舐めてんのか」と内心思っていた口でしたから、この反論にはビビりました。
    著者は、読み手はえらくバカな人間であると想定して書くのがいいんだよ、とルールを提示。例として子供を相手にした表現ならば、誤解が一切生まれずストレスフリーに読めるのだそうです。
    実際、本質的な大事なことは、難しい言葉で表す必要はないかも知れません。ロールズなどの著作も大変平易で明快な記述で有名です。ですから、バカを想定するかは置いといて、易しい表現で伝える、という原則は正しいのかも知れません。

    内容紹介
    マニュアルはなぜ分かりにくいのか?
    右か左か迷わせる交通標識。庶民には理解不能な法律条文。
    初心者にはチンプンカンプンのマニュアル。
    何が言いたいのか分からない上司の話……。
    世の中にあふれる「分かりにくい表現」の犯人をつきとめ、すっと分かってもらえる「情報発信のルール」を考える!

    目次
    第1章 「分かりにくい表現」がいっぱい!
    第2章 「分かりやすい」とはどういうことか
    第3章 「分かりにくい表現」の主犯たち
    犯人1 親切心の欠如
    犯人2 「受け手」のプロフィールの未定義
    犯人3 受け手の熱意の読み違い ほか
    第4章 「分かりやすい表現」のルールブック チェックポイント付き
    ルール1 おもてなしの心を持て。
    ルール2 「受け手」のプロフィールを設定せよ。
    ルール3 「受け手」の熱意を見極めよ。 ほか

  • そりゃそうだよね、と思う内容が多い。しかし、会社勤めしていると、こういう当たり前の表現ルールを守れない人があまりに多い。

  • 先に「分かりやすい文章の技術」を読みました。
    最後に刊行された「文章の技術」が濃かった分、繰り返し文句が多く、あまり吸収する部分はなかったですが、「そうそう!」と納得する部分は大いにありました。


    インストラクターには、プロフェッショナルよりも中級ぐらいの人が、初心者の分からないを分かる。とありました。
    まさに私が友人にパソコンを教えていたとき、
    「だからプロパティを~」「プロパティってなに」
    「だからアカウントを~」「アカウントってなに」
    こんな感じでした。

    それ以降、掘り下げて掘り下げて、図を入れて…と、説明のための工夫をしていたら、さらにパソコンが上達て、一石二鳥の成長を遂げました。


    P90の日付の違反例で、「04-05-98」だと、4月5日なのか、5月4日なのかわからないから、「04-MAY-98」という表現しましょう。とありました。
    でもこれって、英語ができない親、祖父母世代はもっとわからなくないか?と思いました。

    また、P61の例題でウォータープルーフの説明がありましたが、結局ウォータープルーフってなんだ?と、本書と関係ないことがひっかかって、「きっと、分かりやすい表現の技術の本なんだから、どういう意味か書いてるよな?」と、読み返しましたが書いておらず…。うーん。
    確かに、「水がかかることを想定した」「そそっかしい人を想定した」とは書いてましたが、それが結果、「防水加工のこと」とは書かれていなかったので、おや?っとなりました。
    ウォータープルーフ自体の説明がメインの話ではなかったですが、同シリーズの、「分かりやすい文章の技術」に、「たった一行でその著者の信頼を失った」とありましたが、これもまあ言ってしまえば「たった一言(ウォータープルーフとは結局は防水加工のことですよ。と)書いてなかったことで、信頼を少し落とした」と思いました。

    P98の例題で、先に話すことが「3つあります」という表現は、就職活動でも教わりました。
    聞く姿勢が整うし、因果関係を結びやすい。点と線の関係で伝わりやすいことと、3つが人間一番覚えやすいし、思い出しやすいと教わりました。

    P160で「分からないのはお前がわるい。ちゃんとここに書いてあるじゃないか」と反論するために掲げられているようです。
    とありました。
    まさに契約書がそれです。
    インターネットを契約するとき、「3,000円ですよね。じゃあ契約します」と言ったのに、請求は5,000円。「話が違うじゃないか!」と言えど、「ちゃんと契約書読んで欲しいもんだね」という態度でした。

