記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 199
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062573153

作品紹介・あらすじ

神経科学の目覚ましい進歩によって脳の記憶の実体がついに見えてきた。記憶力を高める「夢の薬」を研究する著者が、LTPやシナプス可塑性などの最新理論を解説しながら、科学的に記憶力を高めるための具体的な方法を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 年を重ねて記憶力なくなってきたのは、努力が足りなかったからなのかいっ!
    という突っ込みは置いておいて、エピソード記憶はなるほど、です。思い出すこと(=検索)は意識的にできるけれど、忘れることは意識的にできない。そうだそうだ。うーん、なるほどの連続です。とちゅう難しいけど。(Na+通すところって、あんなに精密なんだ・・・←ひとりごと)

  • この本は2度繰り返して読んだ。
    脳科学の大切なことをこの本から吸収した。
    2度目は、一度目の時より、内容を熟知していた自分を確認しながら、初心者に向けて、これほどわかりやすく脳科学についてていねいに書いていることに感心しながら読むことができた。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「内容を熟知していた自分を確認しながら」
      この本の成果?
      最近、物覚えが悪くなったので歯止めを掛けるために読んだ方が良いかな?と思っています...
      「内容を熟知していた自分を確認しながら」
      この本の成果?
      最近、物覚えが悪くなったので歯止めを掛けるために読んだ方が良いかな?と思っています。
      2012/08/01
  • タクシー運転手の記憶力
    神経細胞は大人になってからでも十分に増殖する。

    豊かな環境と豊かな記憶
    豊かな環境の方が海馬の神経細胞の数が多い。
    学習能力が高い→記憶が定着する。

    進化の歴史が認めた記憶の料理人
    電話番号 5390467281→53-9046-7281
    少数精鋭の海馬の神経細胞が「記憶」にとって重要。
    海馬が働かないと「記憶」ができない。

    思い出せないのに記憶?
    自分の経験や出来事に関連した記憶→エピソード記憶
     →自分で意識して思い出せる。
    抽象的な記憶 (例)ペンギンは飛べない→意味記憶
     →思い出すには「きっかけ」が必要。

    「青」進め!「赤」止まれ!
    記憶とは「失敗」と「繰り返し」によって形成され強化されるもの。
    きちんと手順を踏んで覚えること。
    大まかに捉えること。

    記憶に関することが書かれており、イラストもあって分かりやすかった。脳の難しい話でも、例えがあって読みやすかった。私は記憶することがとても苦手で、この本を読み始めたが、記憶するには何度も繰り返すことが大事だと分かった。

  • 脳は精密機械

  • 記録用

  • 脳科学に楽しい!なんか人に話したくなる内容がたくさん書かれていてワクワクしながら読めた。

    ①HMという重度のてんかん発作の持ち主がいた。彼のてんかんは海馬から始まっていたことが分かったので取り除く手術が行われ無事に成功した。しかし記憶障害が残ってしまい、「毎日がその日一日で終わってしまう。どんなに楽しいことがあっても後には残らず、いつも夢から覚めたときのよう」と語っている。このことから海馬は記憶を司る場所ということが分かる。

    ②神経回路は電線のような連続体ではなく、線維と線維の間は途切れている。線維を伝わってきた活動電位は、その境目で次の神経細胞へ乗り継ぎをしなければいけない。その乗換駅のことをシナプスという。

    ③神経回路を走り回る情報は活動電位。活動電位はシナプスを飛び越えることができないため、いったん神経伝達物質という化学信号に翻訳される。シナプスは電気信号→化学信号→電気信号という変換を行う小さな工場。

    ④アメリカ初代大統領を知らない状態と知っている状態がある。この変化は生まれてからいままでのあるときのきっかけによって引き起こされている。ここ両者の状態を移行するとき、脳になんらかの変化が起こっている。つまり脳には、あるきっかけにしたごって変化を起こし、この変化を保ち続けるという性質がある。これを脳の可塑性と呼ぶ。

    ⑤もし見えているものをすべてもれなく記憶してしまうと、脳のメモリーはすぐに満杯になってしまう。記憶すべきものとそうでないものをきちんと選択することが、限られた容量を利用するための最低条件。シナプスには閾値(いきち)という記憶するために必要な最小の刺激量が設定され、それを超えた強い信号のみ選抜して記憶している。

    ⑥シナプスの可塑性を発見した研究者は、海馬歯状回のシナプスを高い周波数で刺激すると、シナプス伝達の効率は上昇し、この現象は刺激後長時間持続したと言っている。この現象のことをLTPと呼ぶ。このLTPこそが脳の記憶である。

    ⑦情動が絡んだ事象はよく覚えていることが多い。情動は扁桃体の部位から生まれ、この扁桃体が活動すると海馬のLTPが大きくなる。

  • 記憶のメカニズムについてわかりやすく解説。

    •個人的な学び

    神経細胞と神経回路が記憶の基盤

    シナプスが重要なテーマ
     シナプス可塑性•LTP
     回路をより強く、より早くまわす

    記憶の種類の違い
     陳述記憶(エピソード記憶•意味記憶)
     非陳述記憶(手続き記憶•プレイシング記憶(勘))




  • 記憶の仕組みがよくわかる。受験生におすすめ。中学一年生くらいから読めます。

  • 2021年現在で内容を改編して再度出版して欲しい。
    K90は実用化しないみたいですし

  • 子供の学習の何か参考になればと読み始めましたのですが、期待以上に面白かったです。記憶力を増加させる薬を研究しているのがすごい。そんなものをつくろうとするて発想すらでてこない。

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著者プロフィール

脳研究者。薬学博士。東京大学大学院薬学系研究科薬学専攻医療薬学講座教授。
専門分野は大脳生理学で、海馬の研究を通じて、脳の健康や老化について探求している。

「2021年 『心のコリがスーッとほぐれる大人のぬり絵 季節の花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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