新・太陽電池を使いこなす: 家庭でも楽々使える (ブルーバックス 1246)

著者 : 桑野幸徳

• 講談社 (1999年3月1日発売)

作品紹介・あらすじ

太陽の光を受けると泉のように電気が湧き出る魔法の板。どうしたら自宅に太陽電池を設置できるか?ビルや工場、公共施設に設置するには?そのコスト、耐久性は?新しい応用分野は?全世界のエネルギーを太陽電池でまかなう「ジェネシス計画」とは?-太陽電池の最新情報と将来の展望をやさしく解説。

感想・レビュー・書評

[kaizenさんの感想 · 2011年12月25日]

もう３０年以上前になりますが、太陽電池つきの電卓は画期的でした。
太陽電池なんて実用的にならないと思ったのに、いっきに実用になりました。

今度は、もっと早く家庭・工場の屋根につくとおもったら、こちらやゆっくりのようです。

単結晶シリコンの太陽電池が効率がよいが、製造が複雑とのこと。
アモルファスは製造が簡単で、大きなものも作れるが、効率がよくないとのこと。

社会制度、応用実験例などの紹介がある。

[myzw0421さんの感想 · 2011年1月22日]

太陽電池についての紹介などがメイン．
今後のエネルギーセキュリティを考えていく上で，不可避な発電方法かと思います．
資源ってものはいつかは利用できなくなるけど，太陽光は太陽がなくなるまで無限に降り注いでくるから，半永久的な利用が可能だろう．

本文では，一般の人向けに「太陽電池をあなたのご家庭でも！！」というスタンスで話が進められている．まあ，ブルーバックスだし．

情報が若干古いのは否めないが，読み物としてはすごく読みやすかった．
自治体からの補助がきちんと整備されていなかったりだとか，製造に必要な原料が不足しそうだとかいろいろな次元の問題はありそうだけど，太陽光発電が一般家庭にも広まればよいのでは？