マンガ 化学式に強くなる―さようなら、「モル」アレルギー (ブルーバックス)

著者 :
制作 : 高松 正勝 
  • 講談社
3.53
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本棚登録 : 290
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062573344

作品紹介・あらすじ

幸ちゃんはなぜモルが分かるようになったのか。化学式が苦手、モルがわからないというのは、闇雲に丸暗記しようとするから。あなたも主人公の幸ちゃんといっしょに、色気や食い気も総動員して、楽しく化学を勉強してみませんか。

感想・レビュー・書評

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  • 非常に分かりやすかった。
    もっと早く読めばよかったと後悔

  • 高校化学選択したはずなのに、モルって言葉すら憶えてないんだけど。ヒデエ。
    なにに引っかかり、「理解不能」になるかをよーく踏まえて解説してくれてると思います。万能記号は、それが必要だから生みだされたんだなあ。

  •  ルポ漫画の天才である著者が、5年の歳月をかけて描き上げた化学の学習マンガです。

     学習マンガという肩書きで本書を舐めるなかれ。たいていの学習マンガは、あたかもピーマンやニンジン、椎茸を細かく刻んで野菜炒め煮混ぜるが如く、「子供の嫌いな勉強でも、マンガにしとけば食いつきよるやろ」と言わんばかりの「絵解き」が氾濫しています。
     が、子供もバカではありません。むしろ、マンガを読み慣れている「現役世代」ですから、そういう大人の子供を舐めた媚びをすぐに見透かします。私からすると、子供が一番目の肥えている分野に一番の粗悪品を提供して、それで受け入れられると本気で思っているのか? と言いたくなるところです。

     この点、作者は『オールナイトライブ』や『大人のしくみ』、『銭』や『限界集落温泉』、そして最近で印象に残っているところでは東日本大震災のあれこれを取材したルポ漫画『僕と日本が震えた日』などの実績があります。取材対象をわかりやすく、かつマンガとして面白く描く才能は折り紙付きの作者。そんな作者が、その能力を遺憾なく発揮し、5年の歳月をかけて丹念に描き上げたんですから、これが面白くないわけがない!

     高校時代、化学の授業がさっぱりわからず、「六方細密充填」しか覚えていない私にとって、このマンガは読んでて悔しくなります。
    「ああ、高校時代にこれがあったら…っ!」

     化学好きな人は勿論、化学が嫌いだという、特に高校生に強くお勧めしたい一冊です。

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  • 化学音痴の幸ちゃんが、友達の由ちゃんの兄貴に化学を教えてもらって、化学という学問の入り口に立つまでを描いたマンガ。

    そもそも「モル」って何のためのもの?という素朴なギモンに由ちゃんの兄貴が答えてくれています。
    「6×10の23乗個の集団のモルは、目に見えない分子と、実際の質量「g」、体積「l」を結ぶ単位なんだよ」

    モルのおかげで、化学式を見ただけで、実験をするときに何を何gに何を何g混ぜればいいのか正確にわかってしまうという・・・優れものの単位なのです。
    「モル」(1モル=6.02×10の23乗)って難しそうだけど、1ダースは12本というのと同じただの単位だととらえればよかったんだな。
    このマンガを読むと、化学式の見方が変わります。

  • 化学に苦手意識があるが、興味はあるという人向け。

  • 430

  • ユーモラスでちょっぴりセクシーな高校生の幸ちゃんが、
    友人の由子ちゃんのオタクなお兄さん(化学専攻)に化学を教えてもらうという設定。
    花火を見てもボートに乗っても話題は化学のことばかりというお兄さんと、
    化学式の嵐に四苦八苦する幸ちゃんの掛け合いがおもしろい。

    話題は「化学とは何か」に始まり、
    原子、分子、周期表、原子価と電子配置、イオン結合、共有結合と金属結合、化学反応式の作り方と続く。
    最も紙数を割いているのは、主人公幸ちゃんの苦手なモルに関する説明で、
    「モルとは何か」に始まり、1モルの質量、体積を求める方法、アボガドロ数、
    モルと化学反応式の関係、モル濃度などをわかりやすく解説している。
    漫画を読むだけでも理解できるが、随所に用意されたまとめや表を見ればさらに理解が深まる。

    「モルは基本的には化学の単位であるが、
    目に見えない原子や分子と実際に使う質量や体積を結びつけるもの」

    『何と何を混ぜれば、何と何と何が出来る』というのを記述、予想することは、
    化学の重要な問題のひとつだが、『
    何と何を混ぜれば、何と何と何が出来る』
    といった話を定量的に理解、
    つまり『どれくらい?』という視点を持つことは、化学
    を理解するうえで最も基本的であり実は難しい。
    (そもそも人間は定量的理解に向いていないこともあり)
     
     この本は、特に化学反応に『どれくらい?』という視点を持たせることに焦点をしぼってきた。
    確かに定量的な視点を持てると理解が早いのだがが多くの人が苦労する。
    定量的な視点をここまで手際よく教え、一気に視界を広げるさまは見事である。


    [ 目次 ]
    つくばの人
    原子と分子
    原子量と分子量
    実験してみよう
    周期表
    原子価と電子配置
    イオン結合
    共有結合と金属結合
    化学反応式の作り方
    モルとは何か
    1モルの質量
    気体1モルの体積
    アボガドロ数
    化学反応式の中の「モル」
    気体のモル応用編
    液体のモル応用編
    化学が好きになる

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著者プロフィール

漫画家。ちんげ教教祖。1963年静岡県下田市出身。美術予備校時代から編集プロダクションのライターとして雑誌作りに関わる。ゲーム攻略、記事、コラム、イラストなどをこなす。元編集者兼ライター兼イラストレーター。東京芸大油絵科除籍後、多忙すぎるプロダクションから独立。マンガを描く。1ページのルポ漫画から、広告マンガ、ストーリーマンガまで幅広く受け付けている。著書に『ナナのリテラシー』『限界集落(ギリギリ)温泉』など。Twitter: @MisoSuzuki 鈴木みそオフィシャルBlog『CHANGE』

「2015年 『凡庸な作家のサバイバル戦略──結局どうすりゃ売れるのさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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