記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1928
レビュー : 190
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062573153

作品紹介・あらすじ

神経科学の目覚ましい進歩によって脳の記憶の実体がついに見えてきた。記憶力を高める「夢の薬」を研究する著者が、LTPやシナプス可塑性などの最新理論を解説しながら、科学的に記憶力を高めるための具体的な方法を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 年を重ねて記憶力なくなってきたのは、努力が足りなかったからなのかいっ!
    という突っ込みは置いておいて、エピソード記憶はなるほど、です。思い出すこと(=検索)は意識的にできるけれど、忘れることは意識的にできない。そうだそうだ。うーん、なるほどの連続です。とちゅう難しいけど。(Na+通すところって、あんなに精密なんだ・・・←ひとりごと)

  • この本は2度繰り返して読んだ。
    脳科学の大切なことをこの本から吸収した。
    2度目は、一度目の時より、内容を熟知していた自分を確認しながら、初心者に向けて、これほどわかりやすく脳科学についてていねいに書いていることに感心しながら読むことができた。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「内容を熟知していた自分を確認しながら」
      この本の成果?
      最近、物覚えが悪くなったので歯止めを掛けるために読んだ方が良いかな?と思っています...
      「内容を熟知していた自分を確認しながら」
      この本の成果?
      最近、物覚えが悪くなったので歯止めを掛けるために読んだ方が良いかな?と思っています。
      2012/08/01
  • 某書に本書の紹介があり読んでみました。

    脳科学について踏み込んだ内容の紹介がありました。なかなか難しく、脳構造について基礎的な学習を事前にしておけば良かったと痛感しました。
    ただその中でも、個人的に活かしたい、印象的な事柄の紹介が数個ありました。

    記憶には、短期記憶と長期記憶とがあり、氷山の構造に類似している。
    無意識に思い出される、自然に口に出されたりする、意識が介在しない短期記憶(潜在記憶)は、脳をもつ動物が持つことが出来ます。人間と動物の違いはエピソード記憶(長期)も多く持つことが出来ること。
    また失敗を多くすること、手順を追って一から実施していくことが記憶する為に大事である。

    結局目についた結論部分は、色々な本に書かれている物と似ていることであったが、記憶に残すために、楽しい雰囲気で(詰め込もうとしない)、周りの情景についても意識を向けてエピソード化する、何度も繰り返し近道しないことを意識していこうと思った。

  • 記憶とは何なのか?
    記憶の仕組みはどうなっているのか?
    脳科学の入門書としておすすめの1冊。

  • 13/7/6
    東京国際ブックフェア
    =================
    BBT
    経営スキルを使える力として習得するには「学ぶ」→「理解する」
    →「やってみる」→「検証する」というプロセスが必要です。

    稀に、知識自体にはまってしまい、経営知識オタクになってしまう人も
    いますが、目指すべきは「使える力」へと「知識」を変化させる事です。

    そのためのひとつの有効な方法は、

    「私は〜と思います。例えばこんな経験をしました。」

    というように、自分自身の経験を経営のフレームワーク(思考の型)で
    整理して、クラスで積極的に発表したり議論したりする事です。

    そうすることで、

    「自分は何が分かっていて、何が自分に分かっていないか」

    が明確に認識できるようになります。

    特に、習った事を実行してうまく行かなかった時ほど、それを言語にして
    整理します。そうすれば問題意識が明確になり、ちょうど中学生の
    とき読んで何も感じなかった名作が、大人になって読み返したときに
    新しい発見を山ほどするときのように、そのままでは気づかなかった
    重要なポイントを、記憶の片隅から再発見する事が出来ます。

    また記憶に関して、テキサス大学のマグネセン博士が面白い研究結果を
    発表しています。

    【私たちの行動と、その行動が記憶に残る割合】

    ・読んだ時(20%)
    ・聞いたとき(30%)
    ・話したとき(50%) ←☆自分の考えを人に教える事
    ・行動したとき(60%) 
    ・上記すべてを実行(90%)

    また東大の脳科学者・池谷裕二氏も「脳と記憶」について似たような
    事例を紹介されています。

    ▼脳は「入力」より「出力」で覚える(日経ビジネス)
    http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080402/152046/