    今は、「分かりやすい表現」や、「説明」「文章」の技術も必要ですが、契約書みたいに「契約者にわかったから都合が悪い内容が書かれている」ことを暴く技術も必要だと、常々思っています。

  • 勤務先の図書館で破棄予定だったためサルベージ。
    「分かりやすい説明〜」よりも読みやすく有用。

  • 具体例は共感できるが、例えは不自然だし、何よりチェックポイントは使えない。網羅しようとするあまり多過ぎる。

  • もともと、人工知能の研究を通して、脳の学習をしていた著者がかいた、「わかりやすい表現」の技術。

    著者がいう「わかりやすい」とは、

    ・脳内の整理棚のどの棚に「受け取った情報」を入れればいいのかがすぐに分かり
    ・あとで脳内の整理棚にいれられた「受け取った情報」を取り出しやすい

    という状態だ。



    だから、情報を表現する側は、相手の脳内ボックスに入りやすいように情報を加工して届ける必要がある。

    たとえば、事例がわかりやすいのは、受け取った情報を脳内のどの棚に入れればいいかがわかるからである。

    後半では、「わかりくい表現」の原因を16個並べ、それぞれに対して、「なんでわかりにくいのか?」を論理的に説明している。

    たとえば、「受け手の熱意を読み違えている」「複数解釈ができてしまう」「ガイドの欠如」「大前提の説明もれ」などだ。

    リモートワーク中は、文章や図で人にわかりやすい表現で伝えられるかが意志疎通の点では重要なので、書いてある「わかりにくい表現」をしないように、表現を磨きたい。

  • 島田英昭先生(教育学部)
    「ちゃんと相手の立場に立って説明してよ!」―よく言われます。でも、相手の立場に立つって、どうすればいいの!?本書は、認知心理学の知見を取り入れつつ、著者独自の視点から、相手の立場=相手のわかる仕組みを解説し、わかりやすい説明についてわかりやすく解説しています。シリーズ4冊組、最初の刊行から10年以上たちますが、今でも本屋に平積みの、大ベストセラーです。
    ★信州大学附属図書館の所蔵はこちら★
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA40629461

  • 世の中、わからないものだらけ。取り扱い説明書に、道路標識に、申請書類に……。わかりにくさの”正体”がわかります。

  • そっか!分からないのは僕だけじゃなかったんだ!
    「案内板」もそう、「説明書」もそう、世の中は分からないものだらけ。
    この本を読むまでは、何ら疑問を持つことなく「分からないもの」に触れてきました。
    確かに、言われてみれば世の中 分からないもので溢れている。
    「分からないもの」を、いかに「分かる」にするのか、そのルールが詰まった書籍です。

  • こうやって読むと、当たり前のことがほとんどだが、全てに気を配るのはなかなか大変なことだと思う。重要な場面では一度立ち止まって、何か足りないものは無いか、できることは無いか、この本を思い出して確認することが大切。

全115件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

藤沢 晃治(ふじさわ・こうじ)

慶應義塾大学卒業。管理工学を専攻し、卒論では、AI(人工知能)をテーマとしてチェスを指すプログラムを作成。大手メーカーでも専攻を活かして、ソフトウェア・エンジニアとして勤務。『「分かりやすい説明」の技術』、『「分かりやすい文章」の技術』、『「分かりやすい表現」の技術』の3部作のベストセラーなど、講談社・ブルーバックスの著作がシリーズ合計65万部を超える。2005年に退職後、数多くの企業向けの研修で活躍中。「分かりやすく伝える技術」をテーマに、日本テレビ系の教育バラエティ番組『世界一受けたい授業』にも講師として出演。TOEIC900点、英検1級、工業英検1級、通訳ガイド資格(英語)なども持つ。
その他に『日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法』(三笠書房>)、『新装版「分かりやすい表現」の技術』(文響社)、『心を動かすプレゼンの技術』(角川書店)、『「判断力」を強くする』(講談社)など著書多数。

「2020年 『頭のいい段取り すぐできるコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤沢晃治の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェームス W....
デールカーネギ...
エリヤフ・ゴール...
ロバート キヨサ...
有効な右矢印 無効な右矢印

「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール (ブルーバックス)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×