    脳科学者の茂木健一郎さんも、毎日朝ブログを書く事が、頭の中を整理
    するのに非常に良いとおっしゃっており、ご自身もブログ「クオリア
    日記」で実践していらっしゃいます。

    ──────────────────────────────────
    「人間の記憶というものは、出力を通じて整理され、意味という
    抽象概念を通して初めて経験という応用可能なものに変化する。
    ブログを書くことでこのことが可能となる。さらに、見られることを
    意識することで、行動を変え少し背伸びした内容を書くようになり、
    自身の成長につながる。」 (茂木 健一郎)
    ──────────────────────────────────

    大前研一も

    「アウトプットを前提としてインプットを行うといい意味で
    自分を追い込むことになり、成果につながりやすい」

    として積極的に現場を歩き、自分が学んだ成果は、必ず講演で
    話したり、書籍として発行しています。(上記のマグネセン博士の
    研究結果の通り、講師が一番よい勉強をしているのです。)

    よく「人は自分で喋ったことしか覚えていない」などと言われる事が
    ありますが、これも同じ事です。

    ●抽象的な考えを説明する力

    またビジネスはコミュニケーションで成り立っているため、その精度を
    高めるために、他人に対して抽象的な概念を明確に"言葉"で伝えること
    のできる技術を磨くことは非常に有用です。

    ここで、ヒットを連続しているアートディレクターの佐藤可士和氏の
    言葉を引用します。

    ──────────────────────────────────
    「漠然とした状態の心理や、心の奥深くに埋もれている大切な思いを
    堀起こして言葉にすることで、抽象的な思考を情報として相手に
    伝える事が出来ます。思考の言語化には、自分の考えをまとめたり、
    秩序立てて整理できるという効果も期待できます。」
    (P 35 THE 21 2008-1)
    ──────────────────────────────────

    ぜひ読者の皆さまも、自分の思いを言語化する機会を沢山つくって
    いただければと思います。


    ●経験を通じた「暗黙知」を学ぶ

    また経営を学ぶ際に重要なのが、「暗黙知」。これは、職人が長年の
    経験を通じて身につけた「巧みの技」に当るもので、図解や文章、
    大学教授などによる"他人"の解説や理論ではなかなか伝わりません。

    本来は弟子入りするのが一番ですが、そこまでやらなくても暗黙知を
    使って成果を上げている人と、一緒に仕事をする機会を積極的に
    つくったり、有名経営者の話に映像などでふれるだけでも、なかなか
    理論にはない「経営の要諦」を学べます。

    そして、それをモデリングしてしまえばよいのです。

    Eラーニングの進化で、ますます教室とのボーダーレス化が進んでい
    ます。ミラーニューロンを繰り返し刺激出来るなどの点を考えると
    教室と比べても、Eラーニングの方がアドバンテージが高くなる時代も
    そう遠くなさそうです。

    -----+-----+-----+-----+-----+-----+-----+-----+-----+-----+-----

  • 38078

  • 「睡眠と記憶の関係を知りたい」そう思って予約した本。一度借りたが時間切れ。

  • ○脳の神経細胞
    脳の細胞の並び方は、まったくといってよいほど個人差がありません。


    ○記憶の3か条
    1.何度も失敗を繰り返して覚えるべし
    2.きちんと手順を踏んで覚えるべし
    3.まずは大きく捉えるべし

  • 最新の脳科学の紹介のようだが、記憶法はありふれている。
    最初の学習からの復習は。1週間後、その後、2週間後、その後、1ヶ月後の計2ヶ月。
    カフェインは記憶を良くするが、常習すると効かなくなる。

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著者プロフィール

1970年 静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。東京大学薬学部教授。2002~2005年にコロンビア大学(米ニューヨーク)に留学をはさみ、2014年より現職。専門分野は神経生理学で、脳の健康について探究している 。また、2018年よりERATO脳AI融合プロジェクトの代表を務め、AIチップの脳移植によって新たな知能の開拓を目指している。文部科学大臣表彰 若手科学者賞(2008年)、日本学術振興会賞(2013年)、日本学士院学術奨励賞(2013年)などを受賞。また、老若男女を問わず、これまで脳に関心のなかった一般の人に向けてわかりやすく解説し、脳の最先端の知見を社会に有意義に還元することにも尽力している。

「2020年 『パパは脳研究者〜子どもを育てる脳科学〜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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